身体障害者スポーツ事故の予防と処置 
        
        

身体障害者スポーツ指導者の皆さんへ

身障者スポーツを始めて見た方は必ずといっていいぐらいびっくりされます。
   私も初めて車椅子バスケットボールの試合を見た時は正直いってびっくりしました。
   その理由は思っていたより数倍も激しいスポーツだということです。
   それまで差別をして考えていたようで、はずかしい思いをした記憶があります。

私達が身障者の方に接する時は何事も決して差別をしてはいけないという事を知らされました。

まだ見た事がない人はぜひ見て下さい。身障者スポーツに対する見方が変わると思います。
    


スポーツ事故の現状と対策

    現状:事故の原因

  1.  転倒、転落
  2.  衝突、強打
  3.  用具や器具にぶつかる
  4.  捻る
  5.  投げられる
  6.  溺れる など
  

    現状:事故の状態
    (H6年度 東京都障害者総合スポーツセンターの応急処置の多い例)

  • 擦過傷、切傷、挫傷
  • 打撲、捻挫
     
  • 筋肉痛、関節痛
     
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    競技別注意事項例(外傷)


    1. 車椅子スポーツ   :肩、 肘、手関節、手指の外傷、捻挫が主
    2. チェアスキー  :肩の外傷が多く後で慢性的になる事が多い
        
        

    スポーツ事故の対策

         
      事故発生時の救護体制
       
    1. 状態の把握(救急処置の必要の有無、経過観察か医療機関への搬送か)
      運動の継続が可能か否かの判断
    2. 局所の状態
      痛みや腫れが強い、変形がある、安静にしていても痛い
      関節の動きが悪い
    3. 全身状態
      意識があるか、呼吸をしているか、心臓はうごいているか
      素人判断は危険だが人工呼吸など応急処置はできるようにしておく。

                 

    救急処置および医療機関への連絡体制 

      
    1. 休日などの試合や練習時は休日診療所、救急病院を調べておく。
              
    2. 練習が夕方か夜間の場合は救急病院や診療所の診療時間を事前にチェックしておく。

                            
                             

      一般的注意 


     
  • 車椅子などの器具やスポーツを行う場所のチェック
        故障や破損などの有無
        気温など天候、体育館など床の状態(滑りやすさ、凸凹の有無、障害物)
     
  • 原障害別注意
      切断端や褥創の有無や異常
      マヒなどの状態、脊髄損傷などの時のケイレンの発生など
     
  • プライバシーに注意
      どのような状態ですか、状態はいいですか、というようような聞き方にする。
      返答を強制しないこと。他人には状態を話さない事。
     
  • 車椅子や器具や装具の問題
      問題があれば医療関係者と相談して改善する。

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      身障者スポーツ障害の予防

       
        
  • 身体的な問題 
     出来ない事を強制するのはよくないが努力をさせるようにする。
     身障者に対して遠慮をしたり出来そうもないとかの先入観を持たない事も必要。
     
  • 身体的なコンデションの問題 
     動きにくい、普通に出来ない場合は早めに休ませる。
     適切なウエイトトレーニングを欠かさないように。
     
  • 装具や車椅子など補助具の問題
     手入れをおこたらないようにする。
     
  • 運動器具の問題 
     少しのきずでも車椅子などの衝撃に耐えられない事もあるので見のがさないようにする事。
     
  • 運動する場所の問題 
     梅雨時期や夏期、冬期など時期により体育館の床の状態は変化し滑りやすかったりするので注意。

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