
【日経新聞97/06/25 香港25日=田中陽】欧州の大手流通業が相次ぎ日本へ進出する。フランスのスーパー最大手、 カルフール(パリ)と英国の百貨店、 マークス・アンド・スペンサー(M&S、ロンドン)で、 両社とも早ければ99年にも首都圏に店舗面積5000-1万平方メートル程度の大型店舗を開設する方針。 2社は香港にアジアの展開拠点を構えて近年アジア地区での事業展開を加速しており、 日本国内の規制緩和や出店コストの下落を追い風に、巨大消費市場の日本に狙いを定めた。 仏カルフールは世界14カ国・地域に約280店を展開しており、96年12月期売上高は約1540億フラン (約3兆円)。このほど香港事務所を改組して東京都内に日本事務所を開設、 現在は出店候補地の選定を進めている。一方、M&Sは世界19カ国に約600店を展開し、 97年3月期売上高は約78億ポンド(約1兆5200億円)。日本での事業化調査のため7月以降、 香港から日本へ役員らを派遣。12月までに出店形態などを固める。 アジア地区最高経営責任者のポール・スミス氏は「地価が非常に高い香港で好業績を上げており、 日本での事業展開には自信がある」としている。