バリ旅行記('01/3/28-4/3)

ようやく写真を掲載しました!!

出発前

昨年夏にバリに初めて行って、家族全員それなりに満足して帰ったのですが、どうもやり残したことがあるようでもう一度行こうということになりました。夏は日本でも泳げるので是非春休みにということで秋から準備を始めました。前回は日本旅行のベストツアーでしたが、どうやらこの手の大手の企画ツアーにあるファミリー割引は夏のみとのこと。こういった割引のない春はやはりかなり高めです。そこで格安チケットを手配して、ホテルはインターネットなんかで頼んだらどうだろうということになりました。

近くの旅行代理店(JTBやTis)でチケットを頼んでみましたが、チケットだけだとやはり高めですね。インターネットで情報を探してみて少しやりとりしたところもありましたが、うまくいきませんでした。

 

予約(ホテルの選択など)

結局、バリ王でホテルとエアーチケットのパッケージを頼み、オプショナルは前回もお世話になった現地の旅行会社にインターネットで頼みました。この度の希望は、ホテルはヌサドゥア地区、飛行機は行き帰り直行のガルーダ・インドネシア航空です。

具体的にホテルの選択ですが、子供もだんだん大きくなり3ベッドでは辛い、とママが主張します。確かにその通りなのです。前回のパトラ・ジャサは、一部屋なんですがリビングと寝室が分かれており、かなり広々としていました。寝室にエキストラベッドを入れてもらって、3ベッド。そしてリビングのソファーがベッドになり、4ベッドでしたのでゆっくり眠れました。そこで確実にコネクティングとなるホテルを探したところ、候補に挙がったのが、シェラトン・ヌサインダーとヒルトンです。価格はややシェラトン・ヌサインダーの方が高かったため、ヒルトンに決定しました。オプショナルですが、今回はボロブドゥールへ是非行きたいのと、ジンバランのシーフードはもう一度食べたいというみんなの希望です。もう一度、車のチャーターも考えたのですが、タクシーを使えば何とかなるだろうということで、インターネットでボロブドゥールのみ頼みました。現地のトラビンドという会社ですが、ガイドさんも良くお勧めですよ。ボロブドゥールのあるジョグジャカルタの空港までは、インドネシアの国内線を利用します。トラビンドに問い合わせたところ、国際線がガルーダの場合、併せて頼むと格安になるとのこと。一人5000円くらいで子供は大人の2/3くらいになるらしいです。そこでバリ王に問い合わせたら、大人も子供も8000円とのこと。少し高いんでないかい、と思いつつもお願いしました。ここで一つ注意すべきことがあります。一応ツアーで申し込んだ形になっているのですが、国内線の手配を依頼した時点で手配旅行になるらしいです。そこで正式な依頼は3週間前にしました。28日出発なので、ボロブドゥールに行く日は30日が第一希望でした。しかし予約を入れた時点ではキャンセル待ちになり4月1日を抑えました。結局出発の10日前まで待ちましたがとれませんでした。ということは、当然トラビンドへの連絡もこの時点なのですが、全くOKでした。

 

細々した準備

あとは海外旅行保険と神戸からのKJETの予約です。KJETの予約は難なく、といいたいところですが、少しトラブルが。子供料金は6歳以上しか必要ないのに下の2人も取られていました。帰宅後気がついたため、連絡を入れて翌日クーポンを交換に行きました。危ない危ない、4000円捨てるところでした。海外旅行保険ですが、子供がいるため入らずに行く勇気はありません。KJETの予約と一緒にJTBでお願いしようとしたところ、海外旅行へ行くという日程表等がないとだめとのこと。そんなもん、なんでいるんじゃ?自己申告で十分じゃん、と思いません?でもダメでした。翌日気を取り直してJRのTisへ行くとあっさりOK。な〜んじゃ。大丈夫じゃん。ここでダメもとで出入国カードがもらえないかどうか聞いてみました(うちは家族が多く関空で記入するのは大変。バリ王も送ってくれないようで、どこかの代理店でもらえればラッキーなのです。)。自分たちもこの用紙は購入しているのですが・・・とかなんとか言っていましたが、5枚頂けました。ありがとう!!Tisさん。今後のために、是非関空でたくさんゲットして来ようと固く心に誓いました。

