1
その日、風雅達はレッカ女王とともに、バベルの塔の"現在の"最上階に来ていた。
以前そこへ集まったときと違うのはメンバーが増えたことぐらいだ。その増えたメンバーの一人がバベルの塔からゼノグラシアへとのカギとなっていた。
フェイは、レッカと会ってからしきりに彼女の事をチラチラと見ていた。そこにいるのは格好だけは違うが、姿かたち、声、態度、それらがバベルそのものだったからだ。
「フェイ、こちらへ」
レッカがフェイを呼ぶ。懐かしいその声に呼ばれて、思わず"バベル"と呼びそうになる。そしてレッカはフェイの背中にあるマークを指でなぞり始めた。それを静かに待つフェイ。
「あの…レッカ女王」とフェイは小さな声で言う。
「なんだ?」
「バベルは…僕の事をなんて言っていました?」
「私がバベルと会ったころは、まだ貴様とは会っていなかったんじゃないか?そんな話は微塵も出なかった」
「そう…ですか。あの…バベルは、どんな人でした?」
「彼女を言葉で言い表すなら、"好奇心"かな。この塔についても、ゼノグラシアについても…国や人間、家族、それから愛についても。全てに好奇心を抱いていた」
フェイの背中にある練成陣の解析をするレッカからは、バベルが使っていたのと同じ香水の香がしていた。それは彼にバベルと過ごした思い出を蘇らせる手助けをしていた。まるで側にバベルがいるような気分なり、そのまま自分の気持ちを伝えてしまえばどんなに楽になれるだろうかと、そんな気持ちでいっぱいになっていた。
「あの…僕は…バベルの事を、お母さんと呼んだ事があります…」
「"お母さん"か…バベルは母親にも興味を持っていたのかもな」
「僕は、バベルに、会えるでしょうか?」
もう練成陣の解析は終わっていた。フェイの側を離れながら、レッカが言う。
「どうだろうな。会おうと思っていたとしても、もう会えない所にいるのかも知れないな」
フェイは静かに俯いた。
2
レッカはフェイを扉の前に立たせて、その下に練成陣を記述した。
「バベルはフェイの身体の中に"呪文"を練成していた。これを身体から取り出せば、その瞬間に呪文が発動し、この扉を解除する。おそらくだが、この扉の中には再びエレベーターがあり、それが天空の大陸、ゼノグラシアへと続いているのだろう」
そう言って、レッカは練成陣に手を添えた。
しばらくしてから光り始めた練成陣とともに、フェイの身体から青白い光が溢れ出てきた。それらが扉へと吸い込まれていく。そして、扉が音を立てて静かに開いた。
だがエレベーターらしきものは無かった。
あったのは、以前風雅達がバベルの塔で見た、遥か遠くまで続く地平線だった。
「おいおいおい…何もねーじゃねぇか」
ジッタが一人駆け出して、その扉の向こうを覗く。それからゆっくりと足を踏み出し、扉の向こうの、展望台のような場所へと進んだ。そして振り返ってジッタは塔の上方を見る。
「おい…ここが塔のてっぺんみたいなんだけど…」
そう言った次の瞬間。ジッタの身体がまるで埃の様に粉々に分解されたかと思うと、それらが一瞬で上空へと飛び立った。
「えぇぇ!どういう事なんだ?!」
ロイドが慌てて駆け出す。ジッタの居た場所を覗きみる。
「おそらく、これは転送装置のようなものなのでしょう」
そう落ち着いた口調で言ったのはエルドだった。
「転送装置?」
「古代人は、この塔を力づくで登ってくる輩や、塔を伝って空へと飛行する輩を想定していたのでしょう。この扉から入ってきたもののみ、転送装置で上空へと転送する。そういう仕組みにしているのだと思います」
「じゃあ、ジッタはゼノグラシアへと転送されたって事か?」
「おそらく」
