このたび、歴史と伝統のある誇り高き尾道ライオンズクラブの第68代会長を拝命いたしました平 裕一でございます。重責に身の引き締まる思いとともに、「愛 ―さりげなく あざやかに― We Serve!」のスローガンのもと、誠心誠意クラブ運営に努めてまいる所存でございます。
ライオンズクラブの創立者メルビン・ジョーンズは、「ライオンズの奉仕の始まりは、理性的行為や、楽しい行為からではなく、無償の行為がはじまりである」と説いております。すなわち、奉仕の原点は、見返りを求めぬ「愛」にあり、他者のために尽くす真心こそ、私たちが何よりも大切にすべき精神であると考えます。グローバル化と価値観の多様化が進む現代において、国際的・宗教的・文化的対立が未だ絶えない今こそ、「愛・道徳・おもいやり」という普遍的な精神に基づいた物心両面からの奉仕活動がこれまで以上に重要となってまいります。
本年度の活動指針「MISSION70」では、70周年に向けて歴史と伝統を継承しつつ、変革すべき点を的確に見極め、「変えるべきものと、変えてはならないもの」を検証し、持続可能なクラブ運営を目指します。具体的には、会員増強による組織基盤の強化、地域のニーズに応じた社会に真に必要とされる奉仕活動の実践、会員の満足度を高め、楽しめる充実した例会運営、そして時代の変化に柔軟に対応するためのクラブ体制の強化、組織体制の構築に注力いたします。
会員一人ひとりの力こそがクラブの未来を築いていきます。ともに、「愛」をもってあざやかに彩りある奉仕を実現してまいりましょう。
結びに、諸先輩方のご功績に深く敬意を表しますとともに、今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。