市職労 回答交渉
人員体制・職場環境など
今年度の前進・課題を総括
3月6日、広島市職労は昨年3月に提出した「2025年度賃金・労働条件の改善に関する要求書」に基づく人事部長との回答交渉を行いました。
回答の前段では、昨年11月に市労連賃金確定交渉の結果に基づき、市職労要求書や重点要求の要求項目に沿って、賃金や休暇制度等の改善に関する回答がありました。
市職労の要求に対し状況に応じた検討と対応
その後、市職労からの要求項目に対し次の回答がありました。
〈時間外勤務の削減〉
時間外勤務の削減については、業務の平準化を図るなど取り組んでいる。業務特化型の生成AIを導入し業務効率化することを検討している。
出退勤記録と勤務時間のかい離の課題については、幹部会議等で適切な運用について周知を図っていきたい。一人1台のLANPCがない職場については、別途システムの導入を検討中。
〈技能業務職の正規採用〉
退職者数に見合った採用者数を組合要求は承知している。1月には保育園の調理員採用について、職員の思いがこもった申入れもいただき、重要課題と受け止めている。適切な人員配置となるよう検討していきたい。技能業務職は、令和8年度採用者から年齢要件を緩和することから、初任給基準の上限を54歳に達するまで引き上げる。
〈熱中症対策〉
労働安全衛生規則の改正で対策が義務付けられた。熱中症リスクの高い業務について、冷却パックの備え付けやファン付作業着の支給など、業務の状況に応じて対応を強化している。
次年度に向けて
人事部長からの回答を受け、実際の進捗の確認や、改善に至らなかった積み残しの課題などについて組合側から意見や要求を述べました。
●熱中症対策では、外勤職員がいる職場で個々に対策グッズの購入予算を確保する動きがある。空調服のファンやバッテリーなどについて、職場から上がった要求にしっかり対応してもらいたい。
●会計年度任用職員の処遇については、「正規と同様に改善」という回答で終わっている。格付が低い職種の水準引上げや、昇給制度改善について、強く要求しており、来年度も重要課題だと訴えておきたい。
●新設園に正規調理員を配置する採用増の回答をいただいた。大変感謝している。正規調理員不在の園は増え、厳しい状況には変わりがないが、現場の声を反映してもらえたという点で、保育園支部としては前向きに受け止めている。
●重点要求項目に、庁舎の空調の修繕・更新がある。先日開かれた区役所衛生委員会連絡会議で、各区の実態を出し合ったところ、故障で出力が低下したり止まったり、思った以上に厳しい状況にある。市民も利用しているのに空調が効かない状況。予算確保など早急な対策を。
最後に柴野委員長から、他都市において、窓口時間の短縮や休業のフォローをした職員への一時金加算などの改善事例が出ているので次年度の交渉で協議したいと伝え、回答交渉を終えました。
駐車(輪)場補助 上限 5千円に
「通勤不便者の駐車場利用に係る通勤手当の加算」が改正
広島市職労は、自費で駐車場代を負担している職員の負担軽減を要求しました。それを受け広島市は、国や他市に先駆け2004年度から「通勤不便者の駐車場利用に係る加算」として制度化しています。
保育園勤務の職員が、時差出勤のため公共交通での通勤が難しく、自費で駐車場を確保していることを長年訴えて、不規則勤務の職員を対象に月額1000円の手当を新設。そして2023年度からは2000円へ増額となり、対象範囲も拡大しました。
今年度の人事院勧告で、国家公務員に「駐車場利用の通勤手当」上限5000円が新設されました。市労連賃金確定交渉では、この国の改定に準じ、2026年4月から、広島市の「通勤不便者の駐車場利用加算」の上限を5000円に引き上げることと、「バイク通勤の駐輪場」や「フェリーに自動車やバイクを載せて通勤し、その料金を負担する場合」も対象とするという当局回答を受け妥結しています。
2026年4月からは、以下のとおりとなります。
| 対象者 | 出先機関(本庁舎及び区役所以外の場所に所在する公署をいう)に勤務する職員 |
| 駐車場・駐輪場 | 職場近くに自費で確保 |
| 交通用具 | 公共交通機関の運行状況や不規則勤務等のためやむを得ず自動車(四輪)又はバイクで通勤 |
| 通勤距離等 | @使用距離が片道10km以上 A使用距離は片道10km未満だが、公共交通機関の運行状況等のために自動車・バイクで通勤せざるを得ないと所属長が認めた場合 B自動車やバイクをフェリーに載せて通勤し、その料金を負担している場合 |
| 支給額 | 月額5,000円以内(駐車(輪)場料金の範囲内)。ただし、通勤手当の合計額は原則として月額55,000円を上限とする。 |
※出先職場でも、公共交通のアクセスが良く、公共交通機関で通勤可能な場合は対象外です。
あきらめなければ、実現する! 要求し続けよう!
