ハワイ流通業最新事情(独断と偏見)
特別投稿レポート

情報提供 山崎良二氏

ハワイはアメリカ本土の縮図です。主だった店もチエーンもありますので 気軽に視察できるお勧めのスポットです。 今回投稿いただいた情報を原文のままご紹介いたします。


ハワイ流通業最新事情(独断と偏見)

ハワイ経済は不景気か?…
はっきりいって不景気。わずか人口80万人のオアフ(世田谷区の人口と同じ)にホテル・ショッピングセンター・レストランなどが乱立状態にあるのは、観光地であるから可能なこと。現地のアメリカ人も不景気だとハッキリ言っている。また、現地の新聞によると、ホテルが値下げを始めたという記事が載っていた。3月末までのトップシーズン期にそのような対応をとっていることからも、不景気さがうかがえる。

日本人観光客は減ったのか?…
ピーク時より最低でも10〜15%は減っているのではないか?日本を始めアジアからの観光客全体が減っている(特に韓国は激減)。リムジンの運転手も毎日暇だと嘆いていたくらい。

物価は上昇したのか?…
物価は上がっていない、むしろ下がっているのではないか。上昇が確認できたのは、ABCストアーで売っているビーチ用の ‘ゴザ’やお土産用の‘クッキーなど’のみ。5月に行ったとき、99セントだったゴザが1ドル19セントと20セント値上がりしていた(他の店では99セントのところもあった)、クッキーも20%程度値上がりしていた。ただ、ABCストアーは日本人相手の金儲け主義店舗なので、これをもって物価上昇とは言い難い。また、為替相場を考えると、この程度なら価格据え置きと同じだと言える。 現地ツアーや観光客用レストランは全体的に安くなっている。限られたお客さんを取り合いしている状態。ショッピング関係は価格据置(当たり前だけど)、アラモアナショッピングセンター専用のシャトルバスは、通常2ドルの運賃を半額(10月からの約半年間)にして集客力を高めている。

年間最大のセールはいつ?…
ハワイに限らず米国では、アフタークリスマスセール(12月26日〜1月1日)が年間最大のセール。そのため12月25日のホノルルアドバタイザー紙朝刊は、広告の山、山、山。26日のアラモアナショッピングセンターは、超満員状態。そのうち5分の3は日本人。DFS(デューティーフリー)のアウトレット商品もドールキャナリーに特別会場を設けてセールをやっていた。

ズバリ安いお店はココ!
ROSS(Ross Dress for less)…おそらくオアフ島で一番安い店だと思う。地元ファミリーが買い物に行く衣料品中心のディスカウントストア。全米に300店舗以上あるお店。アラモアナショッピングセンターから北に徒歩5分のところにある。品揃えのコンセプトはほとんどない。2フロアー構成で、1階は婦人用衣料、バッグ、貴金属が中心。2階は紳士衣料、子供衣料、下着、靴、寝具、食器、おもちゃ、雑貨など。紳士衣料の品揃えはイマイチだが、目的買いではなく買いまわり用の店と心得れば行く価値は絶大。ブランド品もあり、ナイキシューズは30ドル〜50ドルで買える。これはワイケレやスポーツオーソリティを始めとする激安店よりもはるかに安い。また、アロハスタジアムのフリーマーケット(スワップミート)よりも安い。 ラルフローレン、カルバンクライン、ドッカーズなどは豊富にある。その他、日本ではあまり注目されないブランドの在庫は豊富にある。Kマートやシアーズにはブランド品がほとんど置いてないのでそれだけでも嬉しい。竹元さんお気に入りのトミー・ヒルフィガーはほとんどない。派手なネクタイが15ドルであった程度。なぜか、通販のランズエンド社のニットセーターなども扱っていた。アルマーニもあるが、200ドルの商品が20ドルの商品と同じ扱いになっているため、よれよれになったりしており不良在庫となっていた。 ハワイに着いたら、一番にこの店をチェックすると良いだろう。気に入ったものがあれば即、購入を勧める。ここより安い店はないからだ。 流通視察という勉強にはあまり向いていないかもしれないが、個人の購買欲求は十分に満たしてくれるだろう。

