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岡山県鳥獣保護センター

岡山 池田動物園 保護センター

所在地・岡山市北区京山2-5-5(動物園敷地外)  駐車場あり
㈱池田動物園 保護動物担当者まで
受付時間・9:00~17:00 年中無休
086-252-2131

私達の生活が豊かになる一方で、多くの野生動物達がその犠牲となっています。
環境の悪化が進む現代において、両者の共存はとても大切なこと。野生動物救護活動を通じて、救護された野生動物たちの復帰を全力で目指すことはもちろんのこと、岡山県鳥獣保護センターが生物多様性について考えるきっかけの場になることを願っています。




鳥獣保護センターの建設には宝くじの収益金の一部が使われています。



平成24年3月


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保護 



人間の活動の影響によりケガや衰弱している野生動物を治療し復帰させる野生動物救護活動を行っています。



●傷病鳥獣を見つけたら救護する前に、まずはご相談下さい。
  (池田動物園では岡山県内で保護された野生動物の保護活動を行っております。)
*基本的には歩行や飛行が出来る様であれば救護の必要はありません。
*イヌやネコなどのペット類は一切扱っていません。
*発見者の方にセンターまでの搬送をお願いしています。(一部大型種を除く)
*野生動物を飼う事は法律(鳥獣保護法)で禁止されています!ご注意下さい。

2016年7月27日

鳥獣保護センターより怪我をした野生動物の搬入についてのお願い

今日は「傷病鳥獣を保護センターまで搬送していただく際に大切なこと」をテーマにお話しします。
岡山県鳥獣保護センターでは毎日様々な原因で怪我をした野生動物が搬送されてきます。
保護センターでは動物のストレスを軽減させるために最低限のスタッフで管理をしています。そのため傷病鳥獣を発見された場合は発見者の方に搬送をお願いしています。
しかし野生動物を保護するという機会は日常生活ではほぼない出来事だと思います。
いざ保護が必要な動物に出会ってしまったとき、「どのように搬送すればいいの?」と困ってしまう人も多いのではないでしょうか。
傷病鳥獣を発見したら「すぐに助けなきゃ!!」と思う気持ちや焦りはとてもよくわかります。ですがケガをしている動物をもし発見してしまってもすぐに手を出すのではなく、まず、なぜ怪我をしてしまったのかを考えてみください。交通事故?ほかの動物に襲われた?病気?何かが絡まっている?・・・野生動物が怪我をする原因はたくさんあります。
その中で、私たち人間の生活が関係している怪我については救護が必要です。主に交通事故、釣り糸が絡まって動けない、窓ガラスに衝突したなどが挙げられます。
そして保護が必要と判断されたなら次に捕獲ができるかを考えてください。この時直接動物をさわることは衛生上、人間にも動物にもよくありません。タオルや、軍手、ビニールなどで間接的にそっと捕獲してください。ですがどの野生動物からしても人間は天敵です。動物たちも必死で逃げようとします。ストレスに弱い動物は捕まったショックで死んでしまうこともあるのです。助けようとしてショックで死んでしまったら元も子もありません。暴れるようならタオルを目隠しのようにしてあげることも有効です。反対に保護をする側が怪我をしないように注意することも大切です。

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そのあとはその動物の大きさに合ったサイズの段ボールに新聞やタオルを敷いて入れて薄暗くします。(真っ暗にはしないであげてください。)鳥類を保護された場合はインコ用のケージや、固い素材のものを使うと、その中で暴れて怪我がひどくなったり、新たに傷が増えたりしますので、当センターでは段ボールを推奨しています。
そして搬送される時に一番多いのですが、餌や水、止まり木は入れないでください。ケガをして調子が悪く、さらに敵である人間に捕まったという強いストレスを受けている状態では動物も餌を食べることはほとんどありません。反対に水がこぼれて体温が低下したり、餌を入れるときに驚いて暴れてしまう可能性もあります。(搬送まで1日以上時間がかかる場合はまたご相談ください。)傷病鳥獣にとって一番必要なのは少しでも安静にできる空間を作ってあげることだと思います。
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無事保護ができましたら、できるだけ早く保護センターへ搬送をお願いします。傷病鳥獣の多くはいつ怪我をしたのかがわからないことが多いので、骨折などの場合は発見から搬送までが早ければ早いほど復帰率は高くなります。
小さなことかもしれませんが、傷病鳥獣にとっては発見してくれた人がどれだけ正しい知識を持っているかがとても重要になってきます。
人間の生活が原因で怪我をしてしまう動物は残念ながらたくさんいるのが現状です。そんな動物たちが少しでもいなくなるように、そして怪我をしてしまっても再び自然の中で元気に生きていくことができるようご協力をお願いします。

