キット完成の一報を頂き、すぐさま購入しました。その後エルロンバージョンの発売。すぐにこちらも取り寄せました。
すべてのパーツ(プランク材の一部を除き)がレーザーカットされています。その精度はすばらしい!ウエブまでレーザーカット・・やりすぎかな?とも思える裁断です。
■主翼の組立
まずは、プランク材の下面側を用意して図面に合わせてリブ位置をけがきます。大きい材料が入っていますので、寸法も合わせてやや大きめに裁断しておきます。
後縁材も同様に下面になる部材にリブ位置をけがきます。
エルロン部分の補強プランクも、後からしてもいいのですが、平面をだすためにも先に後縁材に接着しておいた方がいいと思います。
|
 |
 |
リブはプランク材に下側のスパーを先に接着し立てていきます。このとき中央部分の直角に立てるリブは翼端材を利用すると簡単です。接合部分は、ゲージがレーザーカットされています。これを使ってキッチリ角度を出していきます。サーマル仕様の場合は外翼の接合部のゲージを調整して上半角を少し(2〜3度)つけておくといいでしょう。
 |
かんざし部分ですが、リブに正確に穴が加工されていますので、差し込んで接着するだけですが、ウエブと桁をシッカリと接着して下さい。初めは瞬間だけでいいと思っていましたが、1号機の破損の状態からエポキシを中に十分詰めておく方が無難だと思います。 |
ここまでできたら上面のプランクに入ります。
ここでのポイントは、いかにねじれないようにプランクするか・・です。
後縁側を定盤となる台にテープで固定し後縁側が浮き上がらないよう注意してください。
(写真を取り忘れましたが、後縁をたとえば下の台にそろえて、テープで固定して、プランクしていくとねじれません。
ジグをお持ちの方は、問題ないと思います。 |
 |
 |
中央翼と外翼との接合は図面では瞬間で指示されていますが、一発で位置決めが難しいのでエポキシでゆっくりと固定していきました。
翼端材は中央翼と外翼を接合した後にエルロン材を仮組みしけがきを入れて整形するとぴったりとエルロンと合います。 |
■胴体の組立
 |
胴体の側板を張り合わせて行きますが、レーザーカットのため正確に簡単にここまではできてしまいます。
ねじれないように胴枠を接着していきますが、中央から前、後ろと行けばねじれることなくできてしまいます。胴体の上面材と下面材も後部はレーザーカットされています。 |
 |
 |
上面材をプランクする前に、エレベーター用のリンケージパイプを尾部に固定しておきます。 |
■ノーズコーンの加工
ABS製の加工品を中央で切り落とし左右の部材に分割し、瞬間で仮組を行った後、付属のグラスを瞬間で張り付けますが、ややすりあわせが必要です。
モーターマウントもコスモテックのプラネタ用が加工されていますので簡単にできてしまいます。
(右は仮組の写真)
|
 |
 |

生地完の状態です。 |
■エルロンサ−ボ搭載+リンケ−ジ
エルロン用サーボの取り付け穴を図面通りに生地完状態で開けておきます。
サーボ固定用のベット(フランジを固定する)もベニアのレーザーカットされた部品が入っていました。感激です。簡単に瞬間で固定してサーボの位置決めを行ってホットボンドで最後に固定します。
ケーブルを通す穴は大きめなのがリブにもあいていますのでさほど苦もなく通すことができます。 |
 |
■リンケージ&メカ搭載
メカは写真の通り(図面通り)です。
リンケージロッドは、付属のものでなく、0.8mmのステンレス製(QRP等)に変更しています。また、ラダーリンケージは写真右のように胴体上部からまっすぐにラダーに持っていっています。
|
 |
 |
■キャノピーの加工
最後にキャノピーは大会などで受信機のクリスタル交換や、プラネタギヤのメンテナンスの作業性向上のため、テープ固定をやめてキャノピーフレームを作成して簡単に開け閉めできるようにしました。
|
 |
 |
完成状態のPROMENADEです。
|