学校給食を親子一緒に
食べて ふれて 遊んで つながる
第20回ひろしま給食まつり大盛況!!
7月27日、第20回を迎えた「ひろしま給食まつり」を、昨年と同じく安佐北区の高陽公民館で開催しました。
予想以上の来場者数で午前中で売り切れるメニューも
10時の開会を前に多くの市民が来場し、給食チケットを求めて長蛇の列となりました。今年は2階のホールと研修室を会場として、来場者からは「昨年より動線が分かりやすく、体験しやすかった」とおおむね好評価でした。しかし、午前中にチケットが完売したものが多く、昼から来られた方には提供できないメニューが生じてしまい、「食べられないものがあり残念」といった声も聞かれました。
盛りだくさんのコーナーで夢中に
約450人の来場者のうち、小学生とその保護者が多くを占めており、普段子どもたちが食べている学校給食を親子一緒に味わい、会話も弾んでいました。
他にも、ゴミ分別と食の紙芝居、野菜の皮むき体験、釜混ぜ体験、給食クイズ、調理器具の展示、保育園給食の展示、絵本の読み聞かせ、ふうせん、豆つかみ、さかなつり、ぬりえ、ボウリング、わなげなど盛りだくさんのコーナーがあり、子どもたちが夢中で楽しんでいました。
当日のスタッフ85名は、コーナーの担当だけでなく、給食調理、駐車場や場内整理などを行い、まつりを支えました。
給食でつながるまつり これからも頑張れる力をもらった
来場者された方のアンケートには、「もうすぐ自校給食ではなくなってしまうのが、とても残念」との保護者からの声や、小学生から「夏休みに給食を食べることができて嬉しかった。笑顔になりました」と思わずこちらも笑みがこぼれるような感想をいただきました。
スタッフからも「子どもたちの笑顔と、それを見守る保護者の笑顔に、『また頑張ろう!』と力をもらいました」という感想があり、「大変だけれどやってよかった!これからも続けていきたい!」と思える一日となりました。
人員体制確保を求める要求書提出
人手不足の「しわ寄せ」に悩まなくてよい体制を
7月31日、広島市職労は「職員が健康に働くための人員体制の確保等を求める要求書」を人事部長に提出しました。毎年、現場で困っている欠員の改善を求め、繰り上げ採用の実施などの要求を伝える場となっています。
要求書提出にあたり、柴野委員長が「来年度採用の採用試験情報を確認すると、技師職では受験者が少なく、年々厳しい状況になっているようだ。ライフステージに合わせて、職場に気兼ねなく休みが取得できる人員体制が必要。安心して働ける環境がなければ、広島市役所を選んでもらえない」と人員増の重要性を訴えました。
木下書記長が要求書の内容を説明し、「組合要求について増員が実現している点は評価しているが、会計年度任用職員や再任用職員など短時間職員が多く、どこの職場も育休者や長期病休者を抱えており、職場の人員体制は改善していると言えない」と訴えました。庶務事務システムの更新による勤務時間管理方法の変更で、時間外が増加する可能性も指摘しました。
保育園支部からは、フリーで動ける保育士の配置で昼休憩時間が確保できていること、ノンコンタクトタイムが子どもたちと接する上で大切なことなど、「人員体制確保がよりよい保育につながる」と職場での経験をもとに伝えました。調理協は、「正規調理員一人校などで正規が休みを取れば、6H会計年度任用職員や臨時的任用職員、再任用職員に負担と責任がかかる。60歳を超えて働く調理員に負担がかからない体制が必要」と訴えました。塩見副委員長は、「障害者雇用の職員は、その障害の特性によって様々な合理的配慮が必要だが、1人役として配置され、現場任せになっている。職場にも本人にも負担が生じているケースが見られる。活躍推進プランに沿った合理的配慮を配置する側で考えてもらいたい」と訴えました。
次世代への技術継承・熱中症対策
切迫する職場課題 当局に対策求める
食肉市場支部要求書提出
食肉市場支部は7月18日、経済観光局に対し2025年度要求書を提出しました。
夏の解体室 連日基準値オーバー
空調設備など抜本的な対策を!