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野鳥の子育て

2016年5月24日
日中の日差しが暑くなってきましたね。今日は野鳥の子育てについて少しお話します。
多くの鳥はまさに今、子育てに大忙しです。道を見てもあちこちで巣立ち雛がお母さんを待っていたり、餌をもらっている姿を見かけるようになりました。鳥は種類によってお椀型、筒形などさまざまな形の巣を作り子育てをします。また巣を作る場所も様々で木の上や家の壁、木のウロ、草むらなどその鳥に合ったものになっています。中には他の種類の鳥の巣を使っているちゃっかりしたやつもいます(笑)

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巣が完成したら親鳥たちはそこで卵を産み、温め、卵が無事孵ったらカモやキジ以外は1日中ヒナに与える餌を探して飛び回ります。生まれたてのヒナはまだ羽も生えておらずピンクの地肌が見えるほど小さいのです。親鳥は毎日餌を探し、与え、ヒナたちを寒さや雨から守ったりと大変・・・。これは人間の子育てでも同じですね。ですが野生で生きる鳥たちは人間と大きな違いがあります。野鳥の多くは一度にたくさんのヒナが生まれますが全羽が無事巣立ちをむかえられるとは限らないのです。もちろん病気や先天的な異常などもあるとは思いますが、多くは自然淘汰(強いヒナが弱いヒナを巣から落とすなど)、敵からの襲撃、そして人間による巣の撤去などが原因となっています。本来は鳥獣保護法で卵やヒナのいる巣を許可なく撤去することは禁止されていますがこの法律を知らない人が多いのが現実です。

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ヒナたちはある程度大人の羽がはえたところで巣立ちを迎えます。ちなみにスズメだと生まれて二週間くらいで巣立ちとなります。「巣立ち」といえばかっこよく聞こえますが見た目はまだ産毛が残っていてとても大空を飛べるようには見えません。鳥のヒナの巣立ちはほとんどがうまく飛べない状態で巣立つのです。巣から飛び出てもうまく飛べないヒナたちは親鳥が餌を運んでくれるまでじっとしています。草むらや物陰に隠れて親鳥がきたら大きな声で「ここだよー」と言わんばかりに口を開けてアピールをします。そしてすこしずつ餌をねだって親鳥についていくことで飛べるようになっていくのです。
ある程度しっかり飛べるようになれば親鳥についていき一緒に餌を探したり、天敵が何かを教わります。ヒナにとってはこの時期が野生で生きていく知恵を教わる一番大切な時期になります。この時期にもヒナたちには危険がいっぱいです。鳥獣保護センターでもこの時期一番多いお問い合わせが「ヒナを拾った」というお電話です。拾った方の多くは親鳥をじっと待っているヒナをたまたま見つけてしまい心配になって連れて帰ってしまうのです。私たち人間から見れば小さいヒナが一羽でじっとしていれば心配にもなるかもしれません。ですがよく考えてください。親鳥からしたらたまったものではありません。大切に育ててきた子供をいきなり人間(天敵の一つ)が連れて行ってしまうのです。親鳥からすればそれは「保護」ではなく「誘拐」になってしまうのです。人間には人間の生き方がありますが、同じように野鳥や野生動物たちにもそれぞれ種の生き方というものがあります。外敵に襲われることもあるでしょうがその外敵ももしかしたら自分たちも子育て中でヒナが餌を持って帰るのを待っているかもしれません。野生の世界では「弱肉強食」が当たり前なのです。もしヒナを見つけてしまっても「がんばれよ!」と思い見守ってあげてください。(もちろん人間が原因になっている怪我をしている場合はご連絡ください。)

