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EPSON PM-3000Cを分解してみた
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快調に動いていた中古プリンター「EPSON PM-3000C」がある日突然動かなくなってしまいました。
不良品というわけではなく、その原因は意外なところにあったんだけですけどね・・・。

動きません(泣)
前日まで普通に使えていたプリンターが動きません・・・スイッチをいれても、まずパイロットランプが点かない!(爆)
買ったばかりなのになぁ・・・とショゲていると、あることに気が付きましたよ。
「何かオシッコ臭くない?」
2、3日前から春が来てワオワオ騒いでいた我が家の愛猫。
コイツは盛ると(メスなのに)オシッコをチビるクセのある変なヤツでして、そいつがプリンターの用紙投入口にやらかしてました・・・orz。
つまり、オシッコが基盤か何かにかかってショートを起こしてるんでないの?ということなのですが・・・。

とりあえず分解
原因を探り、直せるものなら直そうということで、分解して見ることにしました。
とはいっても、手元にマニュアルがあるわけでなく、試行錯誤&想像しながらネジを外していきます。


矢印のネジ4本を外すと、外装のプラパネルが外れます。
プリンターヘッドユニットと少し干渉しますが、ゆっくりと持ち上げれば問題なく取ることができます。


内部フレームの右側面と左側面、
それぞれ矢印のネジ3本(合計6本)を外します。

背面側の矢印のネジ4本を外します。これでプリンターの底面部分を分離する準備が完了。

タオル等の上にプリンターを天地逆さまにひっくり返して、前側を引き起こして後ろ側へ倒すように底面パネルを持ち上げると、基盤が見えてきます。

ハズしたネジは無くならないように入れ物に入れていくと良いですよ。

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見た目異常なし?
よく見てみましたがオシッコがかかったような跡は発見できませんでした。ニオイもしません(笑)
もう一度よく見てみると、あるものを発見
しました。

真っ黒に焦げたヒューズです。あまりの焦げっぷりに、最初はヒューズと気が付きませんでした。
ヒューズが飛んでいると言うことは、何らかの原因でショートが起こったということですが・・・オシッコは基盤にかかっていないので、他の部分でショートが起きたのかも知れません。
とりあえずヒューズを交換してみます。ひょっとしたら、それだけで復活するかもという淡い期待を抱いて・・・。

ヒューズを買いに行く
使われていたヒューズは125V2.5A。
ヒューズを買いに行くなんて久しぶりです。電子パーツのお店に行ってみようかな?とも思いましたが、久しぶり過ぎて敷居が高いので、とりあえずホームセンターに・・・。
ところが、売り場には250V2Aと3Aしかなくて2.5Aなんてものがありません。
電圧の方は125Vにも使えると書いてあったので問題ないのですが、電流の方は0.5Aの違いがどう影響を及ぼすのか・・・悩みます。
2Aを付けてバシバシ切れても困るので、3Aを買って帰ることにしました。
4本入りで160円くらいだったかな?

買ってきたヒューズです。

左が切れたヒューズ。右が新品。
切れた方は、中が真っ黒で線が切れたというよりは燃えた感じ?

あれ?
ヒューズを交換して、とりあえず電源を入れてみることにします。
パシッ!
あれ?もう1回ヒューズを交換して、プラグをコンセントに差して・・・電源スイッチをONっ!
パシッ!
青白い閃光と共にヒューズ切れまくりですorz。やはり、どこかでショートしている模様・・・。頭が電気系じゃないので、もうこれ以上はお手上げです。
とはいってもプリンターが使えないのは困るので、奥の手を使うことにしました。そう!必殺の2個イチですっ!!(爆)

最終奥義?
中古のPM-3000Cを買う前に使っていた同型のプリンターは、ベルトが伸びきってしまったために使えなくなっただけです。
つまり基盤等の電装系は生きている!
この基盤関係をゴッソリ移植します!これでダメなら本当にお手上げ・・・。

最初は電源基盤だけを変えてみようかと思っていましたが、電源と制御基盤をつなぐフラットケーブルがどうにも外れそうにないので、底面パネルごとアッセンブルで移植することにします。
同じ要領で底面パネルをハズしたら、本体につながっているフラットケーブル2本とピンケーブル5本を外して本体から分離します。

新旧基盤の比較
上が中古から取り外したユニット、下が管理人が以前から使っていたプリンターから外したユニットです。

よ〜く見ると、電源基盤は型番も含めて同一の物ですが、制御基盤の方はレイアウトがあからさまに違います。
途中で変わったのか、何種類かあるのか・・・。基盤の製造番号を見ると、中古で買った物の方が古くて、もともと持ってた方が新しい・・・。
ポート類も中古はピカピカなのに対して、管理人所有の方は使っていなかったポートが薄すらとサビでいます。
管理人所有の方が商品としては新しいのに先にダメになってしまったという事実・・・いかに管理人がこのプリンターを酷使してきたのかが証明されました。
というか、中古の方の前オーナーが使っていなさすぎるということか?いや、きっとそうだ(笑)

そんなわけで、ユニットごと入れ替えて、コネクターをつないで、組み立ててスイッチを入れると・・・
ウイーン、キュッキュッといつもの作動音が復活!
プリント結果も以上がなかったので、これで完全復活というわけです!!

総括してみる
結局、電源基盤がおかしかったのかな?という気がしますが、原因は不明です。
わかる人が見れば修理することも可能なのかも知れませんが・・・この先も何が起こるかわからないので検討する価値ありですね。
さて今回、たまたま同型機種が手元にあったので基盤入れ替えという裏技で復活させることが出来たわけですが、普通はこんなことしませんわな・・・。
というか、やっちゃダメ!修理期間が残っているモデルは素直にメーカーに修理に出しましょう!!

それと、イヌやネコを室内で買っている人は、イタズラされないように常日頃から気を付けることが大事かな?
それがいちばん重要だったりして(笑)やってたつもりなんだけどねぇ・・・。
パソコン本体やストレージじゃなくて良かった、と思っている管理人です。
ちなみに・・・

コイツが犯人!たぶん・・・

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