スポーツシュ−ズをかんがえる

 スポーツシューズと一般のシューズとの大きな違いは、スポーツシュ−ズは機能性が第一です(購買を考えるとデザインもよくなくてはいけません)。どんな靴がいいかというと、足に丁度合うものがいいというのはあたりまえですが、足にピツタリするものを選ぼうとすると難しく、ピッタリという事だけを考えると石膏で型を取るといいという事になりますが、それはあくまでも静的なものなので歩いたり、走つたりするとピツタリとはいかなくなる可能性があります。又朝、夕とでも異なり夕方の方が足はおおきくなるため夕方に選ぶのがいいのです。
 そんな事を考えあわせるとある程度の妥協は必要で、靴を選んだらしばらく履いて歩いてみましょう。履き心地がいいか悪いかが−番重要です。なぜかデザインが先走りしている感を受けます。その他では靴の材質、靴底やインソ−ルなどの衝撃吸収作用など参考にするといいと思います。


1) 靴の材料について

  靴の表

    革製(牛製がほとんどですがカンガル−の革もあります)で天然のものは高価ですが、手入れさえ良ければ足への馴染みは最も良く、強度もあり耐久性もいいようです。
    人工のものは軽く品質は安定していますが足に馴染み難く蒸れ易いという特徴があります。
    ナイロン製は軽く強く足にも良く馴染むため、マラソン、ジョギング、陸上などのシュ−ズなどに多く用いられています。

  靴底

    ゴム、ゴムスポンジは柔らかいので、衝撃吸収性はあるがすり減り易いものです。

    ウレタンスポンジはテニスシュ−ズなどに使用されています。

    pvc(ポリ塩化ビニ−ル)は−般の履き物はこれです。

    靴底で問題となるのは滑りがあります。グランドで使用したり、体育館内で使用したりで大きな違いがあります。特に体育館内で使用する場合季節にも左右されエアコンがあるかないかでもちがつてきます。従つて理想的には滑り易いものと滑りにくいものの二種類あればいいのですが...。濡れタオルを用いて滑りを調節している光景をよく見ます。
    テニスシューズではクレー、ハード、オムニコートなど各々で使用する専用のシューズがあります。

2) 衝撃吸収について

靴自体柔らかければ柔らかいほど、クツションはいいのですが全てにいいわけではありません。不安定性が増すために膝や足首の障害の原因にもなるために困る事があります。季節によつても変化する事があり、冬では硬くなります。耐久性の事もあり靴底はある程度硬くしてあり、そのあい間に衝撃吸収材が使用してあります。ゲル状の物だつたり、空気だつたりするのです。それに加えインソ−ルに工夫がしてあります。

3) 足底板(インソ−ル)について

インソ−ルを使用するのは衝撃吸収の目的が多いが、下肢のアライメント(0−脚やx−脚などの形、足の’かつこう’と思つていい。)を換えてやり膝や足首の障害を軽くしたり予防したりすることができます。これは変形性膝関節症(加令現象での膝関節内の軟骨の摩耗)でよく使うのですが同じようなものです。靴の形態もありますがそれに加えバランスを保つのに簡単でいいものです。どんなインソ−ルがいいかというと、参考になるのは靴底の摩耗具合です。それと障害部位の関節や靭帯の負担のかかり具合などを総合的にみて判断します。

4) スパイクについて

野球、ラグビ−、サツカ−、陸上などのシュ−ズにスパイクがついています。試合などで使用するシューズについての制限は、ラグビ−シュ−ズには細かいところまで制限がありますがその他のものではないようです。材料は以前は金属でしたが最近ではスタツドというもので、危険防止になつています。野球のスパイクは前方のみ金属となつています。踵の部分は走るときもスライデングのときもスパイクの必要性はないと考えられています。サツカ−では固定式と取り外し可能のものがあります。ぬかるみでは取り外しのほうがいいようですが一般的には人工芝で疲れやすかつたり、ぐらついたりする事があるため障害予防の観点からも固定式のほうがいいようです。

5) 小児期の靴について

小児期では足の成長が早いため年間1−2足使用することも多くあります。そのためあまり高価なものにする必要はないと思います。だからといつて安い物では靴底のうすいもの(通学に使用するようなものなど)が多く、成長期の踵には負担が大きいため、ある程度の厚さがあり踵を保護しているものを選んでください。

足関節の捻挫を見ると小児期では捻挫をおこす割にはひどい障害はなく足関節周辺どことなく、あちこちの痛みを討ったえる事が多いのですが、高校生以上になるとほとんどは内反捻挫(外くるぶしの下の靭帯損傷)で外果部(外くるぶし)の痛みと腫れ、のことが多くなります。小児期ではいわゆるバッシューのように外果まであるシュ−ズでの捻挫予防の必要はなく運動靴スタイルで足首をどんどん動かした方がいいようです。

かっこうが良いためにNBAなみのシューズをはいてる子供を多くみかけます。そんな場合、ほとんどは靴が走っている様に見えます、それは私だけでしょうか。


以上スポ−ツシュ−ズについて話しました。シュ−ズを選ぶのは難しいものですがある程度は靴が足にあつてくれます。又足の痛みなどが出たときはインソ−ルなどで保護してみてください。そして履き古して捨てるとき靴底を見てください、また膝や足関節の障害などがあつたときもみてください。いつも同じ部位が破れの具合とか摩耗の状態をみることは、障害の予防方法やいい走り方などの非常にいいアドバイスを与えてくれます。


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