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たくさんの危険を乗り越え、立派に育ったヒナのみが立派な大人となり本当の独り立ちをしていきます。もちろん独り立ちをしても危険はたくさんあるのですが野鳥たちはそういう厳しい環境のなかでたくましく生きているのです。

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少し長くなりましたが少しは野鳥の子育てについて知ってもらえたでしょうか?
これから「誤認救護」や「巣の撤去」が増えてきます。私たちが正しい知識を持つことで守ってあげられる命があります。もちろん野生動物を許可なく飼うことも禁止されています正しい知識のないまま飼育をすることは鳥たちに二次的な被害が起こるかもしれません(栄養障害など)。怪我をしていたりして一時的な保護なら大丈夫ですが、保護したら早急に各県の担当施設への連絡をお願いします。

池田動物園のバードウィーク

2016年5月15日
5月10~16日は愛鳥週間(バードウィーク)です。愛鳥週間は野鳥や野鳥の住む環境や周りの生態系を守ってこう!という考えをみんなに知ってもらうためにつくられた一週間です。池田動物園では毎年、鳥を好きになってもらうイベントとして、子育て上手なボタンインコさんの巣箱づくりを行っています。2016年は5月15日に4組のお友達と一緒に行いました。今年は昨年よりバージョンアップして、飾り付けだけではなく、板の組み立て作業から始めてもらったため、難しさもレベルアップ・・・(^_^.)熱で固まるボンドを使用しての組み立てはなかなか難しかったようで、参加者の方はお父さんやお母さんと一緒に頑張っていました。上手に巣箱を組み立てることが出来たら次は飾り付けです。今年は参加者全員が女の子だったこともあり、飾り付けは時間をかけて仕上げていました。おかげでとってもカラフルでかわいい巣箱の完成です。そして、最後はみんなでボタンインコ舎まで行って設置です。参加者のお友達の多くは初めてボタンインコさんのお部屋に入るのでみんな少し緊張気味・・・(^_^;)ですが、全員無事に設置することが出来ました(*^^)v
今年はいつもと少し巣箱の形が違うためなのか、すぐには巣箱の中には入ってくれませんでしたが、興味津々。どのお家にしようかみんなで相談しているようでした(^◇^)
次は7月に観察会(参加者の方のみ)があります。楽しみですね♪ボタンインコさんも子育て頑張ってね(*^_^*)


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粘着シートについて

2015年5月1日
野鳥が粘着シートにくっついてしまう事故で搬送されるケースが最近目立ちます。
野外や、開放されて野鳥が自由に出入りできるような倉庫内へ設置すると、粘着剤に種子や虫などがくっつき、これらを食べて生きている野鳥がくっついてしまいます。羽が傷んで飛べなくなるかもしれませんし、離れようと暴れることでその場で命を落とす可能性もあります。
野外への設置はしないようにご協力をお願いします。
また、粘着シートにくっついている野鳥を発見しましたら、無理にはがさずにそのままの状態で搬送して下さい。すぐに搬送できない場合はご相談下さい。

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ヒナについてのお願い

2015年4月28日
春になり、多くの野鳥にとっての繁殖シーズンです。これからヒナの姿を目にすることがあるかもしれません。じっとして鳴いているのをみて、かわいそうと思われるかもしれませんが、羽が一通り生えそろっている場合はもう巣からでてきたヒナです(尾羽はまだ短いです)。これから飛んだり、餌をとったり、敵から逃げたりする方法を親鳥と一緒に学んでいく大切な時期になります。人が近くにいると、親鳥は警戒してヒナに近寄れません。近寄らずに見守ってあげてください。

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もし、道路の上などで直射日光に当たり、暑くて口を開けて呼吸しているようであれば、すぐ近くの日陰へ移動させてあげてください。親鳥が近くにいるのを忘れて遠くへ移動させないようにしてあげて下さい。ケガをしていたり、立てない状態等であればご相談ください。

