RBとは?

RBは、どなたでも参加できます

レスキューサポート・バイクネットワーク…略称「RB」は、「オートバイの機 動力」と、それを支援するネットワークにより、災害時の情報活動や救援活動の支援を行い、バイクを通して地域社会に貢献することを目的に設立されたボランティ ア組織です。「何か役に立つことをしてみたい…」と、お考えの方ならバイクの有 無を問わずどなたでも参加できます。 また バイクが必要ない場合でも、被災者の支援活動を行います。

RBの歴史

  1. バイクのまち浜松で誕生
    地震災害は、広域的・多発的・複合的な被害が同時に発生します。 道路は寸断され大渋滞となり、ライフラインもストップ、電話も不通となります。情報が跡絶えた中での救援活動は困難を極めますが、そんな時、威力を発揮するのが渋滞や悪路に強いオフロードバイクです。東海地震に備え、「スポーツとして楽しんでいるバイクを災害時の救援活動に役立てたい」という有志が集まり、1994年11月、バイクのまち浜松に「浜松RB」が誕生しました。
  2. 阪神・淡路大震災発生
    「浜松RB」が誕生してから2ヶ月後の1995年1月17日に、あの阪神大震災が 発生しました。高速道路は崩壊し、幹線道路は渋滞で麻痺状態、生活道路も倒れ た電柱や飛散した瓦礫でほとんどが通行不能となりました。被災地では大渋滞の 中をオートバイが活躍したことから、震災時の救援活動にはなくてはならない存在となりました。その後、「RB」の活動は急速に中部・関東・北陸・近畿・九 州地方へと広がり、更に全国へと広がるようになりました。
  3. インターネットの参加
    阪神大震災では、インターネットも大活躍しました。インターネットの利用者 は現在も猛烈な勢いで増え続けており、そのネットワークは全国の市町村の隅々 にまで広がっています。そこで、「JRB」の設立に先駆けて1996年8月、イン ターネットにホームページを開設、「JRB」のPRと、インターネット隊員の募集を開始しました。
  4. JRBの誕生
    災害はどこで起きるかわかりません。そこで、日本のどこで災害が起きても地 元の「RB」で迅速な対応ができるように全国的な組織づくりをめざすことにな りました。そして1997年2月9日、「浜松RB」「調布RB」「石川RB」「奈 良RB」「清水RB」「大分RB」が発起人となって、RB発祥の地「浜松」に おいて「JRB設立総会」を開催、ジャパン・レスキューサポート・バイクネッ トワークが正式に誕生しました。また、岡山RBは2000年11月に設立いたしました。
  5. JRBの解散そして、新たなネットワークを
    NPO法人化をしようと計画中に東海水害がおき、バイク隊が活躍、震災以外の活動には出動しない、又 仲間が災害出動中に全国大会を開催するなど、運営上の失敗が後をひき、2001年ついにJRBは解散、各県RBのネットワークのみを残す形に生まれ変わりました。そして 各地のRBが災害救援に活躍し 2004年の水害・新潟県中越地震では新潟RBを中心に現地で多くのバイクボランティアが活躍しました。
         岡山RBは他県RBの支援を受けながら、岡山県内で起きた台風災害の復興支援に協力、また 愛媛への支援、新潟への募金
    活動などを行いました。