 

いざ出発(3/28)

この度も前回と同じように神戸まで車で行って、KJETで関空に行く予定です。しかしガルーダはJALよりも1時間出発が早いため、当然KJETの出発も1時間早いです。前回、少し早めについて乗った8時20分の船に予約しました。そこで余裕を見て5時少し前には倉敷を出発しました。高速道路もトラブルなく、7時過ぎにはポートアイランドに到着。少し曇りですがどうやら雨は大丈夫そうです。車の中でおにぎりと味噌汁の朝食を取り7時45分の船に乗れました。波も高くなく予定通り30分弱で関空です。受付カウンターには8時半前にはつくことができましたが、ここで問題が。集合時間が9時となっていましたが、これは9時までに、という意味ではなく、9時ちょうどに、という意味らしいです。着いたときにはあるべき場所には他のツアー名が。一応確認したところ、まだガルーダのカウンターが開いていないので、もう少ししてから来て下さい、といわれました。

そこでそこらを散策することにしました。前回、関空使用料をVISAのカウンターでカードで購入できることはチェックしていたのですが、KJETの乗り場でカードで購入できたため、もう手に入れていました。ママが子供の解熱剤を忘れた、というので薬局で一応購入(結局使わなかった)。うろついていると銀行が入っておりルピアとの両替も可能でした。2ヶ所あるのですがレートを聞いてみると1円が60Rp弱。前回('00.7月)は70Rp台後半でしたが、ここのところ円安だし、3月上旬のレートが60Rp台後半でしたからこんなもんかもしれません(でも実際は、現地の方がかなり良かった)。やはり向こうの空港で替えることにしました。そうこうしていたらチケットの用意ができたので出国です。忘れていたチャイルド・ミールのリクエストもお願いしましたが、全便OKでした(ガルーダのチャイルド・ミールはいけます。コンチネンタルはいまいちでしたが)。出国審査場で忘れず次回用の出入国カードをゲット。たくさんもらったよ。免税店でママは少し買い物があるらしく、私と子供たちはベンチで休憩。去年は1時間遅い出発でしたので、少し腹ごしらえをしましたが、今日は出発が早いにも増して予定より20分早まったらしく急いでゲートへ行きます。飛行機の中で読む本を前回はゲート近くの売店で購入(1万円札をくずす目的もありましたが、この度は準備は万全です)したのですが、別に買うモノもなく搭乗時刻を待ちます。搭乗後、なかなか飛行機が動きません。ジュースのサービスまでありました。結局乗り込んでから約50分後にようやく離陸です。何があったんだろ?未だに疑問です。チャイルド・ミールはハンバーガーで子供たちにはお気に入りでした。起きていると長いですね。最後の2時間くらいが退屈でした。

現地到着

デンパサール空港には現地時間で5時過ぎに到着。入国がすごく丁寧な審査官の列に並んでしまい殆ど最後。後に着くJAL便に追い越されるかと思った。なぜ遅いのか解りました。どうもパスポートの情報をスキャナーで読み込んでいます。グアムなんかだとパスポートの端を差し込んで「シャッ」とやるとすぐに読み込めるのですが、どうもハンディスキャナーふうの道具でなぞっています。平均2回はしくじっていましたね。これが遅い原因です。

バッッゲージクレームに行くと案の定、一つのスーツケースを悪名高いポーターが確保して待ちかまえています。「No Thank You!!」とはっきり言って自分で押していき入国。ここはフリーパスです。両替ですがどこも同じでしたね。1円=81.75Rpです。日本よりも断然高く、前回クタのマタハリデパートで替えたときよりも利率がいい。さい先いいスタートです。