そう言って、エルド自身もジッタが転送されたと思われる場所へと足を踏み出した。同じ様に小さな粒子に変わったエルドの身体が空へと送られていく。
「おぉぉ!」とロイドが感嘆の声をあげる。
レッカはその光景を静かに見守っていた。
「あんたは行かないのか?」風雅がそう尋ねる。
レッカは静かに首を横に振った。
「私が長い歳月をかけて賢者バベルの消息を探してきたが見つからなかった。だが、貴様等はその手掛かりとなるフェイを見つけてきて、そして、今、ゼノグラシアへの扉が開かれている。これは私の"運命"ではなく、貴様等の"運命"だ。賢者バベルへの道は貴様等の前に敷かれている。だから、私はここに残る。私が行く事も出来るが、…それは私が望まない結果を生むだろう」
「わかった…結果は後で報告するよ」
風雅がそう言った後、彼に続いて、次から次へとその転送装置にのり、上空へと運ばれていった。それを見守るレッカ。
「賢者バベル…これが貴様が望んだ道なのか」
その言葉の後、目前に開いていた扉はゆっくりと閉じ、静寂が訪れた。
3
はつみが目が覚めると、そこには昔懐かしいレンガの石畳の床が広がっていた。ほのかに土の香もする。一瞬、どこかの街の一角にある公園で転寝をしていた気分になる。だがゆっくりと目を開け、顔を上げると、そこには建物が一つも無く、そして地平線も無い、青一色の空が広がっていた。
「ここが…ゼノグラシア?」
ゆっくりと歩み出る。どこかの建物の屋上にいるのだろうか、階下を見下ろすと、今のアルザタールなどと比べると、少し古い建築様式の街並みが広がっていた。だがそれが他の街と異なるのは、まるで空間が切り取られたかのように、街の向こう側は空となっているところだ。町全体が空に浮かんでいた。
「あ、はつみ。起きたの?」
テトがはつみの側に来ていた。手には木の実や何かの草を持っている。
「みんなは…?」
「みんな、手分けして街を探索する事になったんだ。僕とはつみがペアで東側を散策するんだ。風雅さんが、教会を見つけてほしいって。そこに宝物があるらしい」
転送装置と思われる場所から、階段で東側の街へと降りていく。そこには人々が暮らしていた形跡はあるが、不気味なほどに静かな廃墟が広がっていた。植物はそこらじゅうに生い茂っていたが動物の姿がない。
通りかかった店には看板に「パン」と書いてあるところから、そこがパン屋であった事は確かだが、窓や扉には木の板が侵入を拒むように張り巡らされていた。そして窓の側には大量のガラスが散らばっていた。
「何があったんだろう…」
店を通り過ぎて広場にでると、その広場には他の区画へと続く道が用意されていた形跡だけはあった。そこはバリケードが張られて人の侵入を拒んでいた。
「戦争があったのかもね」とテトは言う。
「うん…」
はつみとテトは開いていた街路の一つを進んでいく。
そこには黒焦げに焼け爛れた家々が続いていた。
うち一つからは家財道具を運び出した形跡があり、本やタンス、食器が散らばっている。何かの人形らしきものがその腹から綿を散らかしていた。踏みにじられたのだろう、大きな足跡が人形の腹に残っている。
「はつみ!」と、テトが何かを見つけたようで、急いでその側へと駆け寄る。
テトが指差す先には瓦礫の山。だが注意深く見てみると、瓦礫の下に巨大な手のようなものが見える。だが人間の手と異なり、4本の指が均一に並んでいる。
「なんだろ?巨人かな?」
テトが瓦礫の下に潜り込んで、その正体を確認しようとする。そしてはつみもそれに続いて、隙間へと潜っていった。中は空洞になっており、大きな柱がその巨大な何かのトドメを刺したと思われる。ようやく全貌が見えてきた。
