Floh(2号機)の製作


NSPさんから購入した2機目の機体ですが、製作メ−カ−名は不詳です。完成度は90%といった感じで、主翼、尾翼ともフィルム貼り完成しています。但し主尾翼の取り付けは、すべて穴開け加工をしなければなりません。なかなか緊張する仕事はしっかり残っています。


機体の所元と説明が書かれたA4の紙数枚が付属(すべて英語です)。また、リンケ−ジパ−ツはいつものことながらアメリカから輸入するとホ−ン類はベニヤ板が付いてきました。これらはすべて変更します。


■リンケ−ジロッドの固定

リンケ−ジロッドは付属していますが、1号機の時に気温や湿度の変化でトリムがめちゃくちゃに毎回変わってしまいました。1つに原因はこのロッドケ−スかな?と考え今回はすべて国産QRP製に替えました。ラダ−は胴体に2mの穴を2カ所開け、その間をカッタ−ナイフで切り取ってロッドを通し瞬間で固定します。エレベ−タ−は垂直尾翼内にマイクログラステ−プを使って瞬間で固定。ヒンジ面はバルサ材を整形し埋め込みます。(その後ラッカ−等で塗装が必要)


■胴体の加工(キャノピ−ラッチの固定他)

胴体に主翼固定用のネジの台座をエポキシで固定します。キャノピ−は胴体のフランジが長いので、フロント側を胴体に差し込む様な爪を作成し、胴体に穴加工をして固定します。

■モ−タ−マウントの加工

ノ−ズ部分は切断されていませんので、マウントを切り出した残りを型にして、ダウンスラスト、サイドスラストを決めてけがきを入れます。ペッカ−鋸でけがきの3mm位手前を切り落とし、サンディングボ−ドで削り落としていきます

マウントは、いつもと同じ1mmベニアのカ−ボンサンドイッチです。


■水平尾翼周りの加工

垂直尾翼上面に、水平尾翼取りつけ用の下穴を開け、4mmのタップを立てます。後方にねじれ防止用のピンを差し込む穴を加工します。ピンはリンケ−ジガイドを流用しましたので下穴を2mmで開けました。

エレベ−タ−ホ−ンは、ベニアを加工してカ−ボンキュアシ−トで補強したものから造りました。ロッドの穴は精度を上げるために、ロッドガイドを埋め込んであります。


尾翼周りのリンケ−ジの状態です。ラダ−も水平尾翼と同じやり方で、ホ−ンを作成しています。ガタは全くなくスム−ズに動きます。


■主翼の取り付け加工

胴体にまず、ダウエルを入れる穴を開け、主翼を仮止めして4mmのドリルで主翼に穴を開け、ダウエルを打ちます。後縁側は4mmのボルト穴を主翼に開けた後、胴体に下穴を開けて4mmのタップを立てて完了です。しかし、ダウエルを完成した主翼に打つのは結構神経を使っちゃいますよね。

付属の主翼取り付けナイロンボルトは加工精度が悪く、国産品に変更しました。


■エルロンサ−ボの搭載

サ−ボベットをヒノキ材とベニアから作成し主翼に埋め込む形を取りました。この方法がメンテナンス性や、信頼性が一番高いと思います。ただちょっと加工するのに手間がかかるのが・・・・(^^;



完成状態のFloh2号機です。T−tailのスタイルがなかなか気に入っています。

パワ−プラントは、1号機のものをそのまま流用しています。QRPさんから販売されている、CT2947BBプラネタギヤ4.5:1に11×8のCAMペラを使用し、アンプはシュルツェSlim24beです。このサイズの機体を軽々と引っ張ってくれます。





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