大分お待たせしました。バリ王の現地代理店、パラダイスバリツアーズのガイドさんがお出迎えです。この度はバリ王ではオプショナルは頼んでいないので最初と最後の送迎だけですね。ここでふと国内線のリコンファームのことを思い出し、チェックインの時に相談すると、ガイドさんがフロントに掛け合って行きの分をやってくれました。帰りの分はジョグジャカルタに着いたときにすればいいととのこと。これで安心です。ホテルに着いたときは薄暗くなっていましたが、ヒルトンはロビーからして大きい。入り口の階段で女性には花をさしてくれるし、足下に花びらを巻いてくれます。すごい。ガムランの演奏はあるし、奥の椅子のある方ではピアノの生演奏(ジャズですが)もあり、いい雰囲気です。ロビーは実際には3階に相当し、客室棟の間に拡がるラグーンが見えます(もう暗くなっていましたが)。部屋のキーをもらいましたが驚いたことに続き番号ではない!!コネクティングのはずなのに!!確認してもらったところ大丈夫とのこと。偶数と奇数で並んだ側が決まっているようです。

あとは夕食に出かけるだけですが、8時近くになったため、ホテル内で食事をとることにしました。いつものようにまずは日本食です。なつかしのビンタンビールで乾杯してんぷらを食べてみましたが、なかなかいけます。子供たちは丼ものだったでしょうか(アヤフヤ)。明日に備えて、初日は早めに就寝です。

 

2日目(3/29)

今日は一日中プールで泳ぎます。午後からママは念願のエステです。朝食ですが、バイキングスタイルです。バリのホテルはこのような形態が多いのでしょうか。普通の洋食の他にお粥や味噌汁もありました。ヒルトンにはご飯や漬け物まであり、うれしい限りです。部屋に戻って早速プールへ。saoriも遊べる浅いプールもありました。深い方のプールは120cmから160cmまで場所によって深さが違っており、広さも十分です。慣れてくると子供たちは浮輪で遠くまで行くようになりました。昼はビーチサイドでサンドウィッチとそしてビール。子供たちはプールに入ったり出たりしながらだらだら昼食です。午後からは私が子守。とりあえずビーチへ行ってみることにしました。ビーチサイドには割に年輩の欧米人のご夫婦が多いですね。ちらほら海に入っている人もいます。砂浜はクタの方より白くてきれいですが、5メートルも沖へ出ると急に深くなっています。上二人は砂浜ですな遊びをしたり波打ち際を走ったりしていました。saoriは波が恐いらしく、芝生の方へ戻りたがります。一緒にウクレレを弾いたり、アイスクリームを食べたりして過ごしました。しばらくして男の子たちも帰ってきたため、持って行っていたボールで芝生の上でサッカーをしました。これがいけなかった。みんな水着のままで走り回ったので日焼けしてしまいました。

4時くらいにとりあえず部屋に戻ってシャワーを浴び、夕食に出かける準備をします。ママもエステから大感激で帰ってきました。今日はギャレリア・ヌサドゥアにあるロコカフェに行くことにしました。送迎もしていただけるようで助かります。事前の情報でギャレリア・ヌサドゥア内にある両替が若干だけど利率がいいということでしたので行ってみましたが、1円=82Rpでした。ホテルも81.25Rpくらいでしたから、この度はどこでもそう変わらないようですね。ここにはトラギア・スーパーマーケットもありちょっとした買い物には便利です。トラギアはマタハリよりも若干安い気がする。レストランも他にたくさんありますが、観光客相手なので値段は若干高いかな。ホテル内よりは安いけど、といった程度でしょうが。1時間ほど買い物をしてまたロコカフェの方に送ってもらいました。

 

3日目(3/30)

今日もホテルで過ごします。めちゃめちゃ快晴です。日焼け指数120%といった日差しです。昨日から何度もビーチでマリンスポーツのスタッフにグラスボートを勧められていたので行ってみることにしました。話を聞いてみるとポイントでシュノーケリングもさせてくれるとのこと。大人20ドル、上の2人は10ドルずつで計60ドルです。ヒルトンの前の浜から船は出発し、位置的にはシェラトン・ヌサインダーの沖辺りにある珊瑚礁の浅瀬がポイントです。他にも何艘か来ていまして、シュノーケリングもしています。kenzoくんは最初かなり怖がっていましたが、水中眼鏡とシュノーケルにも徐々に慣れてきて最後の方は一人で浮かんでいました。魚がいることはいたのですが、いまひとつ迫力不足かな。以前したグアムの方が良かったなあ。1時間ほどでホテルに戻り、パパだけウインドサーフィンを借りることにしました。20ドル/hrでした。波がないのはいいのですが、そよ風程度でいまいち迫力不足かな。でも2年のブランクなのでつなぎにはいいかなという感じです。1時間を少し超過(15分程度)したのですが、スタッフは2時間していたと言い張ります。「えっ」と笑ってごまかし当然超過料金なんて払いません。こういうところはバリ、いやなんだよねえ。

