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●傷病鳥獣を見つけたら救護する前に、まずはご相談下さい。
  (池田動物園では岡山県内で保護された野生動物の保護活動を行っております。)
*基本的には歩行や飛行が出来る様であれば救護の必要はありません。
*イヌやネコなどのペット類は一切扱っていません。
*発見者の方にセンターまでの搬送をお願いしています。(一部大型種を除く)
*野生動物を飼う事は法律(鳥獣保護法)で禁止されています!ご注意下さい。

野鳥の子育て

2016年5月24日
日中の日差しが暑くなってきましたね。今日は野鳥の子育てについて少しお話します。
多くの鳥はまさに今、子育てに大忙しです。道を見てもあちこちで巣立ち雛がお母さんを待っていたり、餌をもらっている姿を見かけるようになりました。鳥は種類によってお椀型、筒形などさまざまな形の巣を作り子育てをします。また巣を作る場所も様々で木の上や家の壁、木のウロ、草むらなどその鳥に合ったものになっています。中には他の種類の鳥の巣を使っているちゃっかりしたやつもいます(笑)

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巣が完成したら親鳥たちはそこで卵を産み、温め、卵が無事孵ったらカモやキジ以外は1日中ヒナに与える餌を探して飛び回ります。生まれたてのヒナはまだ羽も生えておらずピンクの地肌が見えるほど小さいのです。親鳥は毎日餌を探し、与え、ヒナたちを寒さや雨から守ったりと大変・・・。これは人間の子育てでも同じですね。ですが野生で生きる鳥たちは人間と大きな違いがあります。野鳥の多くは一度にたくさんのヒナが生まれますが全羽が無事巣立ちをむかえられるとは限らないのです。もちろん病気や先天的な異常などもあるとは思いますが、多くは自然淘汰(強いヒナが弱いヒナを巣から落とすなど)、敵からの襲撃、そして人間による巣の撤去などが原因となっています。本来は鳥獣保護法で卵やヒナのいる巣を許可なく撤去することは禁止されていますがこの法律を知らない人が多いのが現実です。

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ヒナたちはある程度大人の羽がはえたところで巣立ちを迎えます。ちなみにスズメだと生まれて二週間くらいで巣立ちとなります。「巣立ち」といえばかっこよく聞こえますが見た目はまだ産毛が残っていてとても大空を飛べるようには見えません。鳥のヒナの巣立ちはほとんどがうまく飛べない状態で巣立つのです。巣から飛び出てもうまく飛べないヒナたちは親鳥が餌を運んでくれるまでじっとしています。草むらや物陰に隠れて親鳥がきたら大きな声で「ここだよー」と言わんばかりに口を開けてアピールをします。そしてすこしずつ餌をねだって親鳥についていくことで飛べるようになっていくのです。
ある程度しっかり飛べるようになれば親鳥についていき一緒に餌を探したり、天敵が何かを教わります。ヒナにとってはこの時期が野生で生きていく知恵を教わる一番大切な時期になります。この時期にもヒナたちには危険がいっぱいです。鳥獣保護センターでもこの時期一番多いお問い合わせが「ヒナを拾った」というお電話です。拾った方の多くは親鳥をじっと待っているヒナをたまたま見つけてしまい心配になって連れて帰ってしまうのです。私たち人間から見れば小さいヒナが一羽でじっとしていれば心配にもなるかもしれません。ですがよく考えてください。親鳥からしたらたまったものではありません。大切に育ててきた子供をいきなり人間(天敵の一つ)が連れて行ってしまうのです。親鳥からすればそれは「保護」ではなく「誘拐」になってしまうのです。人間には人間の生き方がありますが、同じように野鳥や野生動物たちにもそれぞれ種の生き方というものがあります。外敵に襲われることもあるでしょうがその外敵ももしかしたら自分たちも子育て中でヒナが餌を持って帰るのを待っているかもしれません。野生の世界では「弱肉強食」が当たり前なのです。もしヒナを見つけてしまっても「がんばれよ!」と思い見守ってあげてください。(もちろん人間が原因になっている怪我をしている場合はご連絡ください。)

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たくさんの危険を乗り越え、立派に育ったヒナのみが立派な大人となり本当の独り立ちをしていきます。もちろん独り立ちをしても危険はたくさんあるのですが野鳥たちはそういう厳しい環境のなかでたくましく生きているのです。

