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現業評議会 要求書提出
退職者数に見合う正規採用必要
知識・経験を次世代につなぐ体制を
熱中症対策についても改善を求める

現業評議会は市当局に対し要求書を提出

 市職労現業評議会は9月4日、市当局に対し「2026年度要求書」及び「熱中症対策の義務化・罰則化に伴う、現業職場の改善要求」を提出しました。

「人が人を支える仕事」に対する根本的な評価の見直しを

 今年度の要求として平野議長は「殺人的な猛暑が続く中、現業職員は自らの命を守りつつ、市民のために懸命に働いている。今年度も、広島市のすべての現業職場に新規採用が行われたが、どの職場においても、採用者数は退職者数に遠く及ばず、委託化・非正規化の歯止めとはなっていない。数字だけのギリギリな人員配置では、十分な新人教育や安心した働き方はできず、災害対応や被災地応援に必要な人員も決定的に不足している。今こそ『人が人を支える仕事』に対する根本的な評価の見直しが必要。定年年齢の段階的引き上げにより、高齢化は深刻さを増し、60歳を迎えた職員は賃金を削減されながらも、これまでと同様の仕事量と重責を担って働き続けている。経験や技術継承はますます軽視され、同一労働同一賃金からは程遠い現状に。正規職員も非正規職員もやり場のない不安・不満を抱えている。すべての労働者が安心して職務に専念し、働き続けることのできる賃金や労働条件の整備を求める」と発言しました。

山積する現場の問題を伝え、早急な対応を求める

直営体制を維持し後進育成に必要な採用を

 基本要求では「現業の民間委託を絶対に行わないこと」「休暇制度の拡充」「直営体制を維持し、後進を育成するために、必要な人員を採用すること」などを要求しました。
 各支部協議会からは、「大規模給食センター建設計画の見直し」「学校給食の臨時的任用職員の配置」「保育給食の正規調理員不在園問題」「再任用職員の待遇改善」「会計年度任用職員の昇給幅の見直し」「老朽化した設備・施設・車両の対策」「職員の配置基準や体制の見直し」など、山積する現場の問題を伝え、早急な対応を求めました。
 熱中症対策の改善要求では、昨年度6月からの労働安全衛生規則の改正に伴い、現業職員のいのちと健康を守るため「環境管理」「作業管理」「健康管理」「予算管理」の側面から改善要求を行いました。
 人事部長からは「技能労務職については、実態を見極めたうえでの採用と、給与見直しを進めるよう国から指導を受けている状況。さまざまな課題に対して、現場としっかりと協議しながら対応を検討していきたい」と発言がありました。
 最後に、労働環境改善へむけ、取り組みの具体化と実行を強く求め、要求書の提出を終えました。

人事評価制度について考えよう�@
公正・公平な能力評価はできるのか
国では企画部門や管理職を厚遇へ

 広島市は、地方公務員法で規定されている人事評価制度について、能力評価票・業績評価票の結果を一時金や昇級に直接反映させる方法を管理職に導入しています。当局は、管理職での運用の結果を踏まえ、今後の一般職員への導入を検討しています。

勤勉手当の見直しが人事評価制度にも連動

 2024年度の賃金確定交渉で、配偶者の扶養手当の段階的廃止と併せ、勤勉手当の算定基礎から扶養手当を除外することが当局回答として提案されました。交渉過程のなかで、この内容も含んでの妥結に至っています。
 今年5月の夏季交渉の場で、今後具体的な労使協議に入っていきたいと当局から言及があり、勤勉手当の支給割合等の見直しとともに勤務評価制度の見直しについて、今後の労使交渉の課題の一つになっていきます。

数値化しにくい仕事 評価にどれだけ労力を割くのか

 「昇給や一時金で優劣をつければ、職員のモチベーションが上がる」と職員側にも期待があること、現行でも勤務評価制度として人事評価が行われていることなど、一概に人事評価の見直し自体を否定するものではありません。
 しかし、数字で成果が評価しにくい公務労働の特性や、評価に不満を感じる職員が増えてしまう弊害など、成果主義の問題点もかねてより指摘されています。評価の客観性や公平性を高めようとすると、評価項目やルールがどんどん細かくなり、人事評価に必要以上のリソースを割いてしまうことになります。

国では大きな変化があるも地方自治体にあてはめられるのか

 国家公務員では、昨年の給与勧告のなかで給料表の運用見直しが示され管理職への昇格メリットを引上げました。また、本府省業務調整手当の大幅引き上げと管理職への適用拡大など、かなり大幅な見直しが実施されました。
 民間との人材獲得競争を理由に、各省庁幹部の年収の引上げが行われましたが、能力・成果主義の名のもとに、中央官庁で働く一部の幹部職員にのみ、極端な処遇改善の実施となっています。
 さらに、今年の給与勧告では、来年度以降、管理職層の人事制度をまた大きく変更することが示されています。
 今後、確定交渉に向けて「人事評価の現状と課題」について、何回かにわけ、みなさんにお知らせしていきたいと思います。

