非正規連絡会ヒロシマ 要求書提出
責任・業務負担に見合った処遇を
経験に見合った昇給を
5月8日、広島市職労、留守家庭子ども会労組、児童館労組、会計年度任用職用労組で構成する非正規連絡会ヒロシマは「賃金・労働条件の改善に関する要求書」を穐鹿人事部長に提出しました。
昨年から続く賃上げの要求
冒頭、加藤代表は「制度導入から7年目を迎え、処遇改善をした面はあるものの、担っている業務や責任に見合った報酬とはなっていない。人員確保も厳しい」と指摘。
◆専門職種の給料表の格付改善
◆昇給幅の改善
◆昇給上限の撤廃
◆退職手当の支給
を昨年から続く強い要求として掲げました。
各職場からの厳しい現状と処遇改善の要求
会計労組の亀井委員長は、広島市の消費生活センターが、日曜日と火曜日が週休日でローテーション勤務になっており、他の自治体の相談員は平日勤務のため、人材確保が難しい実状を説明しました。また、学校給食調理員支部から、子どもたちと作り手が直接顔を見て言葉を交わすことができる自校給食の大切さ、パートタイムの会計年度調理員への責任・負担の大きさ、保育園調理員との格差となっている処遇改善加算の支給など、支部としての要求を直接伝えました。
市職労木下書記長は、市民課・出張所業務推進員は、嘱託時代に103万円の年収の壁を超えないよう全く賃上げがない職種から会計年度任用職員に移行したこと、マイナンバーカード業務推進員は移行前が臨時職員だったことから、他職種に比べて報酬の格付が低い。制度移行前の職が理由で、業務内容での格付ではないと指摘し、賃金水準の改善を訴えました。
また、別の職場の話として「残業ができない」という縛りがある部署があり、サービス残業になっているケースがある。勤務時間を超えて業務をしたら時間外申請ができることを丁寧に職場に情報共有してもらいたいと指摘しました。
仕事に見合わぬ賃金格差
このままでいいのか
制度導入から一定年数が経過し、業務に関しては正規職員より詳しくなる面がある一方で、会計年度任用職員が二十年以上かける昇給幅を正規職員は数年で超え、そして異動で職員は入れ替わる。同じ職場で働いて、この問題をどう解決するか考えないといけないと指摘しました。
保育園支部は「正規調理員不在園が増え、会計年度調理員の責任が重くなっているなか、不在園の加算は千円しかない。食は命に直結している。子どもの命を守るために体制を確保してもらいたい。保育士は欠員が解消できていない。格付を改善し人員確保が必要だ」と訴えました。
穐鹿人事部長は「会計年度任用職員制度は、組合のみなさんと協議を重ねて制度をつくってきた。近年物価高騰のなかで賃上げが追いついておらず、これまでのやり方でいいのかは検討が必要と考えている」と返答しました。
2026年春闘アンケート@
給料増えてはいるが・・・
半数近くが生活苦しいと回答
今年2月に市職員及び関連職場のみなさんにお願いしました、2026春闘アンケート(職場アンケート)、今年は約2700通の回答をいただきました。ご協力、誠にありがとうございました。
回答者プロフィールは下の方に掲載しています。まずは生活実感の質問に関する回答状況です。
質問1 あなたの生活実感は、どれに該当しますか
生活実感ほぼ変わらず
質問1「あなたの生活実感は、どれに該当しますか」は、前年とほぼ同率で、傾向に変化は見られません。例年のことですが、生活実感を厳しく感じている方が、半分近くおられる現状です。
質問2 あなたの収入(年間)は、前年に比べてどうなりましたか?
給料「増えた」多数も昨年比減
質問2の「あなたの収入(年間)は、前年に比べてどうなりましたか?」では、賃上げによって額面上は増えた方が大半のはずですが、昨年度の回答と比べると、「増えた」は5%減り、「変わらない」が5%増えています。60歳を超えた場合の3割減額や、再任用になった際など、「減った」方も一定いらっしゃいます。
質問3 あなたの家庭では月額あといくらくらい必要ですか?