ワイケレ・センター…ワイキキからザ・バスで約1時間30分(車なら30分強)。1日つぶして行かないと欲しいものは見て回れないほどの遠さと広さ。ワイケレにはザ・バスの利用よりもショッピングツアーを勧める。往復8ドル(高いところでも10ドル)の料金で、ワイケレからの帰りの時間が夜8時発まであるのは魅力。帰りにたくさんの荷物を持ってザ・バスに乗るのは辛い(乗り換えもあるし)。 ワイケレは、名ばかりのアウトレット店舗があるので要注意。ブランド品を買うなら、しっかり日本で価格をチェックしてから行こう。また、靴などはROSSのほうが安いから、ROSSにないものを買うところと割り切ること。雰囲気に負けて買うと後でがっかりする。バーニーズ・ニューヨークやGUESS KIDSは、日本人には人気があるが、これらの直営アウトレット店が並ぶプレミアム・アウトレットエリアの店舗は、いずれも狭いので(広くても100坪程度。除.サックス・フィフス・アベニュー)品切れは避けられない。 到着したら、まずインフォメーションに置いてあるガイドマップなどをもらうこと。割引チケットが入っているからだ。お勧めはサックス・フィフス・アベニュー。一流ブランドや高級品が安く買える。チケットを持っていくと、誰でもその場で全品さらに10%オフになる。 ただ、ブランド品を確実に買うには、アラモアナショッピングセンターやロイヤルハワイアンショッピングセンターに行くべきだろう。

安心して買い物ができる店
アラモアナショッピングセンター…あのニーマンマーカスも出店している、オアフ島最大のショッピングセンター。アニエスb、シャネル、フェンディ、グッチ、ベルサーチ、マックスマーラー、プラダ、フェラガモ、ティファニー、M.A.Cなどの一流ブランド店が揃う。ルイ・ヴィトンはここで買える(DFSには売っていないので要注意)。 ここにある店でいつも満員なのは、タウン & カントリーというサーフボード関連ショップ、1階JCペニー隣にある。 日本人にお勧めの穴場はShirokiya。日本橋店が閉店になるあの東急直営のため、日本人好みのお土産を中心に品揃えが豊富である。特に、キティーちゃんのアメリカバージョンは豊富にある。ハロー・キディーズのサンリオショップで欲しいものが売り切れで手に入らなかった人はここを覗くと良い。なぜかあまり客数は多くないから、品切れの心配もないといえる。 アラモアナショッピングセンターで一番困るのは食事。フードコートにある店舗はいずれも超マズイため、日本人はほとんど食べずに捨てる人も少なくない。正直言ってマズイ。本当にマズイ。そんな中、唯一おいしいのが ‘なにわやラーメン’。ここのラーメン、ヤキソバ、チャーハン、いなり寿司、餃子はおいしい。他の店でヤキソバを買った若者が、一口食べて捨てていたのとは大違い。 あとぜひ食べてほしいのは、ドーナツ。なにわやラーメンの隣にあるお店では、マラサダという名前のドーナツの揚げたてを食べさせてくれる。シナモン味と砂糖味の2種類で、6個入りが4ドル50セント。1つでも買える。

お土産探しならこのお店
MARUKAI 99*SHOP…日本でおなじみの100円ショップのハワイ版。お土産として手ごろなものが何でも99セントで買えるから、義理土産はここで買ってしまおう。場所は、ワード・ウェアハウス北にあるワードファーマーズマーケット隣。

クレージーシャツ・アウトレット…日本で依然大人気のクレージーシャツ。ワードセンター北にあるワード・ビレッジショップス店に行く人が多いが、ここは名ばかりのアウトレット店。確かに品揃えは良いが、前期のデザインの物を割り引いて売っているのでそれほど安くはない。本物のアウトレットを買うには空港近くのコスコ店に行こう。損傷のあるTシャツやトレーナーがサイズ別に並べられている。傷や染ムラのあるところには‘FLAW=傷・欠陥’と書かれたシールが貼ってあるので、損傷の度合いと値段を確認して買えるので安心。Tシャツは5ドルから。平均12ドル程度。トレーナーは20ドル程度。店の広さは40坪程度か。

