中学生バスケツト部員スポ−ツアンケ−トのまとめ

対象は、1054人、男生徒(以下M)568人、女生徒(以下F)486人です。
(率−%−は4捨5入です)


1 調査時の年齢配分と障害率

         12才   13才   14才  15才  (%)
      M  132人  212人  176人  48人  64
      F  103   173   153   57   71

バスケツト開始年齢は男生徒はミニバスから続けているものは65人(11%)ですが女生徒は197人(41%)と多かつた。バスケツト開始が早い割には障害率は全体に比して高くなく、男生徒は42人(65%)、女生徒は155人(79%)でした。
ミニバス時代の障害の特徴は痛みをうつたえる割には重傷のことは少なく、心配のない事が多いようです。例えば足関節痛はよく討つたえるのですが靭帯損傷や骨折など重傷例はまれです。中学生は過渡期で重傷例は高校生になつて多くなつてきます。

これらは成長に関係があるようで骨の成長、筋肉の強さ、関節の柔らかさなどに影響されます。
障害部位はボ−ルをあつかうコンタクトスポ−ツですので全身におこります。


2 主たる障害部位と人数

         手指    腰    膝    足関節
     M   127人  52人  95人  122人
     F   151   34   79   162
上記以外では手関節障害が多く、男生徒では肩や肘障害が多く見られますがバスケツト
では上記が代表的なものです。

さて、痛みがあつてもその程度はさまざまです。そんな時の練習はどのようにしていたでしょうか?


3 治療中の練習について
             M     F
   休まなかつた   177人  140人
     休み休み   126   128
    休んでいた    58    75

治療中に練習を休んでいたのは15−16%で、ほとんどは痛いながらもやつているわけです。この様に痛くてもやれる時は心配ないと言えます。従つていつもの練習が出きる時は練習はやらせてもいいと言えます。


4 治療中に練習を休んでいた時の障害の内訳
        腰    膝   足関節  その他
     M   9%  17%  22%  14%
     F  14   23   30   15
この様に全体的には女生徒に、そして足関節障害に練習を休まなければならないような状態が多かつたようです。


5 障害後の運動量の変化

今までと同じように出来ると答えたのは男生徒84%、女生徒88%
運動は出来るが同じようには出来ない    16%、   12%
運動は出来ないと答えた人            1%以下

その同じ様には出来ない内訳は
          腰    膝   足関節
      M   28%  20%  14%
      F   14    8   15


6 まとめ

障害以後運動が以前と同じ様に出来ないのは男生徒の腰、膝障害に多く、治療中の練習状態とは逆の結果となつています。
この事は腰や膝障害では練習を休むことは少ないが、休まなければならないような状態重傷と言えます。従つて的確な診断が早期に必要になつてきます。
足関節の場合、捻挫はよく起こるのですがギプス固定をしなければならない場合はまれで、スポ−ツ選手では出来る限りしたくないところです。 足関節の靭帯損傷で手術が必要な場合は(ギプス固定も同じですが、医師により治療に対する考え方が大きく異なる場合があります。)サポ−タ−やテ−ピングをしているのにもかかわらず捻挫を何回も繰り返す場合、特に女性で関節弛緩性の高い人(いい言い方をすれば関節がやわらかい、悪い言い方をすれば関節がゆるい)が適応です。男性の場合はまず手術まで必要になることはまれです。 足関節捻挫に関連してミニバスの関係の方々に協力していただき、ミニバスプレイヤ−のシュ−ズと捻挫との関係を調査したことがあります。
その時は革製、合成、布製などの材料での関連は見られませんでしたが、ショ−トよりロングの使用者の方が障害率は高くでました。
今回も同じように調査しました。ロング使用者が圧倒的に多く、男生徒は(小−中)81−84%、女生徒は91−92%でした。共に足関節の障害率には差はありませんでした。
しかし靴の種類と膝障害率をみると男生徒(ロング−ショ−ト)13−9%、女生徒12−5%とややロング使用者で障害率は高い傾向にありました。

このような状態を見ると足関節の捻挫を何回も繰り返す場合はロングがいいと思いますが症状がないのに足首を固定するような状態を無理につくる必要はないと思います。特に筋力がないような生徒ではなおさら言えるとおもいます。


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