女性部第52回定期大会
憲法13条「個人の尊厳、幸福追求権、公共の福祉」
◯あなたのことが大切です
憲法24条「家族生活における個人の尊厳と両性の平等」
◯家族の中でも男女平等!誰も大切にされないといけません
憲法25条「生存権、国の社会的使命」
◯怪我、病気、介護などで働けなく、生活が苦しい人でも人間らしく最低限の生活ができるようにするのは国の義務です
憲法9条「戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認」
◯戦争はダメ!平和に生きる権利が9条です
2月26日、市職労女性部第52回定期大会を市労連室で開催、21名が会場参加しました。大会前のミニ学習会では四谷姉妹の憲法の魅力を視聴。「国民ひとりひとりが国の主人公。憲法を守るために声をあげ続けることが大切です」とわかりやすく話され、学びの場となりました。また、女性部長より「女性部の活動においても、ジェンダー平等の視点でも、憲法は基本となるもの。大会誌に載せているのでしっかり学んでほしい」との言葉がありました。
声をあげ続けることを大切に
定期大会では、広島自治労連の中石委員長より来賓挨拶があり「ヒロシマ地域総行動に参加して、中小企業の方たちは苦しいけど地域のためにと、プライドを持って働いている。被爆者の方たちは、誰も自分たちのような被害者を出したくないと声をあげている。両者とも、あきらめないで続けている。おかしいと思ったら声を上げよう」と話されました。
続いて市職労の柴野委員長から大会にミモザの花をプレゼント。「女性活躍推進プランとして、次期計画の更新にあわせ、女性の健康特性等を職員全体で学ぶ取り組みが始まる。また、子育て支援プランで男性の育休取得率を上げることを目標としている」と挨拶がありました。
女性部長より7年間要求し続けた第二子(孫)以降の出産補助休暇3日間の取得などの改善についての報告や、幅広いつながりの中で続けている運動の報告、今後の運動方針案の提案しました。
一人の百歩より 百人の一歩で
参加者から「病休、産休などの休暇制度と、余裕ある人員配置をセットで、誰もが安心して休めるようにしてほしい。労働組合のないところはトップダウンで決定される。一人の百歩より、百人の一歩。地道な組織活動をあきらめない。そして、要求し続けることが大切。あきらめなければ、実現する!」と強い発言がありました。
さまざまな活動に参加し視野をひろげよう
最後に橋本女性部長が「女性部は他団体と共に活動しています。女性が仕事と家庭を両立し、自己実現しながら生き生きと働くことができ、輝く社会にするために共に学んで、取り組みを進めていきましょう。女性の取り組みは視野を広げ、多くのことを学べます」と締めくくり、恒例のみんなでコールをして大会を終了しました。
調理協ちょっちゃん・ラボ
オンラインだからこそできた
みんな気軽に話せた交流会
学校給食調理員協議会(調理協)は、2月25日「ちょっちゃん・ラボ」と題して、オンラインのおしゃべり交流会を開催しました。1月30日に会場を準備し、学習会を開催したばかりですが、「場所を選ばずもっと気軽に誰でも参加できる交流会があれば」とオンラインで、一時間ほどのおしゃべり交流会を企画しました。参加者は、9名と少数でしたが、少数だからこそ話しやすい雰囲気もあり、途中参加や退出も自由にして、日常業務で起こった出来事や調理の仕方など話題は尽きず、あっという間の一時間でした。参加者からは「オンラインなら、自宅から参加できるので参加してみたが、いろんな人と話せてよかった」「参加の方の話を聞くだけでも、勉強になった」とうれしい感想がありました。
オンラインを活用する事で、今まで学習会などの参加が難しかった子育て中の人や遠方の人にも参加してもらうことができました。今後も、この「ちょっちゃん・ラボ」を定期的に開催し、誰もが気軽にフラッと立ち寄れるような場を作り、仲間との繋がりを大切にした活動を続けていきます。