深き虚空からの伝承



第三章の3


可憐な乙女の身体持ち
男に負けぬ技を持ち

花園の中に身を置いて
主を守りて戦いぬ

その心根を体現せし
緋色の髪をたなびかせ

その華やかさを引き立てし
黄金の鎧を身に纏い

強く 凛々しく

厳しく 気高く

明るく 優しく

美しく

数多の瞳を集めしも
幾多の心を集めしも

己が信念突き通し
歩み進めしその刹那

初めて感じる恋心
純情可憐な恋心

想いを寄せしその者を
我が手に寄せしその為に

悪童すらも従いし
その微笑みを業物に

勇気遥かに天空へ
成就全てが祝福す

彼女の名は「レイラ」。
知勇と美貌を兼ね備えし、乙女心あふれる女性。


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