《 サムさんの恐怖談話 》

 

 

「序曲」

 

私の家系で特に母方の家系は霊感が強いようだ

血縁者が全てがと言うわけでないのが…

聴くところによりると、母の大叔父はかなりの能力者で仏門にも入っていたらしい。

ところが、それ以外には現在私の知る限りには、特に能力が有るのは母だけである。

もっとも、私の姉も幾らかは有るようだが、あえて人に言うほどでは無いと言うことなの

で、私の叔母や伯父たちもその程度は有るかも知れないのだが。

 

私の母の能力は俗に「予知能力」で幾つかのパターンで知ることができるようである。

 

一つは、予知夢だそうで、それを伝えてくれるのはどうも大叔父ではないかと母は思って

いるらしい。

 

あとはその場所に行くと「嫌な感じがする」と言うものであるらしい。

 

後者の方は、例えば ”裏山で水を使う又は見ると、嫌な感じがする”と其処で増水で崖

が崩れると言うものである。

 

もっとも、両方とも極限られて自分の身近なものに対してのみと言う、他人には役にたた

ないものであるが、父などは随分助けられているようようである。

しかし、これは母の能力が低いと言う訳ではなく、どんな能力も磨かなければ正当に光ら

ないと言うごくあたりまえのことで、きちんと修行すればかなりのものになると、小野田

にある熊○神社での宮司さんに言われたことがある(その時私も側で聴いていた)

予知夢については、かなり沢山の例が有るのだが、何しろ身内ネタの上、プライバシーに

関するものが多いで具体的には書きにくいのだが、

”誰それに、何か災難が降りかかりそうだから注意しなさい”とか

”誰それを南の方角の病院に移しなさい”とか

かなり具体的な指示が有るようだ。

ただどんなに詳しい指示があってもどうしてもその指示に従えないことがあり、実際にそ

の通りにならざるえないこともあり。それは、運命だと諦めることもあるようだ。

 

 

 

「お葬式(その1)」

 

幽霊と言えばやはりお葬式!!これしかないでしょう。

 

本人が仏様になって、現世にどのような思いを残していたかに寄るようですが。

 

霊が残る理由は大きく2つ

 

1.心残りが強い時

2.本人が死んだと言う自覚が無い時

 

自覚が無いのは、通夜や告別式の間、結構ルン2で飛び廻っています。

ひどいのなんか、私の会社の重役の父親なんぞ、告別式の時、一人一人の顔を後から覗き

こんでいました。

(何故か解りませんが、まずこうした場合、後から、右肩越しに除き込むように相手の顔

を見ます。)

その上、私の近く迄来て、「あっ、自分の事判る?」て感じで散々廻りを行ったり来たり

してました。

 

友人の○9もウロウロしてました。こちらは、ホンとウロウロでしたが。

 

ここで結構情け無いのが、私、霊を見たり感じたりは出来るんですが、霊と話は出来ませ

ん。霊の動きや表情でなんとなく何が言いたいかは理解できるのですが。

 

手話で!!

 

なんてくだらないことは、言わないように(しないように)

この状態でも、結構私にはキツイんです。

霊に他意が無くても側に寄られると全身悪寒が走り、気分は最悪です。

ちなみに、漫画の”有閑倶楽部”の”ゆうり”は非常によく書けていると思います。マン

マあの状態です。

 

んで、”心残りが強い時” は次に。

 

 

 

 

 

 

 

「お葬式(その2)」

 

第2弾として

心残りが強い時

 

ですが、今でも体がハッキリ覚えている出来事です…

 

もう10年程度前になるでしょうか、父の代理で親戚の葬式に母と出向いた時のこと。

 

親戚の家は結構(思い切り)田舎にあるので、自宅で、通夜から葬儀を一切するとのこと

で、4時間かけやっと親戚の家に着きました

 

「遠くからわざわざ」と言うことで、遺体が置いてある床の間でなく居間の方に通され、

まずは一服とちゃぶ台にお茶を出されたので、軽く挨拶を交わし、席に付きました。

 

席にも付いたのですが、座ったとたん

 

スー

 

と言う感じで、体に違和感を感じました。

 

実際に神経を逆なでされる

 

と言うのは正にこの事では、びっくりして、飛退こうとしたのですが体が鉛の様になって、

動きません。

その、重圧はドンドン強くなり、体中に負荷が掛かってくるのが判ります

心臓はその負荷に耐えれず、ドンドン脈拍数が減ってくるのが判ります。

助けを呼ぼうにも、声は愚か指の一本も動かせません。

その間にも脈拍数はドンドン減って、

 

む〜〜ん、これはもう駄目かも知れない

 

と、覚悟を決めていると、側の母が

 

どうした、気分でも悪い?

