サ−マル工房 ASK-21


サ−マル工房さんから、新作機が登場しました。早速作成して見ましたが、とてもスケ−ル感があった良い機体です。材料等も最高のものを使用されていて作りやすい機体でした。写真でおわかりのようにさすがサ−マル工房さんの機体ですね。綺麗です。

(注)重心位置は前縁から35mm〜40mmで飛ばして下さい。



翼長 1700mm
主翼面積 21.3dm2
主翼翼形 E−201modified
モ−タ− HYPER400/35T-N
ギヤユニット ダイレクトドライブ
プロペラ Robe 6×3.5→Graupner 6×3 CAM
バッテリ− 8N−500AR(SANYO)
アンプ KONTRONIK MINI BEC 20−6−10
サ−ボ JR NES371×4
エルロン×2、エレベ−タ−、ラダ−
受信機 JR NER649S
全備重量 800g(バッテリ−含む)

●製作編
サ−マル工房 ASK-21の製作過程へ
●事故報告+(反省)

平成12年10月1日午前10時30分ごろ、広島県のとある滑空場にて、操縦者による手投げ後スム−ズな加速を行い、そのまま上空へと思いきや左に急バンク。なんか以前にもあった事故と全く同じ・・・ただロ−ルレ−トは緩やかで当て舵を入れると舵は効くもののハンチング・・・翼端失速。すぐにモ−タ−カットし滑空に入れるも、テ−ルが重い感じで水平にドン着。滑空しない・・・・。バッテリ−を前へ移動して重心を5mm前に移動。やや改善されるも再度同じ症状・・・。さらに前にバッテリ−を移動、これ以上はメカの搭載関係で前に出せない。トリムをダウンに入れて再度投げる直前、ガガガガ−!ペラが折れていました。



●事故検証その1(またまたペラの選択ミス?)

その後の事故調査委員会の調べによると、回収されたプロペラハブのところから、見事にちぎれてペラが片方無くなっていました。またもう一方も時間の問題のように円周方向にピンを刺している穴がのびていました。過去のペラの選択ミスは私のスケ−ル感を壊したくないあまりに白いグラス製のペラを使用したためにおこしてしまいましたが、今回のは機体メ−カ−推奨品です。とはいえ8cell@17000rpmにはよく考えるとこのペラでは無理がありました。自分である程度の判断を回転数を計った段階ですべきであったと反省しております。



●事故検証その2(またまた重心位置?)

その後の事故調査委員会の調べによると、図面上指示してある重心位置について再度検討をしてみたところ、MACの38.5%というところに重心が指定されており、本来20%前後が安定して飛べる位置とされている数値から大きく外れていることが解りました。(見た目でももう少し考えるとすぐに解りそうなものですが・・・)この機体を安心して飛ばすには、縦安定はある程度あると考えると25%付近からはじめて、様子を見ながら30%まで下げる方が無難だと思います。(写真参照して前縁からの重心位置を決めて下さい)

飛行結果をサ−マル工房さんに連絡したところ、やはり重心位置は図面の指示ミスですとのことでした。結果的には、上述した30%を後ろの限界位置として設定する必要があるようです。修理完了後には、25%から設定してみます。



フライトインプレッション2000.10.14 Very Good!

ノ−ズの大破を修復し、本日重心位置を変えてテストフライトをしました。重心位置は前縁から38mmの位置です。アンプ&サ−ボが軽いせいか、重心位置を40mmより前に出すにはバラストが必要になります。今回15gほどバラストをノ−ズに積んで設定しました。

肝心のフライトですが、重心がこの位置でも少しノ−ズが軽い感じです。但し、翼端失速する状態ではありません。少しダウントリム気味でいい感じです。テストフライトのつもりでしたが、サ−マルに入りセンタ−リングすると、どんどん上昇していきます。沈下も少なくヨ−方向、ロ−ル方向の安定もあり、安心してサ−マルソアリングが楽しめます。あまりにも降りてこないので、かなりスピ−ドを出して見ましたが安定性は抜群です。飛んでるスタイルも気に入ってしまいました。また良い機体を手に入れることが出来て、大変満足しています。




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