しぶきバックナンバー

しぶき記事

年々老朽化する学校の運営を支える
限りある予算のなかで業務員にできること
職場課題交流会
私たちの仕事 現在と未来
学校業務員の仕事

職場課題交流会「私たちの仕事 現在と未来」の第2回目を開催

 6月25日、広島市職労第4回中央委員会に合わせて、職場課題交流会「私たちの仕事 現在と未来」の第2回目を開催し、学校業務員協議会の宮脇さんに、学校業務員の仕事の内容や、課題などをお話していただきました。
 最初に、市立学校の多くは築40〜50年経過しており、耐震化・改修工事で築80年まで使用するとの計画のもと、現場では老朽化する施設のなかでどう安全に生徒・児童が過ごせるかという問題と向き合っていると、現状の説明をされました。

業務員は学校運営を支える一員

 次に、学校のメンテナンスにおついて5つのポイントを紹介されました。
@「壊れたら直す」から「壊れる前に対応」
A日常の小さな気づき(危険防止につながる)
B(授業等が滞らないよう)学校施設だからこそ求められる「即時性」
C安全とは「事故が起きなかった」こと(見えない成果を大事にする)
D学校を支えるのは連携(業務員と教職員、学校と事務センター・教育委員会など)

 学校の運営を支える一員だという自覚がよく伝わる説明でした。

雨による浸食を防ぎ 建物の寿命を延ばす

 そのあと、たくさんの現場写真をパワーポイントで紹介。職場の小学校を中心に、老朽化している校舎の鉄筋コンクリートに水が侵入し鉄筋が錆びている写真を示しながら、防水シートを敷き、コンクリートの天井に雨が侵入しないよう対策しないと、雨漏りや鉄筋のさび付きによるコンクリートの劣化がさらに進むため、いかに予防するかが大事だと説明されました。

限られた予算 優先度を判断

 「修繕については、技術的に業者に依頼する場合と自分たちで補修する場合があり、すぐに修繕ができなくても、囲いをつくって近寄らないよう応急対応する。」「コンクリートが剥落しそうな箇所は、場合によっては弱っている箇所を叩き壊し、剥落による子どものケガを防ぐ。」など、複数の修繕・補修箇所があるなかで、予算に限りがあるため、危険の緊急度など優先順位を教育委員会や学校の上役と相談しながら決め、順次対応しているとのことでした。
 予防的な対応を心掛けているが、実際には予算がなくて、わかっていても壊れるまで着手できないこともあるなど、学校の修繕や補修をめぐっての実情を垣間見ることができました。
 施設老朽化の実態として、思っていた以上に深刻で、子どもたちの安全確保はもとより災害時には住民の避難所になる施設でもあることから、実態を知れば住民の関心も高い問題なのではないかと、報告を聞いて感じました。

主権者は国民 民主的国会運営を
「勝てば何やってもいい」ではない

 現在開催中の通常国会で、高市内閣のもとで自民党と維新による聞く耳持たない強行な国会運営が、これまでの政権より顕著に目立っています。
 こうした国会運営に対し、野党は反発を強め、野党欠席のまま、反対意見も多く議論が全く尽くされていない「皇室典範改正」や「国旗損壊罪」、そして政権与党が選挙でさらに有利になる「衆議院定数削減」など、高市政権が進めたい法案を、数の力で強行突破しようとしています。
 先の選挙で自民党が大勝したとは言え、国民は「白紙委任」で投票したわけではなく、こんな国会運営を期待していたわけではないはずです。

働き方をともに考える
職場を大切にしていきたい
調理協 第46回定期総会

調理協第46回定期総会を開催

 6月27日、学校給食調理員協議会(調理協)は市役所本庁舎9階にて、第46回定期総会を開催しました。市職労柴野中央執行委員長を来賓に迎え、40名の調理員のなかまたちが参加しました。

子どもたちのためにみんなで協力しよう

 冒頭、調理協平野議長は、平和について一冊の絵本を紹介し「世界で起こっている紛争だけが戦争ではない。狭い職場の中で争うことなく、みんなで協力し、子どもたちのために頑張りましょう」と開会あいさつをし、柴野執行委員長は、少子化・人口減少の問題について触れ「学校給食の問題も、1つでも解決できるよう市職労もともに取り組んでいきたい」と述べました。
 その後、2025年度経過報告、決算報告、2026年度活動方針案、予算案、役員案について調理協役員より説明をし、満場一致で採決されました。総会議長に選出された祇園小学校の亀本さんの円滑な議事進行で、時間通りに総会を終えることができました。

職場の状況などを意見交換

 後半は、事前アンケートで寄せられた意見について話し合うなど、職場の状況や困っている事などざっくばらんに意見交換をする場となりました。
 自分たちがどのように働きたいか、どんな職場にしていきたいか、ともに考えるこのような場を大切にし、今後も活動を続けて行きます。

