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欧州のECE基準にみるカーシートの分類と特徴

ECE 44/03 安全基準のカテゴリー

グループ0 体重 0 〜 9kg 新生児から生後9ヶ月頃まで (ベビーシート)
グループ0+ 体重 0 〜 13kg 新生児から生後15ヶ月頃まで (ベビーシート)
グループ I 体重 9 〜 18kg 9ヶ月から4才まで (チャイルドシート)
グループ II 体重15 〜 25kg 3〜4才から6〜7才まで (ジュニアシート)
グループ III 体重 22 〜 36kg 5〜6才から11〜12才まで (ブースターシート)

製品のスタイルによる種別


新生児・乳児用ベビーシート

  
運転方向に対し後ろ向きで取り付けする小型のカーシート。
 ベビーセーフ・ベビーセーフプラス

世界的には3点式固定と2点式固定があるベビーシートですが、ヨーロッパでは3点式のみ見られます。3点式でないとヨーロッパの厳しいテストに耐えられないようです。
グループ0の規格のものは生後半年程度で窮屈になることが多く、0+のカテゴリーが追加になりました。
グループ0+のものは対応する体重が13キロまで高められていますが、実際にはグループ0のボディとあまり変わらず、サイズ的に余裕がないものも多いようです。テストでの判定者たちもそのことに不足を明らかにしています。
レーマーベビーセーフのように、背の高さ、サイドの深さなど、実際の13キロの子供の体格に応じた新たな設計が望まれますが、取り付けに必要になる車のシートベルトの長さがより長く必要になり、適合車種が減る懸念もあります。車メーカーと協調した改善が必要です。

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  レーマー ベビーセーフプラス


新生児対応のチャイルドカーシート(イス型)

  
新生時期、乳児期は後ろ向き取り付けを行い、9ヶ月前後で前向きに付け直し、グループTのカーシートとして継続して利用するもの。

ベビーシートよりもサイズが増すため、車のベルトの長さが不足して、欧州の厳しい安全基準をクリアするに充分な取り付けを実現する製品は少ないです。しかし、日本をかえりみるともっともシェアを確保しているカテゴリーで、ニーズもあるため、今後欧州並みに安全基準が高まっていったときに、製品の性能が追いついていけるか不安があります。(日本では座席フロアーに突っ張るレッグサポートなどで姿勢維持を試みるものがありますが、車の床の強度に保証がないため、世界標準とはならないでしょう。)
体格の大きく異なる新生児から4歳ころまでを1台でカバーすることは多少無理があり、欧州では乳児用・幼児用。学童用の3種類に分けてサポートするのが一般的になっていますが、日本では複合商品が人気です。便利さと安全性の両立という観点で、不安な反面、期待もされるグループです。

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前向き乗車でカーシートのベルトシステムで保護するチャイルドカーシート


運転方向に取り付けるタイプで、9ヶ月以上の子供が対象。カーシート内臓の5点式シートベルトで子供を保護します。
 ロード・キング・キングクィックフィックス

カーシートの取り付けは3点式固定が欧州での標準ですが、後部座席中央は、いまだ2点式ベルトしかない車が多く、このグループのカーシートの中には2点式に対応しているものもあります。子供の重量が増してくる上、カーシートで子供を拘束する際の「遊び」と、カーシートの取り付け部分の「遊び」があるため、厳密なセッティングが必要です。
日本では新生児対応のものばかりになって、これらの9ヶ月頃からの製品は非常に選択肢が少なくなっています。しかし、ベビーシートを利用しているユーザーにとって、次に使用するカーシートとして必要なグループです。いきなりグループI II IIIの商品に移行するケースもありますが、グループIの方が赤ちゃんの体に馴染みやすいです。

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↑キングクィックフィックス・↑ロード


シールド一体のチャイルドカーシート

 (  )
運転方向の乗車で、ベルトでなく、大型のインパクトシールドで子供を保護するもの。
 プリンス

スタイルは様々あります。基本的にベルトという「線」で拘束するのでなく、「面」を活かそうという発想です。大きなパッドが子供の前面にくるので、月齢によっては違和感を感じる子供や親もあるでしょう。乗降の操作を簡単にできるメリットはありますが、衝撃時に体の骨格部分を直接サポートするには、ベルトの方が適しています。腹部の圧迫など、構造上避けられないリスクをどう解決していくかが今後の発展のキーになります。
(グループI II IIIに属し、Iの時期だけシールドをしようするものもあります。)

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レーマー プリンス


シールドのみのカーシート


子供は直接車の座席に座り、シールドで囲って車のシートベルトでとめるもの。
バリオ

カーシートを体の下に使用しないので、最高に低重心です。頭部の位置も前席から遠くなり、クリアランスが稼げます。寝てしまったときの姿勢維持や、骨盤ホールドなど、厳密なことを言えばリスクもある製品ですが、サブ的な使用ではコストも安くかさばらないのでメリットがあります。サイドからの衝撃からは守れません。
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レーマー バリオ

車のシートベルトで直接子供を保護するカーシート
(背もたれ付)


3点式シートベルトの座席でのみ使用でき、9ヶ月から学童期まで広くカバーします。
 キッド

車のシートベルトで直接拘束しますので、ある程度体格が良くなってからの使用が無難です。底上げするパーツやインパクトシールドの併用で、グループTにも対応するものもありますが、本来はII IIIの範疇です。日本ではジュニアシートに重きをおかない傾向が強いですが、ユーザーの意識改革が迫られる部分です。

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レーマー キッド


車のシートベルトで直接子供を保護するカーシート
(ブースターシート)


車のベルトで直接子供を保護します。
 ズーム

座面しただけ使用し、底上げすることによって腰ベルトが適切に腰骨をキープし、肩ベルトが首にカからないようにすることが狙いです。姿勢良くうまく乗車できる年齢にならないと、事故時にうまく衝撃を吸収できません。サイドからの衝撃からは無防備になります。「警察に捕まらないからこれでいいんだ」という気持ちでは、本当の安全は得られません。「最低限必要」なものですが、あくまで「最低限」です。

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