2011年10月保護通信

こんにちは★季節も秋になり、すっかり涼しくなりました。今年の春に産まれた鳥たちもすっかり大きくなった頃でしょうか☆
今回、この保護センターに持ち込まれる傷病鳥獣について少しお話したいと思います。自然界には食物連鎖というものがあります。例えば、タカやフクロウの仲間は、小鳥やネズミなどを食べて生きています。小鳥やネズミは命を落としてしまいますが、食物連鎖はそれぞれの動物たちが生きていく為に必要なものです。
しかし、動物が“人間との関わり”で命を落とすことは、できるだけ防いであげなければなりません。その1つにテグス(釣り糸)やネットの絡まりによる被害があります。今年のこの保護センターへの持ちこみ例を紹介します。
① オオバン 
釣り糸に足が絡まり、身動きが取れないでいるところを保護されました。今見えている足の真ん中の指(第3指)の関節2か所に絡まり、骨が見えている状態でした。
オオバン

② ドバト
両足にネットが絡まって大きく腫れあがっていました。
ドバト
両鳥ともに、消毒や抗生物質投薬などを施し、血がかよわなくなって壊死した部分を除去後に放鳥することができました。ドバトは両足の指先ともになくなってしまいましたが、リハビリにて枝にとまるまでに回復しました。今回紹介した2例は放鳥できましたが、菌の感染や出血、ストレスなどで死亡してしまうケースもあります。また、足だけではなく、糸やネットが翼に絡まることによって骨折したり、体に絡まった糸が木に引っかかり動けなくなることもあります。
ドバト
このような被害を増やさない為に、釣りをした後、使い終わったテグスは家に持ち帰りましょう。釣りをしない方も、水辺でテグスを見かけたら拾ってあげましょう。また、ネットやビニールひもも鳥たちが絡まってしまうことがある為、必要のないところでは置かないようにしてあげましょう。
今回はこれでお話は終わります。読んでいただいた方ありがとうございます★野生動物が生きていける環境作りへのご協力をお願いします☆

愛鳥週間イベント・野鳥の放鳥

愛鳥週間に放鳥を行いました。放鳥したのは、何かに衝突してぐったりしていたところを保護されたモズと、交通事故により胸部をケガし道路にうずくまっていたところを保護されたキジバトです。二羽ともにリハビリ室で元気よく飛行できるくらいに回復しました。

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当日は動物園に遊びに来てくれた子供たちに協力してもらい、モズとキジバトの入った箱のふたを開けました。二羽とも元気に飛んでいきました。キジバトは近くの木にしばらく留まっていました。こちらの様子を伺っているのか、それともリハビリ室のハト仲間とのお別れが悲しかったのかもしれませんね…(>_<)

「びっくり!」した。

保護タヌキ
12月28日
もう、今年も終わる~ッ!びっくりです!(+_+)・・・・って言う、びっくりではなくて!先日、救護され持ち込まれたタヌキ(♀)が、「びっくり!」なんです。いや、ホントすごいんですよ。「お前は、生きろ!」って神様に言われているとしか思えないタヌキなんです・・・・。
と言うのも、この子4本の足が全て折れているんです。・・・(>_<)  前足の2本は持ち込まれたときに、既に骨はくっついていましたが。詳しく説明すると、過去に右前足は骨折し左前足はひびが入っていました・・・が、その両前足は今現在は回復しているんです。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/!!!!
前足両方折れてたにもかかわらず、なぜ?どうやって?自然界で自然に回復したのか分かりませんっ。かなりの激痛だったはずです。どうやって歩き、餌もどうしていたのでしょう??・・・まさか、センターで過去に治療した子か?!との疑惑も浮上しましたが・・・
覚えはありません!!(゜o゜)!!  ※下・搬入直後のレントゲン写真を見てください。

