膝内障

膝内障という診断は膝痛の原因がわからない時に付ける便宜上の診断名です。これには半月板損傷前十字靱帯損傷などが含まれます。


膝関節鏡検査

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膝を痛めた後に痛みや腫れが長く続いたり、関節の動きが良くならなかったり、膝くずれのようになり力が抜けるようになったり、関節内に水や血がたまったりが続き日常生活や運動が満足に出来ない時など精密検査をします。


単純レントゲン写真ではわからない関節内の軟骨や靱帯の損傷の状態を知るには種々の検査があります。半月板を含めた軟骨損傷の場合は4〜5日間の入院が必要になりますが検査と手術を同時に出来る膝関節鏡での検査が有用です。

痛みだけで関節の動きのいい時は様子を見ます。逆に動きの悪い時や関節内の水種、血種は何かある事が多いので精査する事が多くなります。一概には言い切れないのですが半月板損傷がある場合は関節の動きが悪く、痛みが続きます。靱帯損傷の場合は腫れますが痛みはたいしたことはない事が多いようです。

.... どのように見えるか膝関節鏡をクリックして見てください。

  1. 半月板損傷 膝関節鏡  No.7〜10

    半月板損傷でも小さな傷の場合は自然に治りますが、ある程度大きいと治らずそのクッションがおかしために関節の動きは悪いままの状態が続きます。目安としては受傷後3〜4週間経過しても動きの戻らない場合は検査の対象となります。半月板損傷での手術は悪い部位のみを切除する(部位により縫ったりする事も)だけなので、切除範囲にもよりますが約3週間程度で運動には復帰出来ます。

    半月板の内則2/3の範囲には血管はありません。従って写真では白っぽく見えます(私のものは条件が悪く妙に光っています)。この部位が傷ついても出血はしません。しかし傷による刺激のために水がたまる事があります。従って半月板損傷で出血する場合は損傷が大きいか、広範囲といえます。

  2. 前十字靱帯損傷 膝関節鏡 No.11〜12

    前十字靱帯損傷の場合は関節血種がほとんどの場合あります。単独損傷の時は痛みは意外に早く消失しますので本人の自覚としては治ったように感じる事がありますが、’ひざくずれ’(膝に力が入らず膝がガクッとなる)が出て階段昇降、特に降りる時に膝に力が入らないために’こわく’なったり不安定感が出ます。この靱帯損傷は自然治癒は期待できないのですが放置しても普通の生活や軽い運動ぐらいは出来ますのでそんなに心配するものではありません。しかし運動するには膝関節用装具やテーピングが、本格的に運動となると手術が必要になります。この場合は運動復帰までに約6〜10ヵ月かかります。

    前十字靱帯の写真でわかるように正常では滑膜という膜に覆われています。この膜には毛細血管が多数あるために切れると出血し関節血種となるのです。

  3. 関節軟骨損傷 膝関節鏡 No.3〜5、7

    関節軟骨の損傷ではレントゲン写真でわかるのは相当大きな骨折の場合です。写真5程度になるとわかるのですが(レントゲン写真でいえば6ぐらいの状態)関節鏡写真4ぐらいではわからない事が多いのです。写真3や5のような穴があいた状態では写真7の様に関節遊離体(関節ネズミ)として関節内を行き来し、場合によりロッキングを起こす事があり厄介です。


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