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コロナ禍だからこそ、「支え合い、助け合う」高教組を
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新年のごあいさつ 執行委員長 村田 秀石 ![]()
コロナ禍のもとでも多くの方々のご尽力により、学校が「新たな日常」を築きつつあるなかで2022年を迎えました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。 昨年は、小学校での35人学級が実現し、中教審が教員免許更新制の「発展的解消」を打ち出すなど、私たちの要求と運動が情勢を大きく動かしました。他方、コロナ禍に乗じて、児童生徒1人1台端末の導入が性急に始まり、不十分な教育条件のもと、児童生徒や教職員の負担が重くなる状況も見られました。 岡山高教組は、職場の声を結集して教育予算要求運動や確定交渉にとりくみ、全国でも先進的な不妊不育休職新設、「一太郎」の継続使用や、県教委の「働き方改革推進委員会」への組合代表参加といった成果を勝ち取ることができました。 今年は、定年延長の具体化が進められる予定ですが、賃金が60歳までの7割に減額されるなど課題が多く、再任用制度の改善も求めていかなければなりません。人事院は民間企業退職給付調査を実施しており、公務員の退職手当の動向も予断を許さない状況です。人事評価制度についても見直しが予定されており、教職員が安心して教育活動に専念できる勤務条件を確立しなければなりません。 また、今年4月の高校入学者から新学習指導要領が本格実施されるとともに、民法改正による18歳成年が施行されます。子どもたちが主権者として発達、成長できるよう、ゆきとどいた教育条件の確立も求められます。 課題山積の2022年ですが、岡山高教組は教職員の要求を集めて、多くの県民とともに運動を進めていきたいと考えています。今年もよろしくお願いします。 ![]() 写真は、倉敷まきび支援分会制作のタペストリー「NO NUKES」を手に宣伝する村田委員長と豊田書記長 職場に組合の春風が… 声かけをすすめよう!新年度が始まりました。学校には新入生が入り、職場には新しい仲間が加わって、多くの方が春の活気を感じておられるのではないでしょうか。年度末には多くの分会で、退職組合員を囲んでの慰労感謝の会などが開催されました。職場の多忙にコロナ禍が重なり、懇親会の開催も難しくなっているなか、仲間とのつながりを確かめ合うつどいは、大切な組合活動です。昨年度もコロナ禍で、学校では感染防止対策を取りながら教育活動を進めなければなりませんでした。高教組は、職場を基礎に運動を進め、不妊・不育症休職制度の創設、「一太郎」の継続使用、教員採用試験に実習教員枠を設ける、部活動指導員の増員といった成果をあげることができました。今年度も、定年延長の具体化と再任用職員の待遇改善、教員免許更新制に代わる新たな研修制度のあり方、人事評価の賃金リンクの枠組み、退職手当の「見直し」など課題山積です。 目を社会に転じると、2月末からのウクライナ危機、それに悪乗りした「敵基地攻撃能力」や核共有をめぐる議論など、国連憲章や日本国憲法の平和原則に反する動きが見られます。「教え子を再び戦場に送るな!」と誓った教職員組合として、憲法を生かした教育・社会の実現も大きな課題です。 新しい仲間に積極的に加入の声かけをすすめ、職場に組合の春風を吹かせましょう。 新加入者を迎えたら歓迎会を開こう高教組が設定している各種補助金に「新加入者歓迎会補助金」があります。これは、新加入者を迎え、分会で歓迎会を開くときに利用していただく目的の補助金です。対象者(※)1人に対して5,000円を補助いたします。(※)加入申込書が本部に届いている人 (詳しくは、分会長・評議員にお渡ししている「分会活動のヒント」P.18をご覧ください。) 新しい仲間とともに新年度を迎えよう!
組合加入の声かけと分会体制の確立を |
区 分 |
A 極めて良好 |
B 特に良好 |
C 良好 |
D やや良好でない |
E 良好でない |
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昇給 号給数 |
55歳未満 |
8号以上 |
6号 |
4号 |
2号 |
昇給無 |
55歳以上 |
2号以上 |
1号 |
昇給無 |
昇給無 |
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分布率(目安) |
5% |
20% |
− |
− |
− |
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現行の昇給の成績区分と分布率 |
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区 分 |
A 極めて良好 |
B 特に良好 |
C 良好 |
D やや良好でない |
E 良好でない |
|
昇給 号給数 |
55歳未満 |
5号 |
5号 |
4号 |
2号 |
昇給無 |
55歳以上 |
1号 |
1号 |
昇給無 |
昇給無 |
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分布率(目安) |
5% |
25% |
− |
− |
− |
前回の枠組み交渉から3年が経過する今年度は、昇給に関する枠組み交渉が行われる予定です。私たちの要求の力で、現在はあまり差のつかない形で運用させていますが、本則どおりの運用が行われると生涯賃金で大きな格差が生じる危険性があります。毎年「極めて良好」で8号昇給と、毎年「良好」で4号昇給という極端なケースで比較した場合、賃金カーブはグラフのようになり、生涯賃金で1,000万円以上の差が生じることになります。もちろん、毎年「極めて良好」となるような「優秀な」教員が退職まで教諭のままということはありえず、さらに大きな賃金格差が生じることは確実です。
すべての教職員が、賃金や手当に不安を感じることなく、力を合わせて児童生徒の教育に当たることができるよう、不合理な格差の生じない賃金制度を求めていかなければなりません。

定年延長はどうなる?
