Rabbit(RAPID)の製作


Kyoshoから発売されていたキットで「RAPID」という名前で売り出されていましたが現在は廃盤のようです。中身はSIMPROP社のRabbitです。FRPゲルコ−ト仕上げの胴体は、継ぎ目がない特殊な加工がされていてとても綺麗な仕上がりです。主翼は発泡コアにアベチ板がプランク済みで綺麗に整形されています。水平尾翼はバルサ単板から作成します。


大手メ−カ−の輸入機だけあって、説明書もちゃんとした物が入っていました。また、リンケ−ジパ−ツもしっかりとした物が付属していました。


■モ−タ−マウントの取り付け

モ−タ−マウントは、スピ−ド540用の物か、キットには付属しています。カ−ボンキュアシ−トのサンドイッチ仕様にして補強をしています。こうすると、結構強度が増し、また軽量です。ネジをいっぱいに締めても変形しません。

また、胴体右の空気取り入れ口は、穴が開けられていないので、ドリル、ル−タ−を使用して大きめの穴を加工しました。


■主翼の製作

主翼は、スチロ−ルコアにアベチ板でプランクしてあります。前縁材がないのに綺麗な翼形が出ていました。とはいえ、全体を#180ペ−パ−で綺麗にサンディングしたら完成です。次に、エルロンは主翼から切り離して作る必要があります。でもちゃんとエルロンの長手方向には裏面からVカットされてバルサが入れてあるのでVカット両端に裏面からピンをさして、目印にしてカッタ−ナイフで切り離します。

長手方向をカッタ−で切り離した後、ノコギリでエルロンの左右を切り離します。また切った木口は発泡スチロ−ルが見えるので、1mmバルサを貼り付けて整形します。エルロンは、バルサの厚みほどサンディングして調整します。


■水平尾翼の製作

水平尾翼は、バルサ単板です。前縁部分を綺麗にサンディングし、取り付け部に三角のベニアを埋め込んで穴を開けます。エレベ−タ−も後縁とヒンジ面をサンディングし整形すれば完成。垂直尾翼に取り付けはM4のタップを立ててネジを切ります。またリンケ−ジが干渉する部分はル−タ−で仕上げて完成です。しかし、取り説通りの寸法で位置を決めると、水平尾翼がやや後ろについて垂直尾翼の座面が少しのぞいてしまいます。(寸法がうそです)説明書よりも4mm水平尾翼が取り付けられるよう、寸法修正しました。



生地完成状態にするには、もう一つ難関があります。主翼と胴体のすりあわせです。胴体に丸い出っ張りがあり、そこに主翼前縁部分の窪みを合わせる構造ですが、ややはめ合いが悪いので、胴体側を主体に削っていきます。主翼を削りすぎると、強度的にやや問題が出そうです。はめ合いのすりあわせが終われば、主翼固定用の穴を胴体に開け、M5のタップを立てて完成します。


生地完成状態のRabbit(RAPID)

■メカ積み

エレベ−タ−サ−ボは垂直尾翼に納めます。説明書では、両面テ-プで固定する指示でしたが、今回は両面テ-プで固定し、さらにサ−ボのフランジ部分にアルミテ−プを巻き付け、その部分のみエポキシで固定してみました。ねじれには強いと思います。

エルロンサ−ボは2個使用しますが、1枚翼であるためにコネクタ−を1つにして簡素化してみました。


今回の動力ユニットです。モ−タ−はVELKOM社の VM24/16K。aeronaut8×5折りペラ。アンプはオ−ビットKONTROL50です。

このモ−タ−は、いつも一緒に飛ばさせていただいている、渡辺さんが、東京出張の際、アサミさんで見つけて買ってきていただいた物で、モ−タ−管の色がとても綺麗な緑色です。また重量がとても軽く、寸法は550サイズでありながら、170gしかありません。無負荷回転数23,000rpmで、2,900rpm/Vといったところです。


完成状態のRabbitです。カラ−リングは結構気に入っています。





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