「これ…蜘蛛?」
はつみが蜘蛛と表現するとおり、その巨大なものは蜘蛛の姿をしている。だが手は3対は蜘蛛と同じだが、一番前の1対は4本の指がついていた。
「蜘蛛?…かなぁ?」と、テトは蜘蛛の姿の何かをコンコンと軽く叩く。まるで陶器でも叩くような軽く乾いた音がする。
その廃屋を後にし、さらに進むと、再び広場に出た。中央には見栄えのいい噴水があった。それに加えて花壇もあり、人が居なくなったその街でも元気に花は咲いていた。だが花を囲むのは黒焦げの家々。アンバランスな風景が広がっていた。
4
一方で、キサラとジッタのペアが進んでいたのは、まるでジェノバを思わせる町工場が続く街並みだった。
「うっひょ〜!」
ジッタが何が嬉しいのかその廃墟を駆けている。
「どうしてわたくしがコイツと一緒なのかしら…人選間違えてますわ」
その後を疲れた顔でキサラが続く。
「見ろよ!これこれ!技術の宝庫だぜ!」
ジッタが叫ぶ。
「なんですの…」
呼ばれて見たモノは巨大な蜘蛛の姿をした何かだった。
「なんですの…この気味悪いものは」
「ロボットさ!マシーンだよ!」
「ろぼっと?」
「操縦席がない。こいつは自分の頭で考えて自分で動く事が出来るんだ!」
「…この動物を人が作っていますの?」
「ちげーよ!ロボットだよ!マシーンだよ!動物じゃない、まぁ、なんていうか俺様の飛行艇が知恵を持って自分で考えて飛ぶようなもんかな?」
「あら…でもセンスがありませんわ。こんな気味悪い動物をマネしなくてもいいのに」
「いや〜。どうだろうな、多分蜘蛛が一番安定してるんじゃないのか?歩行とか」
「よくわかりませんわ。それに色だって真っ黒だし、不気味ですわ」
「女はわかってないなぁ〜黒の美しさを」
そう言ってジッタはペシペシとその機械仕掛けの蜘蛛の身体を叩いた。
乾燥した音が一帯に響いた。
「ん?これは素材は何で出来ているのかな…?ジェノバ・サーメットか?にしては、えらく硬度が強いな。ほほぅ…この硬度でこの薄さ…ふむふむ」
ジッタが目の色を変えてその蜘蛛を見ているのに呆れて、キサラは一人、その場を離れて街へと足を運ぶ。工場は他の建物に比べて頑丈に造られているはずなのに、殆どが焼け爛れていた。被害が工場を中心としているようにも見えた。
噴水のある広場に出たとき、突然不安な気持ちに襲われた。
距離が離れたせいか、ジッタの声が聞こえなくなったのだ。
「ジッタ?」
呼んでみるも、声は届いていないようだ。返事が返ってこない。だがそれだけでなく、辺りに不気味なまでの無音が広がる。
「なんですの…?」
無音が続くだけで不思議な事はないはずなのに、キサラの頭の中は何かに殴られた後のように、くらくらと周囲のイメージが回転していく。次第に目が回り、その場に座り込んだ。手探りで周囲の何かを掴もうとする。立ち上がるために。だが広場の真ん中には立ち上がる手助けになるようなものは無い。
「ま、まわりが見えませんわ…一体…どうなってますの?」
涙声になるキサラ。だがその耳に、そこにあるはずの無い音が飛び込んでくる。
轟音、怒声、泣き声、何かが崩れ落ちる音、人が走り逃げる音。それらが次第に大きくなり、耳の音の領域を占めていく。
その時、手に何かの感触があった。
目が開き、周囲の景色が飛び込んでくる。そこには轟音もなければ、怒声も泣き声もない。一瞬でまた無音の空間に戻る。手の感触はジッタの顔だった。
「…なんなんだよ…一体」
キサラの頬に涙が出ているのをみて、ジッタが首を傾げた。
5
「きっと、大昔に大きな内乱があったんだと思いますわ」
キサラとジッタは町工場の一つから地下へと続く階段を下りていた。
