サ−マル工房 ASK−21の製作


キット完成の一報を頂き、すぐさま購入しました。今回の主翼はバルサリブ組オ−ルプランク構造となっています。いつものことながら部品の精度、材質、等すばらしいものが使われています。胴体もスケ−ル感たっぷりな綺麗なフォルムとなっています。いつものことながら、ヒンジテ−プや、リンケ−ジパ−ツも付属しており、さらに今回のキットはお値段も破格な価格設定となっています。もう1機欲しくなるキットです。


('00.9.03PM〜4h)

■キャノピ−の組立

キャノピ−を胴体に合わせて組み立てます。ベ−スはABS製、アクリルのブル−のキャノピ−が入っています。切り取りはケガキ線に沿って切り取っていきますが、最初はベ−スを胴体に合わせてすり合わせします。しかし剛性がないので、裏にヒノキの棒を仮り止めして形を整えます。ベ−スが出来たら、キャノピ−を切り取りベ−スに接着して完成です。

胴体への取り付けは、図面では前側に15mm幅の板を接着して胴体に差し込むよう指示がありましたが、作業性を考えて丸棒に置き換えました。胴体には○穴を開けて位置決めします。後ろは図面通りビスに引っかけて固定します。


■車輪の加工

胴体に付ける車輪は、ABS製のダミ−パ−ツが付いています。フロントはこれをそのまま使用しましたが、メインギヤはタイヤを取り付けることにしました。

タイヤは、かなり昔の(25年前)Uコン用のものが、がらくたの中にちょうどありましたのでそれを使用します。懐かしいKMCOと書かれていました。車輪ベ−スを1mmベニアをカ−ボンキュアシ−ト補強して作成、胴体に穴を開けて中から差し込みます。後は周りをパテ埋めしたら胴体の完成です。


('00.9.9PM〜8h+9.10AM-1h,PM-2h)

■水平尾翼、ラダ−の加工

水平安定板、エレベ−タ−、ラダ−はしっかりとした材料が綺麗に切り出されており、簡単に加工できます。安定板の固定部分には菱形のベニアを埋め込んで補強するようになっています。エレベ−タ−は単板ですのでサンディングして形を整えます。ラダ−は胴体の形状に合わせて下側を整形しヒンジ面を山形に整形したら完了です。


■主翼の製作


主翼はリブ組バルサプランクです。材料はやはり良質なバルサが入っていました。プランク材も1プランク分ずつ加工されています。まず下面を基準に組み立てていきます。後縁側を基準にスパ−の位置を図面に合わせて下面プランク材にけがきスパ−を接着、リブを両端から基準に立てて中を立てていきます。中の加工が終わったら、上面をプランクして外翼と内翼を翼上面が水平になるように接着します。ここまででいったん整形を行い形を整えていきます。

若干改造した点−翼根本のリブ1,2にはすでにカンザシパイプの穴が加工されていますが、仮組で胴体に当てるとやや主翼がWL方向に下がってしまいます。ベニアのル−トリブはきっちりと胴体に合うので、ル−トリブを基準にカンザシパイプの位置を1.5mm下げています。この結果上半角が少なくなるので、外翼を内翼に対して1度上半角を付けました。

組上がった主翼にエルロンを仮り組みして翼端材をエルロンに合わせて接着します。こうしないと内翼端と外翼端に差が出ると、エルロンが綺麗に付きません。

組上がった主翼にエルロンサ−ボを入れる穴を開けますが、図面から型紙をおこしてけがき、切り取ります。切り取った端面には低粘度の瞬間をしみこませておくと、後でクラックが穴の端から入らないでしょう。


■モ−タ−マウントの取り付け

モ−タ−マウントはいつもはカ−ボンキュアシ−トで補強するのですが、今回の付属しているマウントは2mm厚程度あり、レ−ザ−カットされているのでこのまま使用しました。エア−インテイクも開いています。ドライブユニットはS400ダイレクト、8セル仕様で試してみます。(この機体のおすすめユニットだそうです。)