現業評 全国学習交流集会 現業労働学校
希望と意欲を持てる職場環境は
自らがつくり出すもの

広島市職労現業評議会からも12名が参加

 6月13日・14日に、「第27回現業評全国学習交流集会」&「第26回現業労働学校」が岡山市にて開催されました。21地方組織から141名が集まり、広島市職労現業評議会からも4支部協議会より12名が参加しました。

希望と意欲を持てる職場環境を

 1日目(全体会)の特別報告では、「自校直営を堅持し子どもたちに喜ばれる学校給食」「独自の給料表の運用」「市原市職労現業評議会の現業職員採用の取り組み」「倉敷市職労の40年の学習活動デジタル変革への挑戦」の4事例が報告されました。
 次に「現業職員が希望と意欲を持てる職場環境をめざして」と題して岡山県本部の岡本執行委員長による記念講演が行われ、現業職に適用される行(二)俸給表導入提案との闘いや賃金水準維持にむけた取り組み、市民に現業職の役割を発信し続けた成果として30年ぶりの採用配置が実現したこと等が紹介されました。「希望と意欲を持てる職場環境は自らつくり出すもの」と強調し、積極的に現場から声を上げることを求めるとともに、10月に広島で開催される全国自治研への参加呼びかけがありました。
 全体会終了後は、夕食交流会が開催され、119名の参加で交流を深めました。

職種ごとに分かれて職場の課題や改善策について交流

 2日目は、4つの職種別分科会(給食、清掃、用務、その他)と労働学校に分かれて学習しました。給食分科会では、事前アンケートをもとに、委託の状況や組合運営上の悩みなどについての意見交換を実施。給食センター、保育園調理、単独校ごとに分かれたグループワークでは、各組織で交流を深めながら課題や改善策について理解を深めました。
 用務分科会では、議題に人員確保や退職補充の困難さ、公務災害・事故の多発などが報告され、最後は「子どものため」「命を守る」という原点に立ち返ることの重要性が確認されました。
 その他分科会では、幅広い職種の参加者により、職種ごとの課題や取り組みが紹介されました。どの分科会においても、熱中症対策が重点課題として議題に挙がり、現場に応じた具体的な暑さ対策が話し合われました。また、暑さに対する特殊勤務手当や夏季手当の制度が導入された報告もあり、今後の要求・交渉に参考となる事例を共有しました。

全国の仲間との交流で得た知見を生かしていきたい

 労働学校では労働組合の歴史や権利、要求書作成から団体交渉の進め方まで幅広く学び、活動への意欲を高める機会ともなりました。今回、全国の仲間との交流を通じて得た知見はしっかり持ち帰り、それぞれの職場づくりや市民サービスの向上に生かしていきたいと思います。

2026年春闘アンケートD
心身に疲労感じる割合増
次の日に疲れが残らない業務分担に

 今回も春闘アンケートの回答について掲載していきます。5回目は休暇についてです。

質問7 昨年度あなたは年休を何日取得しましたか?
有給休暇の取得状況のグラフ

年休取得日数の向上により
取得目標日数の引上げ

 質問7は有給休暇の取得状況です。回答の分布については、グラフをご覧ください。
 昨年と傾向は変わりませんが、割合として@〜Bの11日未満の回答が3%減り、CDの11〜21日の回答がその分増加しています。
 市当局は、年休の平均取得日数が向上してきていることから、今年度から年休の取得目標を年14日から16日に引き上げています。

質問8 あなたは年休を何のために使いましたか?
@趣味や休養など、リフレッシュのため1509
A社会活動・地域活動90
B自分の病気・けが949
C子どもの保育(看護)・授業参観・行事参加661
D冠婚葬祭160
E家事407
F家族の看護・介護524
G副業10
Hその他54

年休用途でわかる職場実態

 質問8は「あなたは年休を何のために使いましたか。(3つまで選択可)」という設問です。傾向は昨年と変わらず、趣味やリフレッシに使われている方が多いです。次に多いのが自分の病気やケガで、病休を使うまではと年休で対応されている方が多い職場実態がうかがえます。3番目が子どもの保育・行事参加などで、子(孫)の看護休暇の適用対象も拡充していますが、日数に限りもあり年休も使われていることが、アンケートの回答からもわかります。

質問9 あなたは普段の仕事で、心身に疲労を感じますか?
心身の疲労について

しっかり休むことが大切

 心身の疲労についての質問9では「毎日非常に疲れる」と回答された方が全体の24%で、4人に1人となっています。強い疲労感が持続し、翌日以降も残るようだと、良いパフォーマンスが維持できません。「疲れる」と回答する割合も多く、心身の不調につながるリスクも大きくなります。毎日仕事で能力を発揮するには、次の日に疲れが残らない業務負担であることが、ワークライフバランスの基準といえます。
 休日にしっかり休養し、心身の疲労を回復できるよう人員増を組合として求めていきます。