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BenQ 19インチモニター E900Wを買ってみた
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さすがにこれはダメだわ・・・
モニターがダメになって、新しいのを買う財力も無かったので、使ってなかった14インチ液晶モニターをとりあえずつないでいたサブ・マック・・・。
しかし、あまりに使いにくい!
何が使いにくいって、画面は狭いし、発色がでたらめで・・・・ということで、今の状態より良ければOKと割り切って低価格機を探してみることにしました。

とはいっても・・・
地方に住んでいると、相変わらず選択肢が少なくて困ります。
近場の電器店を回ってみましたが、安くても3万円後半くらいからで、店頭展示品でも2万円半ばが最安。中古の1万円台がリサイクルショップにありましたが、使ったことのある製品で面白みがないので却下!店頭展示品も使い込まれている割りに安くないので却下!

いろいろ悩んでいる内に、デオデオのチラシに「BenQ E900W」が出ているのに目がとまりました。
お値段19,800円!お〜こりゃスゴイということで、さっそく見に行くと通常でも21,800円のモニターであることが判明。
安すぎるだけに、あまり期待せずに画質をチェックしてみると、価格的に上位のI/Oデータ製やシャープ製に比べても、そんなに悪くない感じがします。
(というか、I/Oデータ製やシャープ製がむしろあまり良いと思わなかった)
光沢画面が多い中(←光沢画面キライ)、ノングレアで価格が他製品の1/2以下で、ここまで色やディテールがでてればとりあえず十分じゃない?ということでお買上げ!

価格の割りにスタイリッシュなデザイン。
ベゼルが黒いと引き締まって見えて良いです。
真ん中の丸いボタンが電源です。
その下のシルバーの部分の左右にスピーカーが埋め込まれています。
付属ケーブルは、左から電源、D-sub15pinビデオ、オーディオ。DVI-Dケーブルは付いていないので、デジタルで接続する場合は別途購入する必要があります。
取扱い説明書、保証書、CD-ROMが付属。マニュアルやドライバーはCD-ROMに収められています。
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心配なこと・・・
液晶モニターで一番心配なのはドット欠けです。
日本製ではなかったので、ちょっと心配でしたが、ドット欠けはなし。
もっとも、台湾では有名な液晶パネルメーカーではあるし、日本製の衣を被っていても中身は海外製というのはよくある話だし、BenQのパネルはDELLやAppleも使っている(実は、最近のシネマディスプレイもそうらしい←未確認情報)ので、信頼性は意外と高いのかも知れません。

あと、1440x900(WXGA+)の解像度が表示できるのか?というのも心配だった。
G4/466(OS9)で使おうとしていたのですが、純正カードとOS9の組み合わせで、うまく表示できるかどうかはカケでした。なんといっても、ワイド画面製品が出るかでないかというタイミングの古い機種なので・・・。
結果からいうと
無事、表示できました!問題ありません!!
あ〜良かった。この分だと20インチワイドくらいまでは大丈夫そう。(←と、勝手に予想)

背面はこんな感じ。
スタンドの剛性があまり高くなくて、少しグラグラします。
柱に付いているリングは、配線をまとめるためのもの。
ヘッドホン端子を含めて、設定ボタン類は右側側面に配置。見た目にはスッキリまとまっていますが、頻繁にいじる人には、少し使いにくい配置かも知れません。

製品について
詳しくはBenQ E900Wのページ(http://www.benq.co.jp/products/LCD/?product=1101)を見てもらうとして、個人的な感想の限定でレポート。

液晶パネルのスペックが、輝度 300 cd/m2、コントラスト比 700:1、応答速度 5msと、今時の製品と比較すると少し低いのですが、あくまでも数値上の問題で使用上はほとんど差がわからないと思うので気にしなくて良いと思います。
特にコントラスト比なんかは高すぎると長時間使用が辛くなります。
(コントラストが強い=きれい、という風潮がなきにしもあらずですが・・・)

特筆すべきは、この価格帯で視野角 160°/ 160°を実現していること。
しかも、カタログ上ではなく実際に視野角はかなり広いです。
I/Oデータやシャープ製でも、実際の製品を見ると、左右と上からは大丈夫なのに、下から見上げると白トビで見えなくなるということがけっこうあります。
E900Wはこれがなくて、4方向からほぼ均一に見えます。
もちろん正面からが一番正確なのは言うまでもなく、「見える」というだけで、明るさにムラが出てしまうのですが・・・。

画面の色味はRGBらしい派手な発色で、CMYKの色再現がちょっと苦手な感じ。
コントラストや輝度の調整を追い込んでいくとある程度近くはなりますが、ドンピシャというわけにはいきません。
印象としては近い色が出るのでカラーチャートが頭に入っている人なら問題ないかな?というレベルではあります。

因みに、デフォルト設定では輝度が100、コントラストが50になっていますが、輝度100はさすがに明るすぎると思うので50〜60まで落とした方が良いと思います。
店頭ディスプレイではきれいに見えるようにコントラストや輝度の数値を上げている所が多いので、設定をいじって輝度50、コントラスト50くらいで比較するのが吉。けっこう騙されてます・・・。

PC本体がスリープすると、スピーカーベゼルの中央付近が青色LEDで照らし出されます。
性能には全く関係ありませんが、高級感溢れる(?)美しい演出です。
背面のビデオポートは、D-subとDVI-Dの2系統が用意されています。
2台のPCをつなげて、切り替えて使うことが可能。
入力の切替は側面のメニューボタンから呼び出して行います。一発で切り替わらないので、少し面倒・・・。

総括
さすがにメインで使っているシネマ・ディスプレイと比べると、いろいろアラが見えてしまいますが、値段を考えると十分ではないでしょうか?
DTPやフォトレタッチをする人がメインで使うには少し力不足かな?という感じですが、インターネットやデジカメ写真を楽しむくらいならもう十分すぎです。
デザインもなかなか良いですし、おすすめの1台です。

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