職場や家庭で困った時の対策と予防

 痛みのために職場や家庭で困ったことはありませんか。
以下に起りやすい痛みとその予防や対策および注意事項を簡単にわかりやすくまとめました。

ここでは整形外科的な問題だけを取り上げていますが詳しくはありません。それにすべての痛みに関してという訳ではありませんので当てはまる項目がないものが多いと思います。ここにあるのはほんの一部と考えてください。

どのような痛みでも続く場合は必ず整形外科医を受診してください。

    目次    
  1. 頭痛、肩凝りのある人
  2. 肩や腕の痛みがある人
  3. 腰痛のある人
  4. 膝痛のある人
  5. 足首や趾の痛みのある人

  1. 頭痛、肩凝りのある人へ

    頭痛や肩凝りのある人の原因の多くは姿勢の悪さです。
    それには脊柱の形状と生活上での姿勢の悪さがあります。脊柱は重い頭蓋骨を支えるために
    頚は前に胸は後ろに腰は前に凸となり骨盤で受けています。このS状(身体を横から見ると
    Sのように見える)の形状がクッションとして働いているのです。

    この形状は生活上の姿勢で変化をしてきます。
    例えば良く字を書いたり本を読む人は前かがみを長時間続けるのが原因で、寝転んでテレビ
    を観る人は姿勢が悪いためにSの形のバランスがくずれてきます。
    私達の身体は使い過ぎても静止状態が長くても変調を来しやすいのです。

    またバランスがくずれることによりあちこちの筋肉や腱や関節に負担が多くかかり
    痛みや凝りが出るのです。もちろん別の原因も多くあります。

    症状が長期にわたる時はレントゲン撮影を!!

      対策と予防    
    1. 長時間同じ姿勢を続けない。
      仕事だけではなく遊び(ドライブ、ゲーム、マージャン、パチンコ)でも注意を。    
    2. 頚や肩をよく動かす。    
    3. 両手を使う運動をする。水泳やバレーボールなどが良い。    
    4. 姿勢を正す(寝転んでテレビを観たり本を読んだりしない)。    
    5. 枕は低めの方が良いことが多い。 


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  2. 肩や腕の痛みがある人へ

    肩の痛みで多いのは俗にいう40〜50肩(肩関節周囲炎)です。関節や骨には異常はなく
    レントゲン写真は問題はありません。簡単にいえば関節の袋が硬くなるために関節の動きが悪く、 腕が上がらなくなります。
    腱に石灰様のものが付着する特殊な例もありますのでレントゲン 撮影は必要です。
    2年ぐらいかかることもありますが必ず治るので心配はありません。

    肘の痛みで多いのはいわゆるテニス肘という腱鞘炎です。肘の外側で骨が痛いように感じます。
    そこは手首をそらすための腱の付着部のあるところで引っ張られて痛みが出るのです。

    ここで注意をしたいのは腕に痛みがある場合、頚からの神経痛が原因としてあることです。
    腕や手に脱力感や痛みやしびれがある時は精密検査が必要な場合があります。

      対策と予防       
    1. 関節周辺を暖める。       
    2. 肩、腕を良く動かす。       
    3. ストレッチをする。       
    4. いきなり力を入れるようなことはしない。       
    5. ふき掃除のように同じ動作のくり返しはひかえる。


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  3. 腰痛のある人へ

    腰の痛みも頚の痛みや凝りと同じ原因の姿勢の悪さでよく起ります。 中腰、しゃがみ込んでの仕事、重荷を持つなどでは腰に負担がかかるために痛みが出やすい状態です。
    ギックリ腰というのは良く聞くと思いますが俗称であり病名ではありません。これは急性腰痛症を総称していわれるものです。その原因は腰椎の椎間関節や椎間板の負担の事がほとんどです。

    またデスクワークでの椅子と机の関係も注意が必要です。
    まず椅子に深く腰掛けてください。この時足の付け根と膝が床に平行か少し膝の方が高いくらい
    の方が 腰にはちょうど良い座り方です。コンピューターなどのディスプレーを見る時は目の高さかもしくは それより少し低いぐらいに調整してください。

    お尻や足の痛みやシビレや脱力(坐骨神経痛症状)がある時は無理はしてはいけません。
    神経痛症状は椎間板ヘルニア、加齢による変形性脊椎症などで起ります。
    その場合は精密検査が必要な時もありますので要注意です。

      対策と予防       
    1. 無理な姿勢での仕事は休み休み行う。       
    2. 中腰や前かがみはできる限りさける。       
    3. デスクワークでの姿勢をチェックする。       
    4. 立ち仕事では10〜15cmぐらいの足台を置いてそこに片足を乗せておく。       
    5. 腰にベルトやコルセットを着用するのは骨や筋肉を保護するのに良い。


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  4. 膝痛のある人へ

    膝の中には半月板という軟骨がクッションとして存在しています。
    これは他の関節には見られないものです。 それだけに相当負担のかかる部位といえます。
    歳とともに、使えばすりへる靴底と同様にそのクッションである軟骨が薄くなり、傷つきやすくなります。 そのために骨に対する刺激が強くなり炎症が起り痛みが出るのです。

    その場合の特徴的な症状は歩き始めや階段を降りる時の痛みです。
    初期の段階では歩く途中では痛みはでません。

    体重がかかるのは身体の中心ですので多くは膝の外より内側の方が変化は強く起ります。
    そうなると日本人に多いO脚の人は変形の度合いが強くなり、ますます痛みが強くなっていきます。

      対策と予防
    1. 正座、しゃがみ込みは出来るだけさける。       
    2. 階段の昇降は手すりを持つ。       
    3. 痛みのある時の運動としての歩行は制限する。       
    4. 歩行時痛がある場合はステッキか押し車や電動車を使用する。       
    5. 体重をかけないで膝のまげのばしをする。       
    6. 足底板の使用は有効。       
    7. サポーターを着けることにより症状の悪化を来す事があるので注意。       
    8. 運動としてはプールでの歩行が体重がかからず良い。


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  5. 足首や趾の痛みのある人へ

    足の痛みの原因のなかに合わない靴があります。高価な靴が良いとは限りません。
    たかが靴かと思われるでしょうが靴には十分に気をつけてください。

    その場合は運動靴などのように柔らかい靴がいいでしょう。

    中年以降の女性の方に良く見られる一つにかかとの痛みがあります。
    踵には足底部の腱(足底筋腱)の付け根があり歩くことが多い人に起りやすいものです。
    半年ぐらい続くこともありますが必ず治りますので心配はいりません。

    また外くるぶしの部位が腫れてひどくなると水がたまることもあります。
    関節周辺のふくろに炎症が起こるのです。朝は腫れがなくても夕方に腫れる。
    これをくり返しているうちに腫れがひかなくなることもあります。

      対策と予防       
    1. O脚の人は土踏まずの盛り上がったような靴は合いません。       
    2. 扁平足の人は足底板を使うと良い(O脚の人はダメ)。       
    3. 正座、しゃがみ込みはできるだけさける。       
    4. 足関節や趾に痛みのある時はサンダルやつっかけは使用しない。         
    5. 運動靴などの軟らかめの靴を使用する。       
    6. 外反母指の人は早めに装具などの治療を。


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