保護タヌキ保護タヌキ

これだけでも信じられないのに、この子にはまだ続きのお話があります。うちに連れて来られるまでの話もびっくりなんです。発見された方のお話によると、道路脇の草むらに1週間程前からいたとのこと。小さく見えたため子供だと思い、母タヌキの帰りを待っているのかも・・と、手を出すべきか否か悩んでいたそうです。でも、あまりにも、ずっといるので思い切って救護に踏み切ったそうです。(*すぐに手を出さず様子を見ると言う事は、野生動物にっとっては大切なことです。)・・小さく見えた・・それもそのはず。持ち込み時の体重は2.4kg。この時期の通常のタヌキの体重の約半分です! 発見時の状況から交通事故にあってしまったものと考えられます。そのときに後足両方を骨折してしまい、動くことも出来ずに、1週間飲まず食わずで生きていたようです\(◎o◎)/!
持ち込み時、弱ってはいたものの治療がいるほどの脱水はしておらず(←信じられません!!)・・夜露などで水分を取っていたのでしょうか・・・。1週間生き延びれてたのは、事故にあう前に、しっかりと冬に向けての「食いだめ」が出来ていたんだと思います!
しっかり太れると言う事は、それだけ餌のある場所を知っている賢いタヌキです。車の危険も十分わかっているはずなのに(;_;) 裏を返せば、危険を冒してでも行きたい物(餌)があったと言う事ではないでしょうか。
救護された後、センターでもすぐに与えたドックフードを食べました!ドックフードの味を知っていたのかな・・?1週間ぶりの餌だから、すぐに食べたんだ!と思いたいですが。
救護され、復帰したタヌキの追跡調査のデータを読んだことがあります。それによると、交通事故に遭うタヌキは、民家近くにある楽して食べられるごはんの味を知ってそれに依存し、事故後治療を受け山奥に放されようとも、危険を侵してでも!街を目指して山から下っていくそうです(>_<)
この子は、無事復帰したあと、どう行動するのでしょう (-_-;)心配だなぁ・・・。
現在、この不幸な?アル意味幸運?なタヌちゃんは、復帰目指して治療中です。猛烈に餌を食べています。順調に行けば春ごろには復帰できるかな。(^_^)b

最後にも一つ、このタヌキの「びっくり。」保護タヌキ
少し前に、体力を付け折れていた両後ろ足の手術を行いました!んがっ、思った以上の骨の回復を見せ、予定していた治療内容より簡単なもので終えることが出来ました。・・・・すさまじい回復力!スタッフ皆、驚きました。^_^;  ちなみに夜間は「山に帰る!!」といって、もちろん暴れていますよ~☆彡 2度事故に遭いながらも、ものすごい回復力で復帰を目指し、周りを驚かせているタヌちゃん。痛いけど、もうちょっとの辛抱。頑張って!!  センターに持ち込まれる1頭1頭、1羽1羽にそれぞれ色々な事情(怪我してしまった背景)があります。その中から、『人間の関わり』が見えてきます。彼ら野生動物を追いつめているのも人間、傷ついた彼らを助けようとするのもまた人間。・・・・・とても考えさせられます。野生動物の生きる力!・あきらめない力!・・・いつも本当に驚かされます。人間も、野生動物・自然から学ぶことって多いです。彼らがケガしてしまった理由は何か・・・自分(人間)の足元をちゃんしっかりと見つめ、これからも彼ら野生動物に接していきたいと思います。
前回と同様その後の報告です!前回紹介した、ぐったりしていたフクロウちゃんは、治療結果無事回復(*^_^*) 元気に山に飛んでいきましたよ~。療養後半は襲い掛かってくるなど本来のフクロウに戻ってくれていました☆可愛い顔していますが、そこは野生のハンターなかなかの危険度ですよ!何度も頭から持っていかれそうになりました(~_~;)

ハイタカフクロウ

あと、例年通りハイタカ(岡山県・絶滅危惧Ⅱ類/環境省・準絶滅危惧)が12月のはじめに持ち込まれました☆、左翼上腕骨脱臼で飛ぶことが出来ませんでした(←交通事故だと思われます)その子も、治療の結果無事回復!先日復帰しました(^_^)/ 復帰時の写真を撮りたかったのですが、案の定ものすごい勢いで飛び去ったため撮影不可でした。残念無念ですっ(ToT) ハイタカは、フクロウに比べるとかなり!体が小っちゃいので世話する危険度は低めですが、がっ!、体も軽く飛行時は小回りも利くし爪も細くて鋭いので、やられるとさっくり!(゜o゜)と皮膚に食い込んでしまうので、要注意です!刺される?と、その爪から雑菌が入って腫れちゃうんですよ・・・(>_<)
募金
今年もあとわずか、皆さんケガには十分気をつけてくださいねっ!!
と、・・・もう一つ!!(^^)!もう一つ報告がありました!
センターに来られた皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます<m(__)m>
受付の部屋に設置してある募金箱が、大変ありがたいことに いっぱいになった為、12月9日にWWFさんに送金させて頂きました☆ 合計金額は¥47479です。皆様、本当に本当に!ありがとうございました。世界中の危機的状況にある野生動植物(自然)の保全に少しでも役立てて頂ければ・・と思っています!来年は今年よりも、
少しでも!人間の影響で苦しむ野生動物が減ることを願っています。      W・H

