芸予地震支援報告
2001/3/30

今治ボランティアセンター


今治NPOサポートセンター内に設置されたボランティアセンターへ出動しました。
メンバーは長瀬隊員、小原、一般の女性(長瀬隊員の妹)の3名。

瀬戸中央道〜松山道経由で一般道を今治へ入りましたが、
今治市内に入ると同時にブルーシートを被った屋根が点々と見え始めました。



車窓から見た今治市内の様子。
至る所で屋根瓦やブロック塀などのの被害が見られた。





今治NPOサポートセンター(今治市ボランティアサロン)内に設けられたボランティアセンター。
センター内は人員の数が少なく、ニーズの処理に追われていた。
写真は、指示を出す渡辺@愛媛RBさん





1件目の依頼は、独居老人宅で崩れたブロック塀を撤去する作業。
なんと、ここのおばちゃん(70代?)、一人でここまで片付けていた。
現場は中庭で、道路まで運搬するには家の中を通らなければならない。





家の中にブルーシートを敷いて、表の軽トラックに運ぶ長瀬隊員。
ブロックかと思いきやコンクリート煉瓦。結構重い。
床が抜けないかと常に心配・・・。





撤去作業が終わった現場。
作業時間4時間ジャスト。軽トラック(積載オーバー)3台分の瓦礫を運んだ。
2名でやる仕事ではなかった・・・。





市内、不当近くにある瓦礫の集積現場。
延々とブロックや石垣、瓦といった瓦礫の山が続く。
これだけでも被害の大きさを物語っていると言えるだろう。






2件目の現場で屋根にブルーシートを張る小原。
築年数のせいか非常に不安定。恐る恐る登る・・・。
屋根の向こう側半分は持ち主が違うので登れない。
作業を見ていた持ち主に許可を申し出たがあっさり断られた。
ロープすら通させてくれない・・・。(泣)
こういうトラブルにも注意しなければならない・・・。




−感想−

思いの外被害は多い。
この日は調査を含め計3件の現場を回ったが、2人での作業には限界を感じた。
ニースこそ少ないが、圧倒的にボランティアの人数が足りない。
この日の実働(現場)ボランティア数6名
30日ニーズ総数19件(内NG2件)、処理12件、未処理5件。
これだけの人数でよくこなせたものだと感心する。
仕事がなければ、長期滞在したかったが残念でならない。