「内乱?なんでそんな事がわかるんだよ」
「さきほどあの広場で感じましたの」
「あのなぁ…ゼノグラシアは滅ぼされたんだよ!こんな高度な文明を持っている連中が仲間同士で争うなんてするわけないだろう…」
「さっきから、沢山の蜘蛛の形の機械が転がっているではありませんの。みんなゼノグラシアの軍章がついていますわ…互いのトドメを刺して倒れている機械も見ましたわ」
螺旋の階段を下りた先には再び巨大な蜘蛛の形の機械が姿を表せていた。その外壁は半分が解けていた。
「ジッタ…これを見て」
キサラが指差した先にはコップや皿、ナイフなどの家具が散らかっている。そしてその下には焼け焦げた人間の骨と思わしきものが転がっている。そして、その側には小さな、人間の子供ほどの大きさの骨もあった。まるで親とその子供という構図だった。
「クソッ!」
ジッタはそう叫んで、その蜘蛛の形の機械に短い足で蹴りを入れた。
「こんなに高度な文明を持っていたのに!この技術を使えばいくらでも幸せになれたのに!…どうしてこんなくだらない事に使うんだ!」
「ジッタ…」
「俺様はな、ジジイから色んな道具や機械について教えてもらった。みんな使っているうちに魂が宿るってな!俺様とお前らが一生懸命作ったあの飛行艇にも、魂が宿っているって思っている!こいつに宿った魂は、どんな気持ちで人を殺したんだろうって思ってな…こいつを作った奴は、一体どんな気持ちなんだろうって思ってよ…。頑張って造ったものが、人殺しの道具に使われるなんてよ…!悲し過ぎるじゃねーか!」
ジッタは材木で蜘蛛の形の機械を殴った。素焼きの丁度品を殴ったような乾いた音があたりに繰り返し響く。傷一つつかなかったが何度も何度も殴った。
「クソッ!ゼノグラシアの民は世界最強の民族だと信じてたのに!何て馬鹿な奴らなんだ!俺様はその末裔だと信じていた…最悪だ!恥ずかしくて死にそうだ!」
泣きながら蜘蛛の機械を殴るジッタ。
「もうやめてジッタ!道具は所詮、使う人に運命を委ねられるだけですわ!」
「違う!みんなそう言うけど…」
息を切らして後、ジッタは殴るのを辞めた。そして続ける。
「本当に素晴らしい道具は人の心も動かすんだよ…」
結局傷一つつかず、ボロボロになった材木がそこに残った。
6
ロイドとマハ、そしてエルドの3人は街外れの広大な農地に来ていた。
農地といっても既に人の手が加えられなくなった場所だ。荒れ果て、沢山の木々が生い茂っていた。ロイドがエルドにいう。
「エルド。そろそろ話してくれないか?」
「ゼノグラシアの真実…ですか?」
「あぁ」
「かつて、その高度な技術で世界中を恐怖に陥れたゼノグラシア帝国。ところが、あるひ忽然と姿を消し、世界は再び復興した…これが今、受け継がれているゼノグラシアの伝説です。そして今でも、空のどこかにゼノグラシアの技術が眠っていると」
「それなら、博物館にでも行けば綺麗な声で読み上げてくれるさ。知りたいのは、今のこの状況さ」
「正直、俺も驚いているんですよ。今のこの状況に。伝説によれば、あるとき、ゼノグラシアの女王が自らの身体を封印し、この世界から去っていった。それから王位を巡って争いがあったというのが、とある学者の意見です」
「この世界から…去る?」
「古い文献にそう書いてはあるのですが、まぁ、別の意味にも読み取れなくはないですよね。例えば…自殺したとか」
「女王がいなくなり、内乱が起きた。そこまではいいとしても、街一つ分の人間が、この土地をほったらかして他の場所へと移住したっていうのも不思議な話じゃないか?それとも、その内乱でゼノグラシアに住んでいた人々は全員殺されたというのか?」