午後はまたずっとプール。ウクレレも弾いたりしてのんびり過ごします。「明日がああるさ」を弾いていたら、日本人の男の子がやってきて一緒に歌いました。聞いてみると鎌倉から来ていて今日帰るとのこと。春から1年生らしい。泳ぐのもメチャクチャうまかったなあ。

 

ジンバランのシーフードへ

夕方になっても快晴だったので、夕食はジンバランで夕日を見ながらシーフードを食べることにしました。少し残念だったのは、ジンバランへ行くと西の空には雲がいっぱいだったことと、タクシーで少しトラブったこと。ヌサドゥアはどちらかというと東向きなので西の雲の様子が分からなかったんですね。日没は6時過ぎ位なので5時半には出かけることにしました。前回行ったカフェが良かったのですが、名前が渡らないためにトラビンドに電話して聞いてみたのですが、ちょっと解らないとのこと。頼みのトラビンドのTOMOさんの携帯も話し中で(実は会議中だったためとのこと)、連絡つかず。まあどこも一緒だろうと、メータータクシーで出かけることにしました。車に乗るとガムラン音楽のテープをかけてくれ会話も盛り上げてくれます(KOWINUタクシー110)。いい人だなあ、と思ったのですが実はメ。ジンバランはタクシーが拾えないので自分が待ってくれるといいます。最初はどうにかすればタクシーは拾えるだろうからいいと断っていたのですが、あまりにしつこいので(本当に親切なんだろうと思った)お願いすることにしました。待っている間はどうするのか聞いたところ、メーターは止めないとのこと。どのくらいかかるか聞いたら1時間で25000Rp程度らしい。まあその方がわかりやすくていいのでそうしました。何もいわず連れて行かれたのが「Sharkeys」というカフェ。周りのカフェは人もまばらなのにそこだけ妙にタクシーが次々に入ってきます。繁盛しているなあと思っていたのですが、後から思えばバックマージンがドライバーに入るのでしょうね。少し高めだったでしょうか。今回は奮発して大きなロブスターとイカ、エビを頼みました。前回魚を頼んだのですが、少し食べにくかったので今回はパスです。魚介類以外は、ライス、サラダ、デザートそして野菜のバター炒めが出てきます。前回も思ったのですが、この野菜(ほうれん草みたいなモノ)のバター炒めがとても美味しい。これとライスだけで結構食べれます。だんだん暗くなってくると店員さんが各テーブルのろうそくに灯をともしていってくれます。西の空は相変わらず雲がかかっていまして残念ながらきれいな夕日はみれませんでした。そのかわり雲の間に雷が光っているのが見えました。1時間半くらいで食べ終わり、料金は66万Rp位だったかな。タクシーを探して乗ったところなんとメーターを止めていて、再スタートです。ジンバランまでが18000Rp、自分は2時間待ったと言い張ります。ごちゃごちゃ言っていましたが、結局ここまでの料金を5万Rpで清算しました。ちょっと免税店に行っておこうということになり、プラザ・バリへ行きました。到着後ここでも少しトラブル発生。ジンバランから着たのにホテルからでないので無料タクシー扱いにならないと言い張ります。でもヒルトンからの方が高いのでいいじゃないかといいましたがダメなようです。結局なぜかヒルトンから来たことにしてくれといい、ドライバーに2万Rp渡していました。結局ドライバーが一番もうけたなあ。