「余っている」は減少
質問3の「あなたの家庭では月額あといくらくらい必要ですか?」では、回答傾向は昨年とほぼ同じです。「余っている」「ちょうどいい」が減り「1万円」が増えています。「5万円」必要との回答が少し抜けて多く、「3万円」、「10万円」のまとまった3つの金額への回答で、3分の2を占めています。
2026春闘アンケート 回答者の分布
食べて しゃべって 笑顔あふれる交流会
学校給食調理協
Welcomeスクールランチの集い
5月9日、学校給食調理員協議会(調理協)は新人歓迎会「Welcomeスクールランチの集い」を開催し、新規採用者2名を含む30名が参加しました。
焼いて食べてを楽しみつながり深める
恒例となった、お好み焼きを焼きながら親交を深める昼食会。慌ただしく新年度が始まり、やっと落ち着いた頃なので、仲良くなった職場の人と一緒に参加したり、前の職場の人に久しぶりに会ったりと、話が尽きない、笑顔あふれる会となりました。
調理方法や仕事の悩みなどじっくり情報交換
その後はカフェに場所を移し、コーヒーを飲みながら現状報告や仕事の悩みなど意見交換をしました。調理について参加者から、「いつも通りにしたつもりなのに、なぜかうまくいかなかった」という相談に、先輩調理員が調理技術を継承しようと熱心にアドバイスをする場面がありました。また、人員配置については「学校の規模だけでなく、設備や時間帯によって、人手が足りないことがある」と言った声も聞かれました。
調理協は今後も、調理員同士の結束を深めるため、組合加入を拡大するためにも、参加しやすい企画を継続していきます。
憲法を学び 平和・くらし・自由を守ろう
5・3 ヒロシマ憲法集会
憲法記念日の5月3日、2026年5・3ヒロシマ憲法集会が開催され、会場とオンラインを含め600人以上の参加がありました。
若い世代のリアルな感覚で
憲法を身近に感じるミュージカル
オープニングでは、憲法ミュージカル「声をあげよう!2026」が上演されました。俳優も務めた3人の高校生が脚本を手掛け、日常のなかで、「自由」や「生存権」など憲法の役割を学びんでいく姿を描き、「憲法があるからこそ、私たちの暮らしや権利が守られている」というメッセージを力強く訴える内容となっていました。
「戦争する国」に近づく危険性
記念講演では、飯島滋明氏(名古屋学院大学教授)が「憲法を活かして戦争のない世界に」をテーマに講演。岸田首相時代に安保3文書改定や軍事費の大幅増額の動きがあったと指摘。高市政権は非核三原則見直しや武器輸出規制の開放など、さらに「戦争できる国」を推し進めようとしていると警鐘を鳴らしました。
また、改憲によって憲法に自衛隊が明記されれば、徴兵制導入の可能性や、自衛隊にとどまらない民間人の戦地派遣につながる危険性についても指摘されました。
集会の最後にはアピール案が提案され、改憲発議を許さず、憲法を暮らしに生かし、平和・いのち・人権を守り抜く決意を共有しました。さらに、ロシアやアメリカ、イスラエルによる他国への武力攻撃を許さず、敵基地攻撃能力の保有やミサイル基地配備の撤回を求めることなどが確認され、満場の拍手で採択。平和への思いを一つにし、集会は幕を閉じました。
第97回広島県中央メーデー
物価高騰で拡がる貧困と格差
市民の暮らし・いのち守れの声 ひろげよう
5月1日、広島県第97回中央メーデーが開催され、広島県労連に加盟する労働組合などから約300人が参加しました。
国泰寺公園からデモ行進
中心街でアピール
集会に先立って、市役所近くの国泰寺公園からデモ行進を行い「戦争STOP!」「舟入病院小児科を残そう!!」「県立高校の統廃合にまった!」など各団体がプラカードやバナーを掲げ、道行く市民やドライバーにアピールしながら、集会会場のハノーバー庭園まで歩きました。
予算を軍事費ではなく
くらしと医療・教育に振り向けよう
ハノーバー庭園で行われたメーデー集会では、ヒロシマ労連寺本議長が開会あいさつに立ち、「物価高騰のなかで格差と貧困が拡大するなかのメーデー。『タックス・ザ・リッチ(富める者に課税を)』の世論を広げていこう。ケア労働者・医療労働者の賃上げが課題となるなか、ストライキを構えて仲間がたたかっている。軍事費ではなく、くらし・医療・教育に財政を振り向けるよう求めていこう」と参加者に呼びかけました。
地方自治研究全国集会の成功を
各団体からの訴えでは、医療労働者が人手不足のなかで疲労を感じながら規定を超える夜勤回数をこなす厳しい職場実態や、核拡散防止条約に代表団を派遣し被爆者の声・被爆地ヒロシマの思いを届ける活動などの報告がありました。市職労の仲間は、自治労連が軸になり開催準備している地方自治研究全国集会in広島のアピールに登壇し、参加を呼びかけました。
最後に、最低賃金の引き上げや同一労働同一賃金による格差の解消、核兵器廃絶に向けた運動と世論を被爆地ヒロシマからさらにひろげることなどを求めるメーデー宣言が読み上げられ、大きな拍手で採択されました。