コスコ(Costco)…会員制ホールセールクラブ。衣・食・住・薬・パソコン、家電・車を扱う激安ショップ。例えば、マルチャンのインスタントラーメンが30食入りで4ドル69セント。1つ20円以下という超激安。食料品はとにかく量が多い。マスタードやマヨネーズといったものも業務用とも思える大きさの物ばかり。しかし、これらは決して業務用のものではなく、メーカーがコスコなどのホールセールクラブに来る客向けにつくっているらしい。パソコンは1000ドル以下の品揃えが多い。前述のROSSは衣料が中心のディスカウントなので、このコスコとはバッテイングしない。買い物中に写真の現像をしてくれるので、旅行客にはありがたい。価格は激安で、24枚撮りだと5ドル以下。ワイキキの1HRラボが11〜12ドルであるのに対し、その半額以下だ。

写真の現像 日本人御用達のABCストアーでは、翌日渡しの現像は約5ドル。滞在期間が長くて、急がない場合はABCストアでも良いが、ネガが裸のまま返却されるので日本に戻ってきてからの焼増しの際に困る。ワイキキには1HRラボが多いが、お勧めはFOX PHOTO(CPI PHOTO)(クヒオ通りのデニーズ近く)、絶対に避けたいのはクヒオ・フォト。僕がクヒオ・フォトに4本出したフィルムのうち2本が機械に巻きつきせっかくの記念写真がパア。FOX PHOTOは純正コダック紙に焼き付けてくれるし、透明のきれいな袋に写真を入れて渡してくれる(日本では封筒のようなものに入っているよね)。

ハワイ交通事情(観光・買い物用)
ワイキキトロリー…これははっきりいって観光用。買い物には向かない。3路線あるが、いずれも観光用と割りきって乗るべき。島内の名所を写真やビデオに撮りたい人にお勧め。 なぜ買い物に向かないかというと、目的の場所まで直行しないから。ぐるぐる回ってやっと目的のお店に着くっていう感じ。これでは買い物の時間がなくなってしまう。 どうしても乗りたいという子供連れには、やはり割引チケットの活用を勧める。3路線4日間乗り放題、大人42ドルがなんと半額になる(子供は割引なし)。ただし、このチケットは日本人用の情報誌にはない。英語で書かれた情報誌も必ずチェックすることが大切。

ザ・バス…リピーターにお勧めの島内移動手段。1ドルでオアフ島を一周できるのが嬉しい。ただ、短期滞在で買い物もビーチもという方には、ワイキキ周辺の移動に限定し、郊外のアウトレットなどへの移動は、ショッピングツアーに申し込んだほうが良い。例えば、ワイケレまでの往復は大人一人8ドル〜10ドル。子供(4〜7才)は半額程度。

レンタカー…日本で予約してはいけない。現地で予約したほうが確実に安い。

オプショナルツアー…現地のほうが格安。日本で申し込めば10%引きなどという広告に惑わされてはいけない。例えば、10人乗りのスーパーリムジンを8時間チャーターしても、現地で申し込めば200ドル以下でOK。1ドル120円でも24000円。

ハワイ交通事情(空港〜ワイキキ用)
タクシーで25ドル以下、割り引きチケット(空港の団体専用出口を出ると日本人観光客用に配っている地元の情報誌な中に割引チケットがついているか格安情報が載っている)を使えば、同じタクシーでも15ドル以下(もちろん1台当たりの料金)でワイキキのホテルまで移動できる。日本の旅行会社に送迎を申し込むと、5000円は必要。しかもそれはバンかシャトルバス。自分でタクシーに乗りさっさと空港を後にするのがカッコイイ。友達と一緒なら頭数分安くなるのでお勧め。 帰国のときは地元旅行会社に予約をする。荷物込みで20ドルあれば確実に空港へ行ける。 予約は日本語が通じる会社を選べば心配ない。滞在中に、地元情報誌を読み込んでおけば、無駄なお金をかけなくてすむ。

リピーターや旅なれた人なら、空港とホテル間の送迎がセットになった旅行は申し込まない方が賢明。なぜなら、朝8時前にはホノルル空港に到着するのにその日の午後3時まで、滞在中の説明・島内観光などと称して時間稼ぎをされ、ハワイでの1日目が終わってしまうからである。かといって、アーリーチェックインにすれば1日分の宿泊料を余分に払わなければならない。 ハワイについたら、すぐにタクシーでワイキキまで移動し、ホテルで今すぐチェックインできないかを確認する(部屋が空いていれば追加料金なしでチェックインできる)、だめな場合でも荷物を預け、早速買い物やビーチに出かける。


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