プラザ・バリにきた理由は非常にせこいことで、「バリ王特製Tシャツ」をもらうことです。しかしなんと引換券を忘れてきた。そうなると用事はないので、またタクシーでDFSへ。ここでもDFS自体に用はなく、隣のマタハリデパートへ。どうしてもほしいナシゴレンの缶入りソースを探します。やはり品揃えはトラギアよりいいですね。欲しいものをゲットできました。そうこうしているうちに9時近くになったでしょうか。DFSでタクシーを呼んでもらって帰りました。後はシャワーを浴びて寝るだけです。ホテルに帰ってみるとTOMOさんから電話があったと伝言があり、電話してみました。会議中で出られなかったとのこと。トラビンドが行っているカフェは「ラーマヤナ」だそうです。Sharkeysも味は悪くないので後悔しているわけではありませんが、是非次回は「ラーマヤナ」ですね。

 

4日目(3/31)

ヒルトンでは朝食は2ヶ所でとれます。今まではロビー下のWaterfallへいつも行っていたのですが、今日は気分を変えてビーチ側のLagoonaでとることにしました。こちらはオープンな感じはいいのですが東側なため、もろに朝日を受けます。朝から暑いです。それと日本食はないですね。オムレツを焼いてもらって食べました。

午前中もう一度、プラザ・バリとDFS、マタハリデパートへ。今度は引換券を忘れずに持って行きます。少し買い物をしてDFSへ。今日はここでも少しお土産を買ってまた隣のマタハリデパートへ行きます。どうしてもママは食器が買いたいらしい。しかもこの度は陶器にチャレンジ。これは無事に日本に持って帰れました。昼食はDFSの2階でヤムチャ。帰りはシャトルバスでヒルトンへ戻りました。夕方までプールで泳いで夕食はまたギャレリア・ヌサドゥアへ。今度は別のレストランへ行こうと思い、ロビーで相談しましたが、なぜかホテルタクシーを勧められてしまった。5分もかからないところなのですが、15000Rpといいます。ちょっと高いのでメータータクシーを頼むと嫌な顔をされてしまった。でも実際はメータータクシーで5000Rp以下(4000Rp弱です)、やはり観光客相手だと高くなるようですね。でも結局ロコカフェへ行ってしまった。ここは本当に美味しいです。いつも頼んだものはトムヤムクンとサテです。パスタも美味しいし、大体何を頼んでもはずれはないのでは。料金も毎回30万Rp程度でした。また帰りに少しトラギアへ寄ってヒルトンへ戻りました。

明日は楽しみにしていたボロブドゥール観光です。

 

5日目(4/1)ボロブドゥール観光

代理店によっては朝5時のピックアップもあるらしいボロブドゥール観光ですが、TOMOさんの薦めもあって9時ピックアップで10時30分頃の飛行機をとりました。1時間少しのフライトなので何も出ないかなと思ったのですが、軽い朝食が出ました。ジョグジャカルタはジャワ島にあるため時差があり、バリ島より1時間遅れです。確かMrBeanの映画をやっていたなあ。まず午前中はヒンズー教遺跡のプランバナン寺院を見学します。駐車場辺りから物売りの人たちがたくさんいて、うわっという感じです。少し曇っているせいか日差しが柔らかいのがすくいです。ガイドさんは非常に日本語が上手でなおかつ知識も豊富で、色々質問したのですがわかりやすく教えて頂けました。この寺院は時代的には午後回るボロブドゥール遺跡を建設した仏教の王朝の後のもののようで、日本の平安時代の頃の建造物らしいです。この寺院は石のブロックを積み上げて作られているのですが、崩れないようにきちんとはめ込みを作って組み立てられていたようです。発見されたときはバラバラに崩れた状態で土に埋まっていたそうです。近くにある火山の爆発で灰に埋もれてしまったのが原因の一つのようです。きれいに再建されていますが、パズルを組み合わせるように建て直したのでしょうか。ガイドさんはコンピュータを使ったと言っていました。壁にはたくさんのレリーフが彫ってあります。そのひとつ、ラーマヤナのお話を解説してもらいました。多くの動物のレリーフもありました。kenzo君は真ん中の大きな塔をスケッチしていました。

駐車場に戻る途中にも多くの物売りの人たちがいます。鳥の鳴き声のような笛を売っている人がいて、子供たちも興味津々です。3つで1万Rp(少し高かったかも)で買いました。急にスコールがきて辛抱強く交渉もできなかったからですが。