労働組合で団体交渉できることが
こどもの発達保障につながることを実感
児総センター支部第39回定期大会

児童総合相談センター支部の第39回定期大会

 9月11日、児童総合相談センター支部の第39回定期大会が行われ、22名が集まりました。

労働組合の役割
子ども達の発達保障につながる

 第一部では、山�ア支部長が冒頭のあいさつで「この一年を振り返り、労働組合の役割を学び、公務員労働者として団体交渉ができること、そして労働条件を整えることが、子どもたちの発達保障につながっていると改めて実感した。また、広島市職労がそのための取り組みを続けていることの大切さを強く感じた」「療育センターの変化の大きい節目の年として子どもの最善の利益を軸におき、変えるところと変えないところを選択していきたい」と力強い発言がありました。
 来賓の柴野執行委員長より、「広島市はこども・若者計画において、こどもにやさしい街づくりを掲げているが、保育、教育、療育、医療、どの現場も人材不足の問題を抱えている。また、男性の育児休業の取得率が伸びており、職場の欠員が課題となっている。双方が安心して制度が使えるよう訴えている」とありました。その後、今年度の報告や新役員体制、活動方針を確認しました。

参加者で記念写真

社会の矛盾を共有し行動を起こしていくこと

 第二部では「広島市の暮らしの今はどうなっているのか?」と題して、塩見前副執行委員長から報告を受け、療育センター一年目の職員から大ベテランの職員まで、参加者全員がひと言ずつ発言しました。
 広島市が予算をどこに使うのか、福祉が軽んじられるのはなぜなのか、自分たちの目の前の仕事だけでなく、社会全体を捉えながら行動を起こしていくことを確認し合いました。
 最後に支部長から「サービスを提供する側、受ける側と分断されるのではなく、社会の矛盾を共有し、毎日通園や親子通園など、大事にしていることをしっかりと訴え続け、運動と学びの両輪で活動をしていこう」と締めくくりました。

こどもを真ん中に
絵本や子育てのこと語り合う
第21回教育おしゃべり会

ワイワイガヤガヤとおしゃべりを楽しみました

 9月5日、ひろしまのこどもを守る実行委員会の学習交流集会「第21回教育おしゃべり会」が広島県健康福祉センターで開催されました。参加者はオンライン含め67名。絵本の世界に浸り、ワイワイガヤガヤと絵本や子育てなどについておしゃべりを楽しみました。
 今年のテーマは「すてきな絵本の世界を味わい、楽しもう」として、平野あゆみさん(EQ絵本講師/学校給食調理員)に絵本の読み聞かせをしてもらい、その後参加者同士で自分の好きな絵本を紹介し合ったり、子育てなどの悩みを話したりしました。

絵本は大人も ― 大人こそ

 平野さんの絵本の読み聞かせの時間は、保育室のこども達も参加し、じーっと集中し、大人もゆったりとした癒しの時間を一緒に楽しみました。
 また、職場でのこども達や職員とのかかわりの中で絵本の読み聞かせをした経験談を話してもらったり、「EQって知ってますか?」「絵本はこどものものと思っていませんか?」「読み聞かせをしている時、読んでいる自分の声が自分にも届いてるでしょう?それだけでも心が癒されるんですよ」「疲れた時、しんどい時に自分を励ますエンカレッジ絵本を持っているといいですよ」など絵本の素敵なところを紹介していただきました。参加者同士で読み聞かせをし、涙を流して聞き入る姿もありました。

グループに分かれ感想や絵本の紹介などで交流

 その後、数人のグループに分かれてお話の感想や持参した絵本の紹介などで交流し、あっという間に時間が過ぎました。
 参加者からは「たくさんの絵本を紹介くださりありがとうございました。以前から知っている本もありましたが、新しく接する本もあり、視野が広がる思いでした。本の質感や世界観が豊富なのがとても興味深いと感じました」「自分が知らない絵本の紹介もあり、手に取って読んでみたいと思いました。それぞれの感性や興味で選ぶ絵本が違って、それをみんなで共有できるのが絵本の良さだと改めて思いました」「今日は、たくさんの絵本を紹介いただきありがとうございました。『子どもだけでなく大人こそ絵本を』という言葉がとても響きました」などの感想がありました。
 ひろしまの子どもを守る実行委員会の子どもを真ん中にしたつながりを今後も対話と学び合いで大切にしていきたいと感じる会でした。