2025年春闘アンケートF
職員一人ひとりの要求や悩み
組合交渉で伝えていきたい
アンケートの報告7回目です。
質問13 仕事のやりがいについて
4人に3人がやりがいを持っている
質問13は、仕事のやりがいについてです。
約6割の方が「まあまあやりがいがある」と回答、「非常にやりがいがある」は、昨年より若干減っていますが、ほぼ昨年と変化がないと言える程度の差です。
働いている方の4人に3人がやりがいを持っているというのは、職場としてはよい数字なのではないでしょうか。
質問14 仕事を辞めたいと思ったことがありますか
職場の悩み ぜひ市職労にご相談を
質問14は、仕事を辞めたいと思ったことがありますか、というちょっと気になる質問です。
「いつも辞めたい」と思っている方が約1割。こういう方は、私たち広島市職労や、市が設置している相談窓口に相談していただき、ちょっとでも状況の改善をしていきましょう。回答の分布傾向は昨年とあまり変わりません。
処遇改善が進み非正規職員の回答が分散
質問15は、改善したい勤務条件についてです。
賃金・一時金の引上げがダントツの最多です。2位が人員の増員です。3番目に多いのが休暇制度、4番目が人員配置・人事制度の改善となっています。非正規の処遇改善が昨年より減っていますが、報酬や一時金の改善が進んだことや、新たに雇用継続という選択肢ができたことで、非正規職員の回答が分散したことなどが考えられます。
回答をみると、職員一人ひとりに、様々な要求や職場での悩みがあることがあらためて感じられます。私たちも労働組合として、そうした要求や悩みを汲んで、交渉の場で当局に伝えていけるよう、様々な形で、みなさんの声を集めていきたいと思います。
質問15 職場の働く条件の改善で、もっとも実現したいものを「3つ」選んでください
調理協 第45回定期総会
調理員のだれもが相談できる調理協でありたい
学校給食調理員協議会(調理協)は、6月28日グリーンアリーナにおいて、第45回定期総会を開催しました。市職労柴野中央執行委員長を来賓に迎え、調理員のなかま39名が参加しました。
子どもたちのために安全で美味しい給食を
調理協平野議長の「給食にスポットライトが当たっている今だからこそ、誇りをもって子どもたちのために安全で美味しい給食を作ろう。調理協は、調理員の誰もが相談できる場でありたい」という開会あいさつで幕を開け、柴野執行委員長は、熱中症対策の義務化について触れ、「厳しい環境下での安全安心な給食提供のため、市職労もともに取り組んでいく」と述べました。
その後、2024年度経過報告、決算報告、2025年度活動方針案、予算案、役員案について調理協役員より説明をし、満場一致で採決されました。総会議長に選出された日浦小の中村さんの円滑な議事進行で、時間通りに総会を終えることができました。
現場の声を大切に 職場の意見交換の場
後半は、職場の状況や困っていることなど、ざっくばらんに意見交換する場とし、8名の参加者から発言がありました。年齢や立場が違えば、悩みも様々でした。質問について、今ここで詳しく回答できないことについては、当局に問い合わせ、フィードバックしていきます。
新たな役員二人を迎え、新体制でスタートした調理協。現場の声をしっかり吸い上げ、明るく前向きに活動していきます。
2025年度広島市職員労働組合役員選挙について
全員信任されました
広島市職員労働組合の2025年度役員選挙は、告示のとおり7月1日に開票した結果、下記のとおり、全員が信任されました。
広島市職員労働組合選挙管理委員長
2025年度広島市職員労働組合役員選挙信任投票結果
最低賃金 大幅引上げと
地域間格差の是正を
県労連パート臨時連絡会は、最低賃金いますぐ全国一律1500円を求めて、6月26日20時からはじまったハンガーストライキ(水以外飲食しない)や、27日の街頭宣伝、労働局前の座り込み行動に取り組みました。
いま、最低賃金引上げは「賃上げ」政策の柱として、どの政党も主張する課題となっていますが、地方からの強い要求は、地域間格差の是正です。
東京都の2024年10月からの最低賃金は1163円、一方、最も低い秋田県は951円と時給で212円もの格差があります。しかし、必要な生活費を調査すると、必ずしも都心部が高いわけではないことがわかりました。地方からの人口流出を止めるためにも、全国一律最低賃金は重要な課題です。
ちなみに、公務員も地域手当で20%もの格差がつけられ、賃金制度が、人口一極集中を助長させています。
第40回網の目平和行進
原爆投下 正当化許せない!
武力行使では平和は訪れない
6月27日、核兵器廃絶や平和を訴える「網の目平和行進」が広島市中心部で行われました。
中区千田町など市内4カ所からスタートした参加者らは、「核兵器廃絶」「ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ」などと声を上げながら、約1時間かけて全体会場の平和記念公園噴水前に約200名が結集しました。
原爆犠牲者に黙祷を行った後、県原水協の高橋代表理事は、イランの核施設への攻撃を広島と長崎への原爆投下になぞらえて「戦争を終結させた」と述べ、武力行使を正当化するアメリカのトランプ大統領の発言に対して、「被爆者にとって原爆投下を正当化する発言は許されない」として、武力行使や核の威嚇では決して平和は訪れないと強く訴えました。
その後、広島市長からの連帯のメッセージが代読され、政府に「核兵器禁止条約」への署名・批准を求めていくことを参加者らと共有し、集会を終えました。