ここからボロブドゥールまで1時間半ほどかかるとのこと。途中で昼食をとっていく予定です。この時期ジョグジャカルタの町中には白い旗がいっぱい立っていました。聞いてみるとイスラム教の政党の旗だそうです。そういえばバリには赤い旗(中に黒い牛の絵)がたくさん立っていました。赤い旗は社会党らしいです(党首がメガワティかな)。近々選挙があるとのことでした。

昼食に寄ったレストランは、去年キンタマーニで行ったところと同じようなバイキングスタイルです。やはりどうしてもビールを飲んでしまいます。ジャワ島にきたからジャワカレーというわけではないですが、カレーを食べてみました。甘口ですね。それに少し粘度が低いような。でも美味しかったです。

まだあと1時間少しボロブドゥールまでかかります。子供たちは疲れたのかみんな寝てしまいました。ボロブドゥールは少し山の方にあるらしく、道も上っているような感じです。それに連れてだんだん天気も悪くなり、ついには雨が降り出しました。ワイパーも効きづらいほどの大粒の雨です。ボロブドゥールの観光はできるかなあ。駐車場に着いてもまだ少しですが雨が降っていました。車にお客さん用の傘が積んであり貸していただけました。遺跡までの真っ直ぐな道へ入ると正面に見えてきました。この光景はいいですね。あの頂上まで埋もれていたとは、発掘も大変だったろうと思いました。ここでもレリーフの説明をして頂けました。ボロブドゥールは仏教遺跡ですが、大乗仏教だそうです(これは調べておかないと)。詳しく話を聞いたのはお釈迦様の一生の前半部分です。ご両親がおられて、お釈迦様が生まれて成長し、結婚して子供ができて、ある時城を出てみて世間のことを知り、出家して・・・・というお話です。このころ雨も上がり傘も差さなくてよくなりました。上の方にはたくさんストゥーパ(卒塔婆ですね)があります。その中には一人ずつ仏様が入っています。その中の一つが有名な仏様で、隙間から手を伸ばして(これが結構遠くぎりぎりです)、女性は足を、男性は指先を触ると願いが叶うというものもありました。何年か前、テロリストがストゥーパに爆弾を仕掛けいくつか破壊されたそうです。現在は殆ど再建されているようですが、仏様がむき出しになっているものもあります。これは子供でも触ることができるため、うちの子たちも触りました。ボロブドゥールの側に山(といっても数キロは離れていますが)の形が涅槃像に似ており、当時の人は崇拝していたそうです。目に当たる部分には白い岩がむき出しており、確かにそう見えます。その山の麓には、高級ホテルで有名なアマングループのホテルがあるそうです。ボロブドゥール遺跡は何のために作られたのか、これは未だに謎だそうです。隣の山を涅槃像に見立てていることから、ボロブドゥールの場所がある意味で聖地のようなものになっていたのかもしれません。近くには今でも僧侶が住んでいるところがあるそうです。毎年5月には世界中からお坊さんが集まってお祭りがあるらしいです。

 

一日中観光でしたが、記念写真やビデオを撮って楽しく過ごせました。でも帰ってきて不思議なことが。プランバナン寺院でのビデオの画像がいっさい無いのです。テープは回っているのですが何も撮れていない。不思議だなあ。一応修理に出してみました。

ジョグジャカルタ空港へ着いたのは5時頃。チケットをもらいましたが、ゲートが書いて無く係りの人に焦って効きましたが、問題ないとのこと。実際間違えようがなかったです。少し残念だったことがあります。プランバナンでもボロブドゥールでも日本語の解説本を物売りの人が売りにきたのですが、どうも胡散臭く買いませんでした(ちらっと見た本はまともそうなんですが)。きちんとしたおみやげ物屋や空港で買えるだろうと思っていたのですが、ダメでした。欲しいときが買い時ですね。これは少し後悔。

6時半頃に搭乗。ここの空港は飛行機のところまで外を歩いていきます。軽食が出るかなと思ったのですが、お菓子程度。デンパサールへ着くとまた時計が1時間進むのでもう遅い時間です。ヒルトンに着いたのも9時頃でしたので、子供も疲れていて夕食は簡単にホテルで済ませました。

 

6日目(4/2)

