スポーツ障害全般の注意


成長期のスポーツ障害の発生は使いすぎばかりではなく骨の成長に関連があります。柔らかい骨に腱の付着部があり、そこに牽引力が加わると骨に変化が起きます。粘土を柔らかい骨と考えてくだい。柔らかいうちは牽引力の強さにより容易に変形します。勿論のことフニャフニャに柔らかいわけではありません。スポーツばかりでなく普通に飛んだり跳ねたりしただけでも負担の出る場合もあり、症状として出るのは個人差が大いにあります。運動の量や強度と骨などの身体要素とのバランスの悪さと言えます。

幼稚園児などが夜中に足を非常に痛がり泣くような事があっても、朝になるとけろっとしている。というような事もはっきりはわかつていませんが成長のバランスに関係があるようです。


身長の伸びの平均
わが家のパンジー


右図のパンジーの様に人の顔もみんな同じように見えますが成長の個人差は 多いにあります。男女差も左図の年間の身長の伸びの平均の様に差があります。 縦軸は年間の身長の伸びで、横軸は年齢です。見ずらいのですがMが男子、Fが女子です。 この図はスポーツ障害を考える上で非常に参考になります。年間の身長の伸びの激しいときが 色々と問題が起きやすい時期ですので痛みが出現した場合は十分に注意が必要です。


骨の成長は年間の身長の伸びで判断できます。女子では10歳前後、男子では12歳前後にピークがありますから、それらの2〜3歳前後が要注意の時期です。非常に個人差がありますので、それらも併せて注意が肝要です。またこの時期は機械を利用するようなウエイトトレーニングは負荷が大き過ぎますのでやめてください。

それらの変形をおこしやすい部位(骨の成長時に特長的な骨の成長過程があります。)は膝と肘にあり。
それぞれの代表的な疾患に Os Good 氏病、野球肘と呼ばれる障害があります。 スポーツ少年団などの練習時間に関して1日2時間、週に2〜3日の練習時間が望ましいといわれています。確かに高校生の障害の経験をみると週1〜2日と5日以上の練習日の障害率を比較すると5日以上の方が有意差をもって障害率は高い結果があります。 しかし前述のデーターは練習強度、密度は考慮にはありません、障害率に一番関係する事は練習量もさることながら練習強度と思います。

私の県内中学バスケット選手のデータで、練習量とチーム力との比較(チーム力があり練習量の多いチームと少ないチーム、チーム力はたいしたことはない練習量の多いチームと少ないチームとの障害率の比較)を見ると時間に関係なく強いチームに障害率は高いという結果でした。ということは障害には練習強度が一番の問題ということがわかります。指導者の方のチームのレベルを見る眼が重要となるわけです。チームのレベルを正確に把握し目標を確かめる必要があります。あまり高望みは障害を引き起こす原因になります。


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