 

と、声を掛けてくれたとたん、体が楽になり、その場にうずくまっていました。

顔は、血の気がなく、真っ青だったそうです。

手も、手首あたりまで、血の気が無く、紫色になっていました。

親戚の人が、心臓が悪いのかと本気で心配してくれ、すぐ床を用意してくれたのですが、

もう、それどころでは有りません。家の中はもちろん、外に出ても、その叔父さんの霊が

物言いたげに、側に寄って来ては、乗移ろうとするのです。

今度、憑かれたら絶対体が持たないと確信している私は必死で逃げ回ります。

 

そう、自分の子供が側にくると、その周りをうろうろするのですが、自分に気付いてくれ

ないと、また私を探して側にくるのです。

 

普通の人だと、霊が側に来ると

 

ゾー

 

と寒気がするだけですが、私の場合、体に接触されると、エネルギーが奪われるようで、

見る見る、心拍数が落ちてしまします。

笑い事でなく、死活問題なのです。

 

田舎の葬式なので、葬儀が終るまでに3日あります。生きて帰れるか本気で心配しました。

今でもよく無事だったなと、思っています。

運がよかったのは、母が気を遣ってくれ、買い物に(一応客なので、親戚の人は雑用は頼

まないのです)行った時、店までは、ついて来なかったのと車に乗っていると平気だった

のです。

車は買った時、きちんと御払いをしていて、どうも結界がはられていたようで、車のなか

は、平気でした。

店については、その後の買い物の時には、霊がついて来ていたので、偶々だったようです。

こんな調子で、3日間遺体が焼かれるまで、続き自宅に帰り、翌日はしっかり会社を休ん

でしまいました。

体調が戻るまで、1週間かかりました。

 

そこで、霊よけグッズ

 

お守り(これは肌により近いほうが効果的)

数珠(これはお守りより効果抜群)

 

十字架は持っていないので判りません。

 

霊の行動範囲

 

次回でも述べますが、生前の一般生活範囲内はウロウロできるようです。

 

 

 

 

「はなれる」

 

前回、憑かれる話をしましたので、今度は幽体離脱の話しなど。

 

これは、今まで一度しか、経験がないのですが。

 

高校生のころの冬の夜中、喉が渇いてムクと上半身を起こした所何時もに増して体が軽い、

当時ベットで寝ていたのに、マットのきしむ音がしないのも特別気にせず、布団を除けて

立ち上ろうとすると、布団が軽い、てっ言うか掴んだ感触がない。

エッと思い良く見ると、手が透けている。

手の向こうに壁が見える。あっ離脱しちゃった。

て、振り向くと案の定私が寝てる。気持ちよさそうに・・・で、当時既にかなり近視が進

んでいたのに、眼鏡を掛けていないのに風景がよく見える。

でも、このまま戻らなくなると洒落にならないので、体を重ねてみて、起き上がると体が

付いてこない。

何度か試したがNGで、よ〜く考えて、次は慎重に体を重ねて、指先からチョットづつ、

ゆ〜〜くり動かすと手が動いた

動いたーって感じた瞬間に手が見えなくなって、急いで体を動かすと体は動いて元に戻っ

たんですが、視力も元に戻っちゃいました。

 

さえない、幽体離脱体験でした。

 

 

 

「番外編」

 

世間では良く

 

あの神社は御利益がある

 

などと言いますが、確かに神社に祭られている神様には格付けや、得手不得手のようなも

のもあり、

 

そんなこと頼まれてもな〜〜

 

と言うことも有るようです。

しかし、これを補ってもあまり有る能力は実は、それを御払いする宮司さんによることが

多いことはあまり知られていないようです。

 

もちろん、宗教によって呼び名が違うので、御坊さん等ももちろんそうですが、個人の資

質と修行によって全然違います。

よくオーラが見えるなどと表現されますが、実際に出ている人もいます。

私も今まで4人ほど見た(感じた)人がいます。

 

一人は、私の家の菩提寺になっている先代の住職さん(故人です)

二人目は、今でもよく行っている小野田にある熊○神社の先先代の宮司さん(女性でやは

り故人です)

三人目もやはり同じ神社で一時修行をされていた宮司さんでこの人が母に修行を進めた人

でもあります。

四人目は私の友人の映画(?)監督で、彼はまだオーラは見えませんが普通の人に比べて格

段に強いエネルギーを放出しています。

 

ちょっと余談になりますが、オーラにも種類(?)があって赤色から黄金色にいたるまでさ

まざまです。赤色も限りなく黒に近いのもあるそうです(三人目の宮司さん曰く)。

私は黄色から黄金色しか見たことが有りませんが、黒赤色なんて…

 

話を戻しますが、何故御払いをする、宮司さんによって御利益が違うかと言いますと。

御払いをする時、宮司さんが神様を召喚されるのですが、人によっては召喚できない人が

います。もちろん宮司さんですので、全然できないので

なく。10回に一回しかできないとかと言うレベルのようですが。

 

まっ、無事召喚できても、神様が落ち着かないのとか、小さいのとかは、どうしようもな

いようです。

 

前後しましたが、神様は私でも見えます。かなりきれいな黄金色で、よく仏像の後に表さ

れる炎の様な形をしています(大小はこの炎のことです)。

 

炎が大きくて形がきれいだと、きちんと御利益があるようです。

形が揺らんでいる願はかないにくいようです。

 

以上 番外編でした。

 

 

 

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