とうとう最終日です。朝からプールです。レイトチェックアウトですので18時まで部屋が使えます。これはうれしい。GA便はピックアップが21時なので私たちには有り難かったです。殆ど毎日プールへ通ったため子供たちもかなり水に慣れた様子で、saoriも完全に水に顔を漬けたり上げたりが上手にできるようになりました。Yoshinaoは水の中の梯子を持ちながら底まで降りれるようになりました。今日もだらだら昼食をとりウクレレを弾いて16時までのんびり過ごしました。名残惜しいですがシャワーを浴びて帰り支度をしてチェックアウトします。ホテルの中は全てルームチャージで、電話も使ったり洗濯も頼んだりしましたが、総額で3万円ちょっとでした。意外とかかっていませんね。これはカード決済にしてもらって最後の夕食もロコカフェへ行きます(今日もピックアップ付きです)。ここはやはりいいですね。3度目ともなると結構落ちつけます。9時まで時間をつぶさないといけないのでのんびり食事をします。早く食べ終わった子供たちは、昨日ボロブドゥールで買った笛を吹きたいらしく広場の方へ行きました。笛の音が聞こえるので私たちも安心です。食事後またギャレリア・ヌサドゥア内を歩いてみます。でもやはりトラギアはいいなあ。また少し買い物をしてしまった。8時過ぎにまたヒルトンまで送ってもらってピックアップを待ちます。あまりロビーでゆっくり過ごさなかったので気づかなかったのですが、ピアノの生演奏、良かったです。あまり人のいないゾーンで弾いていたのですが、ちょうど「Waltz for Debby」を弾いていました。私の好きな曲です。思わず終わった後、拍手してしまいました。少し話してみたところ、名刺までもらいました。プロのジャズピアニストの人でした。出来れば日本のプロモーターを紹介して欲しいとのこと。自分は音楽関係の人間ではないと言ったのですが、是非よろしくといいます。こういうところはすごいですね。DAVID WIJAYAというJAZZ PIANISTです。もう少し話したかったのですが、お迎えが来ました。子供たちは少し眠そうですが・・・、と思ったら空港までの車で上の2人が寝てしまいました。でもさすがにこれは辛いので悪いけど着いたら起きてもらいました。チェックインも問題なくすみ出国もOKでした。別の子連れの日本人が出国で何かトラブったようで事務所の方へ行っています。大丈夫だったかなあ。搭乗ゲート前へ行きましたが当然まだ閉まっています。10時にもなっていませんからねえ。おみやげ物屋さんを見て回りましたが、どうも昨夏とは空港の様子が変わっています。以前子供の服を買ったお店がないし、プラザ・バリの位置が記憶とは少し変わっているよう。どうも増築しているようですね。側に人が立っている自動販売機はそのままです。が、値段が去年より1000Rp高いぞ(今年は一缶8000Rp)。でもざっと見ても4、5ヶ所にありそこに一人ずつ立っているので人件費も馬鹿にならないと思うのですが、安いんでしょうか。そういえば全部CocaColaの自販機だったなあ。

出発のモニターを何の気なしに眺めていると、なんと19時台に出発するはずのJAL大阪行きが出発していません。待っている人に聞いてみると、どうも機体のトラブルで出発できないとのこと。そしてそのうち50人がGA大阪便(私たちの便、ということは満席か。少し残念)、残りがGA名古屋便に振り分けられたそうです(名古屋便は1時30分発!!)。さすがにお疲れの様子でした。前回はGA便が飛ばなくて延泊してた人を見かけたし、JALも大丈夫というわけではないんですね。11時30分過ぎ、ようやく搭乗です。子供達はなぜか寝ません。きっと眠いのにねえ。飛行も順調(少し寒かったけど)で、入国もノートラブルでした。8時過ぎにはKJETに乗り込むことができ、9時前にポートアイランドを出発しました。

倉敷までの途中、あちらこちらで桜が咲いています。私たちのいないあいだにすっかり春になっていました。

 

さいごに

もう一度は行ってみたいと思います。レギャンかヌサドゥアのもう少し北のホテル、またはサヌールかウブドに泊まってみたいですね(もう一度では済まないかも(^^;)。