活動歴

1994.05.01 浜松RBの組織づくり開始
10.20 RBパンフレットが完成
11.01 災害時救援活動支援ネットワーク
「浜松RB」が誕生
1995.01.17 阪神・淡路大震災が発生
01.23 第1回新入隊員オリエンテーションを開催
01.25 神戸の被災地にバイクによる調査団を派遣 
02.25 バイク走行訓練を開催
04.23 バイクによるガレ地走行訓練を開催
06.04 第2回新入隊員オリエンテーションを開催
08.06 市街地における総合訓練を開催
09.01 東京都に「調布RB」が発足
11.12 第3回新入隊員オリエンテーションを開催
12.03 ツーリング&研修会を開催
1996.05.12 石川県に「石川RB」が発足
浜名湖ツーリングを開催
06.15 奈良県に「奈良RB」が発足
08.01 「JRB」のホームページを開設
08.11 第1回「JRB設立準備委員会」を開催。
09.29 第2回「JRB設立準備委員会」を開催。
11.04 第3回「JRB設立準備委員会」を開催。
01.12 第4回「JRB設立準備委員会」を開催。
1997.01.14 「石川RB」日本海重油流出事故にボランティア出動(5日間)。
02.02 大分県に「大分RB」が発足。
02.02 静岡県に「清水RB」が発足。
02.09 「JRB設立総会」並びに「震災シンポジウムin 浜松」を開催。 
03.22 「浜松RB」が「NHK静岡あけぼの賞」を受賞。
05.11 浜松RB 総会ツーリングを開催。 
05.27 山梨県に「山梨RB」が発足。
06.22 浜松RB ドリームジャンボリー出展。 
07.13 宮城県に「宮城RB」が発足。
07.27 神奈川RB発起人会を開催。
09.07 愛知RB・岐阜RB合同発起人会を開催。
09.27 愛知RB、設立総会に向けてホームページをオープン。
11.02 中国ブロックRB合同発起人会開催
11.09 関東ブロックRB合同発起人会
11.16 近畿ブロックRB合同発起人会
1998.01.25
浜松市でJRB理事会を開催
04.05 愛知県に「愛知RB」が発足。
04.12 新潟県に「新潟RB」が発足。
04.19 千葉県に「千葉RB」が発足。
06.13 広島県に「広島RB」が発足。
06.14 奈良市でJRB理事会を開催。
08.01 埼玉県に「埼玉RB」が発足。
08,09 東京で「第2回JRB全国大会」を開催。
09.01 静岡県総合防災訓練にJRBが参加。
09.19 島根県に「島根RB」が発足。
10.24 鳥取県に「鳥取RB」が発足。
11.08 兵庫県に「兵庫RB」が発足。
12.06 大阪府に「大阪RB」が発足。
1999.01.10 神奈川県に「神奈川RB」が発足。
02.24 北海道警察機動隊6名がJRB本部を来訪。
02.28 京都府に「京都RB」が発足。
03.07 浜松市において「JRB常任理事会」を開催。
09.04-5 奈良にて「第3回JRB全国大会」開催・
JRB震災時支援協定 締結
2000.04.08 鳥取県に「米子RB」設立
04.26 有珠山へ千葉RB安藤隊員出動
04.29 第1回岡山RB準備会開催 3名参加
06.01 岡山RB準備会ホームページを正式オープン
06.11 第2回岡山RB準備会開催
07.16 第3回岡山RB準備会開催
07.20 北ふれあいセンター子ども祭りにて宣伝活動
08.23 長野県に「長野RB」 発足
09.03 第4回岡山RB準備会開催
09.15 愛知水害に広島・千葉RB他出動
09.16 JRB全国大会(島根にて)
09.17 おいでんせー倉敷にて宣伝・資金活動  第5回準備会
10.06 鳥取西部地震発生 岡山県南でも震度5弱を記録する
10.13 西伯町へ小原・森田隊員 出動
10.15 日野町へ大熊隊員 出動
10.29 第6回岡山RB準備会開催
11.12 第7回岡山RB準備会開催
11.19 新見市千屋地区へ重近・森田隊員 出動
11.23 第8回岡山RB準備会開催
11.26 「岡山RB」設立総会開催
12.04 倉敷市のイベントへボランティアで参加
12.04 第一回 定例会開催
12.09 日野町へ新堰・森田隊員 出動
2001.01.21 問我バーと合同で倉敷消防の救命講習に参加
01.22 消防隊員の講師により阪神・台湾震災ビデオ鑑賞・ロープワーク実習
01.31~02.01 AMDA支援インド西部地震救援ボランティアに小原・大野・山本隊員出動
02.03 新年会を開催
02.11 有珠・三宅に本を送る運動の集計作業をおこなう
03.11 第一回 総会 開催 15名参加
03.24 芸予地震発生 安芸灘を震源として最大震度6弱の地震発生
03.25~04.05 呉・今治にてボランティア活動 のべ20名参加
04.08 第二回 定例会 開催 9名参加
2001. 以下 工事中です。(すみません・・・)