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少し長くなりましたが少しは野鳥の子育てについて知ってもらえたでしょうか?
これから「誤認救護」や「巣の撤去」が増えてきます。私たちが正しい知識を持つことで守ってあげられる命があります。もちろん野生動物を許可なく飼うことも禁止されています正しい知識のないまま飼育をすることは鳥たちに二次的な被害が起こるかもしれません(栄養障害など)。怪我をしていたりして一時的な保護なら大丈夫ですが、保護したら早急に各県の担当施設への連絡をお願いします。

池田動物園のバードウィーク

2016年5月15日
5月10~16日は愛鳥週間(バードウィーク)です。愛鳥週間は野鳥や野鳥の住む環境や周りの生態系を守ってこう!という考えをみんなに知ってもらうためにつくられた一週間です。池田動物園では毎年、鳥を好きになってもらうイベントとして、子育て上手なボタンインコさんの巣箱づくりを行っています。2016年は5月15日に4組のお友達と一緒に行いました。今年は昨年よりバージョンアップして、飾り付けだけではなく、板の組み立て作業から始めてもらったため、難しさもレベルアップ・・・(^_^.)熱で固まるボンドを使用しての組み立てはなかなか難しかったようで、参加者の方はお父さんやお母さんと一緒に頑張っていました。上手に巣箱を組み立てることが出来たら次は飾り付けです。今年は参加者全員が女の子だったこともあり、飾り付けは時間をかけて仕上げていました。おかげでとってもカラフルでかわいい巣箱の完成です。そして、最後はみんなでボタンインコ舎まで行って設置です。参加者のお友達の多くは初めてボタンインコさんのお部屋に入るのでみんな少し緊張気味・・・(^_^;)ですが、全員無事に設置することが出来ました(*^^)v
今年はいつもと少し巣箱の形が違うためなのか、すぐには巣箱の中には入ってくれませんでしたが、興味津々。どのお家にしようかみんなで相談しているようでした(^◇^)
次は7月に観察会(参加者の方のみ)があります。楽しみですね♪ボタンインコさんも子育て頑張ってね(*^_^*)


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ヒナを家に連れて帰らないで!!

春から夏にかけ、人間による巣立雛の誘拐(誤認救護)が多発します。
『巣立=自立』ではなく野鳥のほとんどが巣立ってから練習を重ねやっと大空を飛べるようになり、それと同時に餌の食べ方・獲り方・探し方、外敵の存在・逃げ方など、ヒナの成鳥段階に合わせ親鳥が「野生で生きる術」を教え込んでいきます。ヒナがうまれて巣立ちするまでの期間は、種類によって異なりますが小鳥の場合早いもので10日~1ヶ月程度。ちなみに巣立から自立(独り立ち)するまでの期間は早いもので約2週間~1ヶ月。親鳥と一緒に暮らせる期間はとても!!短いんです。この短い間に親鳥が持つ全ての知識を教え込んでいきます。この大切な期間を生き方の全く異なる人間と過ごした場合、ヒナ達の行く末は大変苦しいものになってしまいます。
どんな生き物の子供も親と一緒に居る事が1番の幸せです。人間の価値観で親子の仲を引き裂くべきではありません。巣立雛が危険な所にいたら、そっと近くの物陰に移し私達は立ち去りましょう。親鳥は巣立ち雛の側にずっと寄り添って生活はしていません。雛のため自分の為に餌を探しに行き雛をどこか(巣ではない場所)に待たせています。親鳥が帰ってきます。(人間も野生動物にとっては外敵の一種です。私達が近くにいると親は雛に近寄れません。ご注意ください!!)(*^^*)/善意の誘拐「誤認救護」をなくしていきましょう☆ご協力よろしくお願いします☆
写真は全て巣立ち雛です。
*雛は防衛策としてじっと動かない行動をとります。ケガしている??救護すべき??判断に迷ったら雛を連れて帰る前に、まずはセンターにご相談下さい。
☆086-252-2131☆


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    キジバト  ヒヨドリ          
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 セキレイ  ケリ
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    スズメ     メジロ           
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所在地・岡山市北区京山2-5-5(動物園敷地外)  駐車場あり
㈱池田動物園 保護動物担当者まで
受付時間・9:00~17:00 年中無休
086-252-2131

私達の生活が豊かになる一方で、多くの野生動物達がその犠牲となっています。
環境の悪化が進む現代において、両者の共存はとても大切なこと。野生動物救護活動を通じて、救護された野生動物たちの復帰を全力で目指すことはもちろんのこと、岡山県鳥獣保護センターが生物多様性について考えるきっかけの場になることを願っています。



鳥獣保護センターの建設には宝くじの
収益金の一部が使われています。



平成24年3月

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