今年6月1日から労働安全衛生規則が改正され、「WBGT(暑さ指数)が28度以上、または気温31度以上の環境下で連続1時間以上の作業を行う場合」は熱中症対策が義務化されました。
しかし、夏の解体室のWBGTは、毎日基準値を超えています。暑さ対策グッズの購入などの対応はあるものの、根本的な解決には至っていません。やはり問題解決には、解体室全体の温度管理ができる空調システムが必要不可欠だと訴え、早急な対応を求めました。
指導する余裕がなくなる悪循環
新規採用の前倒しを
平成12年に年金受給年齢が引き上げられて以来、新規採用が5年間先延ばしされ、現場職員の高齢化が進んでいます。現在では現場職員の半数以上が50歳以上、60歳以上は7名となり、新人を指導する技術指導者も60歳間近となっています。
解体作業はライン化されており、決められた時間内に作業を終えなければなりません。技術指導者は研修者が間に合わなかった部分をカバーし、残された時間で自分の作業と合わせて終えなければなりません。そのため、必要以上に集中力・技術力・体力が不可欠です。基本的な作業でも技術を身に付けるまで約3年から5年はかかります。
この先も高齢化が進み新規採用が先延ばされると、技術を継承していくことが非常に困難な状況となります。できれば5年、1年でも2年でも、前倒しでの新規採用を強く申し入れしました。
前年度、早期退職があった正規職員1名についても必ず正規で補充するよう訴えています。
食肉市場支部は、より安全安心で効率的な食肉生産へ向け、雇用形態に関わらず、全ての職員が安心して働き続けられる職場にするため、団結して引き続き要求実現に向けて取り組みます。
昇給・退職手当 格差是正へ
会計年度任用職員の声 当局に届けよう
広島市会計労組第17回定期大会
7月29日、広島市会計年度任用職員労働組合は、第17回定期大会を開催し、消費生活センター相談員、学校給食調理員、認定調査員等が集まりました。
広島自治労連の木下副委員長より来賓挨拶があり、「少子化で公務員のなり手が減っており、初任給を引き上げる流れが続いているが、逆に昇給幅が小さくなるという問題があり、会計年度任用職員の重要課題となっている」と話されました。
また、亀井委員長から2024年度の経過報告、続いて2025年度の運動方針案が提案されました。「会計年度任用職員は正規職員と比べて昇給が少ないという問題がある。正規職員は年4号昇給し、昇格制度もある。しかし、会計年度は1号給ずつしか上がらない。また、現在の退職金制度では圧倒的多数の会計年度任用職員は対象とならない。すべての会計年度任用職員が受け取れる退職金制度を作るよう要求をしていきたい」と課題を訴えられました。
また、複数の職場から現状について報告があり、「労働条件の改善の為には秋から始まる要求書の提出の際に、しっかりと現場の意見を伝えていくことが大切だ」ということを皆で確認しました。
活動報告・活動方針案は満場一致の拍手で採択され、その後は懇親会に移りました。
役員選出は、昨年同様に組合員全員の信任投票で行われます。8月に投票用紙を組合員のみなさんに送りますので、投票をよろしくお願いします。
学校給食調理員支部第13回定期総会
学校給食調理員 責任に見合った報酬を
7月29日、市会計労組・学校給食調理員支部の第13回定期総会を開催しました。
竹之上支部長は冒頭のあいさつで、「担当課へ直接会計年度任用職員のことを伝えていくために支部は必要な組織」「特に6時間パートのみなさんに支部の活動に興味を持ってもらい、現場の声を集め、要求に挙げて改善されていくことでいい仕事に繋がってほしい」と述べました。続いて、経過報告と運動方針、役員体制の提案がされ、満場一致で採択されました。
これまで学校給食調理員支部では、働きやすくなるための労働条件の改善を当局へ訴え続け、少しずつでも改善してきました。働き甲斐のある仕事になるよう一緒に現場の声をあげていきます。組織拡大・強化にも取り組み、未だ何の対応もない保育園調理員とのコロナ禍で生じた処遇改善での賃金格差についても、早急に改善するよう要求し続けていきます。