国家公務員に対する定年延長法案が昨年の通常国会で可決成立しましたが、我々の定年延長の制度は2022年度中に交渉を経て条例化され決定します。これからの交渉が我々の声を届ける大切な場となります。改めて,課題など交渉につながる論点を共有したいと思います。
今回の定年延長の特徴は大きく3つあります。
@ 一気に定年が延長されるのではなく1年おきに段階的に引き上げ 2023年度末2024年度末の定年退職年齢が61歳に延長され、以下同様に段階的に定年年齢が引き上げられ2031年度末の定年退職年齢が65歳となって完成となります。
A 60歳になって、最初の4月1日以降の給与は前日以前の7割 賃金は60歳までの7割になります。なぜ7割なのか。人事院は民間給与と同程度の給与水準を求める「意見の申出」をしましたが、全国の定年延長済み企業の約6割は減額していません。
B 役職定年制の適用 管理職は60歳となった最初の4月1日までに管理職以外の職に就くことになっています。
さて、地方公務員、とりわけ我々教育公務員の定年延長はどうなるのでしょうか。 国家公務員の制度が我々の制度決定に大きな影響を与えることは否定できませんが、賃金が7割となるのはあくまでも国家公務員行政職の話です。我々教育職も国家公務員同様なのか、賃金7割の根拠は、期末・勤勉手当の月数は60歳以前と同じなのか、様々な手当は継続なのか、管理職の60歳定年導入で再任用校長はどうなるのか、主幹教諭や指導教諭はどうなるのかなど、今後確認しないといけないことや要求しないといけない事柄が少なからずあります。職場との連携を深め、定年延長に直面する世代はもちろんのこと全世代の要求をまとめ、交渉を進めていかなければいけません。 来るべき交渉に多くの方の参加を呼び掛けます。ともに要求の声を上げていきましょう。
会計年度任用職員(非常勤教職員)も産前産後休暇が有給に
1月から,非常勤講師など会計年度任用職員も産前6週産後8週の休暇が有給化されました。同時に不妊治療休暇や,男性の配偶者出産休暇や育児参加休暇も有給新設されましたが,週3日以上,年間121日以上の勤務がある者に制限があること,女性にとって重要な妊産疾病・健診は無給のままであること等,多くの課題が残っており,無理なく持続的に働ける条件整備を求めていく必要があります。教員免許更新制廃止「早ければ2023年度から
8月23日、中央教育審議会「『令和の日本型学校教育』を担う教師の在り方特別部会」におかれた「教員免許更新制小委員会」が第5回会議を開催し、「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて審議まとめ(案)」(以下、審議まとめ案)について審議しました。審議まとめ案は、教員免許更新制について「新たな教師の学びの姿」を実現するうえで「疎外要因となると考えざるを得ない」などとして、「『新たな教師の学びの姿』の実現に向けて、教員免許更新制を発展的に解消することを文部科学省において検討することが適当である」としました。小委員会後の記者会見で萩生田文科大臣は、教員免許更新制を「早ければ2023年度から廃止する」との方針を表明しました。来年の通常国会で廃止に必要な法改正を行い、2023 年度から新たな研修制度を開始する計画であると考えられます。
全教と岡山高教組は、教員免許更新制を直ちに廃止するよう求めていますが、当面、今年度末(2022年3月31日)が修了確認期限の方と、来年度末(2023年3月31日)が修了確認期限の方については、現行の教員免許更新制に基づく更新講習の受講・修了や更新手続きを行う必要があります。
なお、教員免許更新制に代えて、官製研修をいっそう強化し、IDによって教員の研修履歴を管理しようとする動きも出ており、高教組は引き続き、教員免許更新制の廃止を求めるとともに、自主的な研修の保障を求めてとりくみを進める方針です。
旧免許状所持者の修了確認期限と更新の必要性の有無(現時点での見通し)
対象者の誕生年度 講習受講・修了確認申請期間 修了確認期限 更新
1956(昭和31)年度
1966(昭和41)年度
1976(昭和51)年度 2020(令和2)年2月1日〜
2022(令和4)年1月31日 2022(令和4)年3月31日 必要
1957(昭和32)年度
1967(昭和42)年度
1977(昭和52)年度 2021(令和3)年2月1日〜
2023(令和5)年1月31日 2023(令和5)年3月31日 必要
1958(昭和33)年度
1968(昭和43)年度
1978(昭和53)年度 2022(令和4)年2月1日〜
2024(令和6)年1月31日 2024(令和6)年3月31日 不要?
最新行事案内

新しい仲間を待っています…新加入の申込はカンタンです
岡山県の公立高校・中等学校、障害児学校の教職員の皆さん。
加入呼びかけのチラシをご覧ください。
高教組への加入申込をはじめ,各種の連絡・お問い合せは、下記連絡先まで、電話、FAX、Eメールなどで、お気軽にどうぞ。
【連絡先】![]() ![]() ![]() (ただし、お手数ですが、!の文字を@に書きかえて送信してください。いたずらメール対策です。) |
臨時教職員の先生を応援します…教員採用試験対策学習会「てるゼミ」
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高教組では,1月から8月まで月1回のペースで
教員採用試験対策学習会
「てるてるゼミナール」(愛称「てるゼミ」)
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