RBの役割

  1. 情報の収集と伝達
    「RB」は、オートバイの機動力とインターネットの情報力を活かして、被災 地の情報(火災・救急救命・避難地・交通・ライフライン等)を迅速・的確に収 集し、自主防災隊や行政・消防・警察・医療・報道等の関係機関に伝達するとと もに、これらの関係機関と連携して救援活動の支援を行います。
  2. 緊急物資の運搬
    被災地では、道路は寸断され、使える道路も大渋滞となるため、オートバイに よる医薬品や輸血用血液など緊急を要する物資の運搬を行います。


RBの組織
     
    JRB
         「JRB」は全国の「RB」で構成されるネットワークの総称です。今後はこの運動を全国の都道府県に広め、いざという時には地元         の「RB」で対応できるようにするとともに、近隣の「RB」が相互に連携して救援活動が支援できるように全国的なネットワークづ         くりを進めていきます。
    ブロックRB
         被災時には、近隣都道府県の「RB」が相互に連携して救援活動が行えるように全国を10のブロックに分けて、組織づくりを進め         ています。ブロックの編成は以下の通りです。
1)北海道ブロック

2)東北ブロック:青森県・秋田県・岩手県・宮城県・山形県・福島県

3)関東ブロック:群馬県・栃木県・茨城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県

4)北陸ブロック:新潟県・富山県・石川県・福井県

5)中部ブロック:長野県・山梨県・静岡県・岐阜県・愛知県

6)近畿ブロック:滋賀県・三重県・和歌山県・大阪府・京都府・奈良県・兵庫県

7)中国ブロック:鳥取県・岡山県・島根県・広島県・山口県

8)四国ブロック:香川県・徳島県・愛媛県・高知県

9)北九州ブロック:福岡県・大分県・佐賀県・長崎県

10)南九州ブロック:熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県

都道府県RB

「都道府県RB」は、都道府県内の「市町村RB」で組織します。都道府県内で災害が発生した場合には、都道府県内の各「RB」が相互に連携して 救援活動を行います。

市町村RB

「市町村RB」は、市町村を単位とした組織で「支部RB」で構成します。災 害時には各市町村ごとに災害対策本部が設置されることから、RB活動の基本となる組織です。すべての隊員は、住所地の「市町村RB」に所属します。なお、 隊員の数が少ない場合や地理的条件によっては、複数の市町村で一つの「市町村 RB」を編成します。

岡山RBでは岡山市を中心とした「吉備RB」倉敷市を中心とした「倉敷RB」を設立しております

隊員・賛助会員

「RB」は、「隊員」と「賛助会員」で構成されています。さらに隊員は「バ イク隊員」「サポート隊員」「インターネット隊員」で構成されています。

バイク隊員

バイク隊員は、オートバイの機動力を活かして、被災地の情報収集・伝達並び に関係機関との連絡、及び緊急物資の搬送を行います。バイクはオフロード、オンロードを問いません。もちろん スクーターでもOKです。

サポート隊員

サポート隊員は、バイク隊が迅速かつ適確な情報活動が継続的に行えるように、 側面から支援します。被災時には「RB本部」の運営を行うとともに、必要な設備や用具を整え、食糧や飲料水・燃料の調達を行います。サポート隊員はバイクやインターネットにアクセスできなくても参加できます。

インターネット隊員

発災直後の被災地の情報収集は、RB活動の中で最も重要な活動です。中でも 被災地からの情報発信が最も早い伝達手段であることから、「震度6弱」以上の地震が発生した場合、該当地域のインターネット隊員は、被害情報を「RB」 に発信し、「RB」はその情報をもとに迅速で広域的な活動を開始します。

賛助会員
賛助会員は、「RB」の活動を資金面から支援していただく会員です。賛助 会員は「RB」の主旨に賛同いただける方なら 個人・団体・企業を問わず、どなたでもご参加いただけます。


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