WWF

久しぶりの更新です <m(__)m>
2010年11月22日
毎年のことですが、ようやく保護センターへの持ち込みラッシュも落ち着き、運び込まれる動物も巣立ち雛からカイセン症のタヌキや事故に遭った哺乳類などにかわりました。
ああ、冬が来たなぁと感じています(^_^;) 季節ごとに運び込まれる動物たちは大体決まっています。冬になると上記の他には、事故やネットに絡まったフクロウやハイタカなどなの猛禽類が多くなります・・

下の写真は9月末にカイセン症で衰弱し保護されたタヌキです。「何だ!この生き物はッ!?」と思われるかもしれませんが、タヌキです!!タヌキなんです! よく持ち込まれます。この子の状態はセンターに持ち込まれるカイセン症のタヌキの中では、下の上くらい。もっと酷い状態の子も来ます(/_;) 小さなダニ(センコウヒゼンダニ)が寄生し体液を吸いながら皮膚の中で増殖を繰り返し、皮膚が鎧のように・・いや、ひび割れた田んぼのようになってしまっているんです。皮膚は体を守る大切なものです。その役割が正常に果たせないと、感染しやすくなったりして、どんどん衰弱していきます。カイセン症+酷い感染症に感染している場合、状態が酷く助けることが出来ないこともあります。・・・現在この子は療養中で、あと1,2ヶ月で復帰可能になる予定です(^^♪ だんだん、タヌキになっていっていますよぉ~ッ!!ね?

  9月22日搬入時            10月10日             11月18日

保護タヌキ保護タヌキ保護タヌキ

このタヌキのカイセン症は、ペットの犬からタヌキたちに広まってしまったと言う話もあります。自然的にひろまったとの考えもあり、はっきりとした原因は分かっていません。が、タヌキが人間の生活(ペット)に近づきすぎた結果・・と言うのは、否めないと思います。タヌキはイヌの仲間です。野生動物からペットに(人間に)病気がうつる!と言われることが多いですが、私達側から野生動物達に感染させてしまうと言う事もあるのです。今、野生動物と人間の間で多くの問題が起きています。その中には、人間と野生動物の距離が近づきすぎてしまったが故に、起きてしまっているものが多くあります。なぜ、距離が近づきすぎてしまったのか・・・両者にその理由(わけ)があります。その理由を知った上で理解した上で、両者が共存できる策を考えなければならないと思います。「この理由を知る」と言う事が、とても大切な事だと思います。どちらも生きる為に水や空気が必要だったり、自然の恵みの恩恵を受け日々生活している同じ「生き物」にすぎないのですから・・・野生動物が苦しんだり生きていけない世界には、同じ「生き物」である人間も生きていけないと思います。同じ思いをする結果が待っていると・・・。
考えて、すぐに解決策が見つかる!というものではありませんが、これからも自分なりに日々考えていきたいと思います。名案がある!想いがある!と言う方は、色々案を聞かせてください。教えてください<m(__)m> よろしくお願いします!


↓11月15日搬入。ネットに絡まったフクロウ。現在復帰に向け治療中!
保護フクロウ

と、書きながら想いを巡らせてしまいましたが・・おおっと、唐突ですが皆さん、あの!胸は裂け、両脚骨折していたドバトちゃん、覚えていますでしょうか?以前にここで紹介した大怪我のドバトちゃん!
かわいそうなドバトちゃんです。実は・・その後、、、、、野生復帰を果たしましたよ!!

