HARTMANNの製作


サ−マル工房のキットです。アサミさんから購入しました。当初到着した中身を確認したら、図面がなくまた、組立説明書の欠落ペ−ジがありました。アサミさんに問い合わせをしたら、わざわざ電話でことわりの連絡を下さったり、速達で郵送してくれたりとても親切に対応していただきました。とてもいいお店です!


サ−マル工房のキットは、とても良くできています。付属品もかなり選択されたパ−ツを採用されていたり、ヒンジテ−プまで1本まるまる入っています。


■胴体の製作

胴体の製作といっても、ノ−ズをけがき線に沿ってカットし、主翼固定用のパ−ツをエポキシで接着すれば完成します。


■胴体の塗装

ハルトマンは初期の頃は、胴体はFRPの生地のままだったそうです。現在は白い着色されたFRP製に変更されているので、塗装しなくても白のままのカラ−リングであればこのままでもいいようです。でもゲルコ−ト仕上げでないので、素地の繊維が見えていたり、素穴などが多くあります。私は下地処理をして、ウレタン塗装することにしました。

下地を整えるために、#180〜#240位のサンドペ−パ−で全体をサンディングします。このとき離型剤がまだ表面にかなり残っているので、完全にツヤが無くなるまで十分にサンディングしていきます。サンディングが終われば、目で見て見えるヘコミやキズ、素穴をラッカ−パテで薄くうめていきます。このとき指にシンナ−を付けてのばすと簡単に薄く埋められます。一度乾燥させて#320位のサンドペ−パ−でサンディングしいらないパテを完全に落とします。この後下塗りのサフェ−サ−を1度まんべんなく塗装して乾燥後、目で見えなかったピンホ−ルが見えてきます。再度ラッカ−パテで薄くうめていき、サンディングしいらないパテを完全に落とします。もう一度サフェ−サ−を吹き付けて下地処理の完了です。

十分サフェ−サ−を乾燥させたら、#400位の耐水ペ−パ−で表面を軽くサンディングします。このときサフェ−サ−をはがさないよう注意して下さい。はがれて下が見えたらもう一度サフェ−サ−を吹き直します。サンディングが終了したら、表面のゴミをティッシュペ−パ−などで綺麗に落とします。間違えてもタオルを使わないように!。塗装時に毛ゴミがたくさん現れます。綺麗に掃除が出来たら、ウレタンを吹き付けていきます。胴体をくるくる回しながら塗装していくと、厚く塗装しても、ナガレが発生しなくなります。(マツダのハイレフコ−トの技)


●6月6日の1日目の作業でした。随時追加していきます。

後ろのもう1機の機体はFlohの胴体です。先日不慮の事故で墜落したのを一緒に塗装しました。 強いサ−マルの中でエレベ−タ−フルアップで何度も上昇させていたら、ついに上空でVテ−ルが折れてしまいました・・・(^^;

Flohの修理を優先するので、ハルトマンの製作はやや遅れます・・・・・

●6月13日、Flohの修理も無事完了したので、HARTMANNの製作に戻りました。


■モ−タ−マウントの取り付け

モ−タ−マウントは、スピ−ド400用の物か、キットには付属しています。今回はプラネタリ−ギヤダウンを使うので1mm航空ベニアから切り出して作成しました。カ−ボンキュアシ−トのサンドイッチ仕様にしています。こうすると、結構強度が増し、また軽量です。ネジをいっぱいに締めても変形しません。


■主翼の製作

主翼は、スチロ−ルコアに良質のバルサでプランクしてあります。前縁材もちゃんと接着してあります。これに後縁材と翼端材、カンザシパイプを接着すれば完了します。まずは前縁と後縁材を取り付ける部分をサンディングし、形状を整えます。後縁材を平らな台の上でねじれないように、瞬間接着剤で固定し、エルロン材との間隔に注意します。翼端材はブロック状の物なので、エポキシで接着した後、丁寧にサンディングします。カンザシパイプは、バルサ材とサンドイッチして主翼に埋め込みます。全体を#180のペ−パ−で整え、最後に#320でしあげておしまいです。

整形が完了したら、カンザシ部分の補強をします。キットにはガラスクロスが付属してますが、仕上がりの綺麗さと、簡便さから、私はカ−ボンキュアシ−トを瞬間接着剤で貼り付け、周囲の段差を、パテ埋めし、整形しました。これで主翼は完成しました。