生地完成状態のASK−21です。


キャノピ−の塗装も完了しました。






('00.9.16〜17 天気悪し)

■胴体の塗装

下地処理をして、ウレタン塗装

下地を整えるために、#180〜#240位のサンドペ−パ−で全体をサンディングします。このとき離型剤がまだ表面にかなり残っているので、完全にツヤが無くなるまで十分にサンディングしていきます。サンディングが終われば、目で見て見えるヘコミやキズ、素穴をラッカ−パテで薄くうめていきます。このとき指にシンナ−を付けてのばすと簡単に薄く埋められます。一度乾燥させて#320位のサンドペ−パ−でサンディングしいらないパテを完全に落とします。この後下塗りのサフェ−サ−を1度まんべんなく塗装して乾燥後、目で見えなかったピンホ−ルが見えてきます。再度ラッカ−パテで薄くうめていき、サンディングしいらないパテを完全に落とします。もう一度サフェ−サ−を吹き付けて下地処理の完了です。

十分サフェ−サ−を乾燥させたら、#400位の耐水ペ−パ−で表面を軽くサンディングします。このときサフェ−サ−をはがさないよう注意して下さい。はがれて下が見えたらもう一度サフェ−サ−を吹き直します。サンディングが終了したら、表面のゴミをティッシュペ−パ−などで綺麗に落とします。間違えてもタオルを使わないように!。塗装時に毛ゴミがたくさん現れます。綺麗に掃除が出来たら、ウレタンを吹き付けていきます。胴体をくるくる回しながら塗装していくと、厚く塗装しても、ナガレが発生しなくなります。(マツダのハイレフコ−トの技)


■エルロンサ−ボ搭載+リンケ−ジ

特筆することもありませんが、翼厚が結構ありますのでJRのNES−371が十分収まります。サ−ボはいつものブロックが付いていませんので、ホットボンドで固定しました。


■エレベ−タ−+ラダ−リンケ−ジ

この行程も図面通りですが、エレベ−タ−ホ−ンは位置決めをしっかりしてやって下さい。垂直尾翼上部は図面指示はありませんが、ホ−ンが干渉しますので、ル−タ−で削り取って上に開口部を設けています。(ホ−ンは完全に垂直尾翼内に収まります。)ラダ−ホ−ンは図面指示通りですが、リンケ−ジロッドは胴体から出たところを曲げなくてもストレ−トでOKです。



ほとんど完成状態のASK−21です。

カラ−は実機ASK−21の1号機です。




('00.9.23 雨)

■胴体にサ−ボ他搭載

    その後、重心合わせで完了!

サ−ボベッドは付属していますが、やや大きいのでサイズを調整します。各社9gサ−ボに合わせたサイズになっています。強度が無いのでいつものようにカ−ボンキュアシ−ト補強をして搭載しています。並びは図面指示通りでちゃんと重心が合いました。バッテリ−は車輪を付けたので、バッテリ−ベットを作って載せています。



■8cellのすすめ

  (7cell+AP29L−SPよりパフォ−マンスUP!)

モ−タ−& AMPrpmWeight(g)
Motor+AMP+CNT+BATT
in(W)out(W)out(W)/
Weight(g)
KONTRONIK DRIVE150(BL400-22)
+3SLB25-6-12+7Cell
15,500113208868.70.21
ASTRO 020
+7Cell
15,00016.521313262.20.29
Kyosho AP29L+schulze slim-24be
+7Cell
16,50018.529514882.80.28
HYPER400/35T-N+schulze slim-18be
+7Cell
13,500122259645.40.21
HYPER400/35T-N+schulze slim-24be
+8Cell
17,0001224510890.60.37

目から鱗の発見でした。これまでは7CellでホットなAP29Lをダイレクトの機体には使用していました。
しかし、HYPER400/35T-Nの8Cellでのパフォ−マンスはすばらしく、AP29L+7Cellよりも50gも軽く
ハイパワ−な設定になります。

さっそく、B4のユニットもHYPER400/35T-N+8Cellに置き換えました。
HYPER400/35T-N+8Cellは本当におすすめのユニットではないでしょうか。





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