保護ドバト保護ドバト保護ドバト保護ドバト


復帰までに約4ヶ月程かかりましたが、見事に回復しました!問題なく歩行できます。日々の看護が報われる瞬間です。(*^_^*)文にしてしまうと短くなりますが、なかなか大変でしたよ。治療自体はもちろん大切ですが、日々の看護の大切さが、どれほど重要かが身にしみてわかった1羽でした。「消毒」・・・皆さん、ちょっと軽く思っていませんか?あまり効果ないっぽいと。消毒も1日5,~6回くらいすると かなり効きます。「皮膚が再生するぜ~ッ!!行くぜッ!」と言う状態になるのに、かなり貢献してくれます。消毒は、こまめに行うことが大切です。
もちろん、患部の状態や薬の成分にもよりますから、一概に全て回数多く!とは、いえませんが・・。
ドバトちゃん、二度と事故に遭うんじゃないよ。&人から餌をもらわないように。

保護カルガモ保護カルガモ保護カルガモ
   ↑8月21日 釣り糸が絡まって飛べなくなっていたカルガモが保護されました。

保護カルガモ保護カルガモ
10月6日 復帰しました。

今年は異常気象の影響なのか保護センターへの持込の様子も、ちょっといつもと違うように思います。11月20日現在での保護件数は221件。鳥類は昨年の同じ時期に比べ30件ほど少なく、逆に哺乳類は10件ほど多くなっています。

保護ヨタカ

本日の最後は・・・ヨタカちゃん!珍しいです。センター過去5年間、+それ以前の7年間でも私の記憶では ヨタカは今までに3羽くらいしか来ていません!(+_+)もちろん、絶滅危惧種です(岡山県Ⅰ類・環境省Ⅱ類)!! 9月末に右の翼を痛め飛べない状態で持ち込まれましたが、治療の甲斐あってその後、復帰することが出来ました☆なかなか飼育も大変でした。でも、復帰できてよかったです。 これからますます寒さが厳しくなりますが、野生動物達が、私達の活動の影響で命が奪われないことを願いつつ、センターで療養中の子達の世話に戻ります0(^ _ ^)0では、また☆

ヒナを家に連れて帰らないで!!

春から夏にかけ、人間による巣立雛の誘拐(誤認救護)が多発します。
『巣立=自立』ではなく野鳥のほとんどが巣立ってから練習を重ねやっと大空を飛べるようになり、それと同時に餌の食べ方・獲り方・探し方、外敵の存在・逃げ方など、ヒナの成鳥段階に合わせ親鳥が「野生で生きる術」を教え込んでいきます。ヒナがうまれて巣立ちするまでの期間は、種類によって異なりますが小鳥の場合早いもので10日~1ヶ月程度。ちなみに巣立から自立(独り立ち)するまでの期間は早いもので約2週間~1ヶ月。親鳥と一緒に暮らせる期間はとても!!短いんです。この短い間に親鳥が持つ全ての知識を教え込んでいきます。この大切な期間を生き方の全く異なる人間と過ごした場合、ヒナ達の行く末は大変苦しいものになってしまいます。
どんな生き物の子供も親と一緒に居る事が1番の幸せです。人間の価値観で親子の仲を引き裂くべきではありません。巣立雛が危険な所にいたら、そっと近くの物陰に移し私達は立ち去りましょう。親鳥は巣立ち雛の側にずっと寄り添って生活はしていません。雛のため自分の為に餌を探しに行き雛をどこか(巣ではない場所)に待たせています。親鳥が帰ってきます。(人間も野生動物にとっては外敵の一種です。私達が近くにいると親は雛に近寄れません。ご注意ください!!)(*^^*)/善意の誘拐「誤認救護」をなくしていきましょう☆ご協力よろしくお願いします☆
写真は全て巣立ち雛です。
*雛は防衛策としてじっと動かない行動をとります。ケガしている??救護すべき??判断に迷ったら雛を連れて帰る前に、まずはセンターにご相談下さい。
☆086-252-2131☆


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    キジバト  ヒヨドリ          
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 セキレイ  ケリ
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    スズメ     メジロ           
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