■水平尾翼とラダ−の製作

水平尾翼は、バルサ単板です。前縁部分を綺麗にサンディングし、取り付け部に四角いベニアを埋め込んで穴を開けます。エレベ−タ−も後縁とヒンジ面をサンディングし整形すれば完成。ラダ−も同様に、後縁とヒンジ面をサンディングし整形、下面を胴体の形状に合わせて綺麗に整形します。



フィルムはオラカバDRYを使用しました。白を主体に、ブライトブル−で水平安定板とエルロンを切り替えてみました。なかなか綺麗な出来映えに、自己満足しています。主翼と尾翼は木ネジで胴体に固定します。キットに付属しているのは、あまりにも”木ネジ!”的なので、ヘリ用のサ−ボ固定ネジ(黒)に換えてみました。


フィルム貼り完成状態のHARTMANN

ラダ−とエレベ−タ−のホ−ンはキット付属のFRP板で出来たものを、小さく削って使います。特に、ラダ−は胴体のロッド出口と干渉しないように注意します。かといって小さすぎると、右の切れ角度が小さくなります。(注意)

重心位置は、図面指示通り前縁から60mmの位置にマ−キングを入れました。


今回の動力ユニットです。モ−タ−は、グラウプナ−SPEED400の4.8V、コスモテックプラネタリ−4.5:1に10×8の折りペラ。アンプはKONTRONIK MINI BEC 20−6−10です。

●本日の作業はここまで。というのも頼んであったサ−ボがまだ模型屋さんに来てません。来週はメカ積みです。

梅雨の雨の時期は、飛ばしに行けないので、機体作成がはかどります・・・・・(^^;

■待てど暮らせど、模型屋さんにサ−ボが届きません。JRさんが決算期のため出荷が遅れている・・・とのこと。仕方なく方々に確認をして通販でやっと仕入ることができました。これからメカ積み作業です。


■エルロンホ−ンとサ−ボベットの作成

エルロンホ−ンは、キットについているFRP製を使わずに、スポイロンが十分開くタイプを自作しました。(カ−ボンキュアシ−トと1mmベニアから)、また付属のエルロンサ−ボホルダ−を翼に直付けするのではなく、0.5mmベニアの上にサ−ボサイズぴったりになるようエルロンサ−ボホルダ−を固定してサ−ボベットを製作、主翼に埋め込みました。これでエルロンサ−ボが動くことなく確実にホ−ルドします。


サ−ボベット、受信機ベット、バッテリ−ベットを胴体に取り付け固定します。軽量化のためと、強度アップのため、これらのパ−ツもカ−ボンキュアシ−トを片面に貼った、1mmベニアで作成しました。

メカ積み完了です。当初の思惑通り、バッテリ−はキャノピ−部分から出し入れ可能になりました。重心位置もぴったりに仕上がりました。舵角調整を説明書通りに設定し、完成です。(^^)/




■あれから20〜30フライトしました。しかし・・パワ−がだんだんなくなってきました。不満・・ストレス・・・何かいいモ−タ−はない物かといろいろ考えました。現状より重くなってはいけない・・という制約を満足しかつ、パワフルに引いてくれなくてはいやだし・・で決めたのがASTRO020ブラシレスを載せることでした。

前のモ−タ−を降ろしてみるとカ−ボンだらけ・・機内は真っ黒の粉が溜まってました。コミュ−も真っ黒!S400の4.8Vはこまめにモ−タ−替えなくちゃいけないようですね。(^^;

で、これがASTRO020#802ダイレクト用モ−タ−です。なんとアンプ込みで63g!軽いです。コネクタ−、ケ−ブル、ペラ込みでちょうど100gでした。


●ASTROブラシレスモ−タ−詳細デ−タ−のペ−ジ

ペラを今回aero-nautのカ−ボンにしました。機首部も精悍になりました。このペラは、グラスの物と違って、いい音がします。ハルトマンの細い胴体にさらに細いモ−タ−です。写真右のモ−タ−の下に見えるのはバラストです。モ−タ−が軽すぎてバラストで重心調整しました。




●ハルトマンのASTROフライトインプレへ

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