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お話8・・・少女”K”

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終戦後、1950年頃でしょうか。少女”K”の話です。

当時 彼女は洋裁学校に通っていました。学校の向かいには

ダンスホールがあり、船員が遊びに来ていました。確かこの辺には

赤線もあったと聞きます。”K"は学校の帰り 船員によく誘われて

いたそうです。船員たちは”K"を”ベイビーさん”と呼んでいました。

あるときコックさん(コックリさんではありません)に船に招待され、

サイダーをいただきました(コックなら料理を出しなさい!)。

味もソッケもなく、まずくて飲めなかったそうです。ひょっとして、

そのサイダー・・・アルコールと割って飲むものでしょうか?

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黒人は優しいから、家までついて来ても”帰れ”と言ったら

素直に帰るそうです。問題は白人の船員です。

悪質なストーカーそのものです。”帰れ”と言っても帰りません。

と聞き及んでいます、だから 

インド人は大歓迎、でもソ連人が怖かったのは

この過去の出来事が原因なのでしょうか?

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”K"は曲がった事・外れた事を絶対許さない真面目の塊のような人間です。

そんな彼女を 極道の方々が恐れて避けて通るほどの人物が”ねえさん”と

呼んでいました。不思議でなりません。

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