「これは俺の見解なんですが、いいですか?」
「あぁ」
「女王がこの世界から去った…というのは文字通り、本当にこの世界から去って別の世界へと言った。そして、それに続いて、ここに住んでいた住人も、同じ様に去ったと考えられないですか?」
「随分と大胆な発想だな…他の世界が存在するって事が前提みたいじゃないか」
「ですね…まぁ、本当の話を知りたければ、風雅さんか豊吉さんに聞くのがいいんじゃないですか?」
「ん?どういう意味なんだ?」
「あの二人は、この世界の真実を知っている…と睨んでいます」
「あぁ…たしか、時が来れば話すとは言ってたな…」
「その時が、もう来ていると思います」
「?」
「あの二人は、ある宝物を探すために世界中を旅をしていると聞いています。それが世界の真実を語るものだとも。それがこのゼノグラシアの、中央神殿にあると思われるのです。…これも、とある学者の見解ですが」
「ほうほう…やっぱり、あの真ん中の建物か」
3人が農園から大陸中央に聳え立つ大きな城に視線を合わせる。
「そこで宝物を見つける事が出来た時には、風雅さんは俺達に真実を話してくれると思うのです」
「そりゃあ、楽しみだな」
「…ですか?僕は、正直、知りたくないのですが」
「え、なんで?」
「僕の中での真実というのは、自らが捜し求めて、辿り着く先にあるもの。だとしているからです。風雅さんに教えてもらうものじゃない…だから、必然的に、真実というものは自らが信じている事だと、なってしまうのです。これはとある学者も同様の見解です。それに、トレジャーハンターとしての俺の見解も同様です」
「真実を知るのが怖いのか?」
「えぇ…。もし、どうでもいいような事なら、風雅さんがもう話しているでしょう。どうしてここまで黙っている必要があるんです?」
エルドは答えを知っていても、それを自分の口からは言わないように仕向けた。それを察したロイドが少し間を空けてから答えた。彼も同じ様にその答えは直ぐに解ってはいたが言いにくそうにしていた。
「…話してしまえば、俺達が協力してくれなくなるかも知れないから…」
7
ナジャとミーシャが探索をしていたのはゼノグラシアのほぼ中央にあると思われる巨大な神殿の手前だった。以前はそこには門があったと思われるが、幾度と無く攻撃が繰り替えされたようで門は既にその形を失っていた。在るのは瓦礫と何体もの蜘蛛の形をしたロボットだった。
「このロボット、仲間のロボットを殴ってる」
瓦礫に埋もれた一つのそれを指差してナジャが言う。その蜘蛛の形のロボットはもう1体の別のロボットの身体に自らの前足を突き刺していた。他にも沢山の凹みが見られたことから、この2対のロボットは互いに殴りあううちに動かなくなったものと思われる。
「いや…仲間じゃあないよ。同じ型のロボットだけど、ほら、紋章が違う」
ミーシャが言う紋章というのは、ロボットの頭についている盾の形をしたタグだ。一方の紋章には虎をあしらったものが描かれている。そしてもう一方は、尻尾が沢山ある鳥だ。
そしてそれらの状況を垣間見た上で、ナジャが一つの答えを出した。
「これは…軍章だ」
「同じ国の中の"虎の軍隊"と"鳥の軍隊"が戦った…っていうことかな」
また、ゼノグラシアに辿り着いたときに吹いた風がナジャとミーシャを包んだ。
「どうして同じ国に住む人同士が争うのかな」
ナジャが放ったその声は風の中にかき消された。まるでそれは風に篭ったゼノグラシアの民の魂が、部外者であるナジャの愚問を「五月蝿い」とかき消したようだった。
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