Power Mac G5はマックの未来を切り開くか？

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ついに出ましたG5！好みの分かれるボディスタイルはともかくとして、スペックは（一応）とても素晴らしい！！
でもそれ以外に語るべき点を持たないのが今のアップルの問題点だったりして・・・。

写真は某雑誌からの転載（左がG5、右が現行G4）

これって斬新なのか？
管理人はG3/BW以降の、あのハンドルの付いた筐体があまり好きではなかったのですが、このG5の筐体に比べたらまだ好きになれる要素がたくさんあります。
ちょっと前までは、G4Quick Silver（Mirror Doorを含む）のことを「ちょっとデザインをがんばったDOS/V筐体」と言っていましたが、G5の筐体はどう見ても「穴がたくさん空いた、ただのアルミの箱」です。
シンプルではありますが、デザインされた造形美というものは伺えません。
「無印良品」で販売しているマック、と言われても全く違和感がありません（笑）

「筐体デザインにこだわるのはアップルユーザーだけ」という声もありますが、デザインにこだわつてこそアップルだと思うので、この筐体はいただけませんね～。
カバーを取ると中にはぎっしり詰まった白米と赤い梅干し、と言うイメージがどうしてもしてしまうのは管理人だけでしょうか？
そう、まるでアルマイトの弁当箱のような・・・（笑）。

パソコンはもはやスピードでしか語れないのか？
今回の目玉は何と言ってもCPUの高速化。
Power PC G5という新型のCPUは64ビット化され、理論値ではPower PC G4の2倍の計算速度を誇ります。
この他にもシステムバス・拡張スロット・ビデオスロットといった内部インターフェイスや、USB・ファイヤーワイヤーなど外部インターフェイスも最新の（？）ものが搭載され、全体的な高速化が図られています。

それはそれで喜ばしいことではあるし、素晴らしい事だとは思うのですが、「それだけ」とも言えます。
つまり「マックにしかできないこと！」というスペシャル感が（最近のアップルには）欠けているのだと管理人は思うのです・・・。
いろいろと問題はありましたが［G4 Cube］は様々な技術的トライアルがみられて面白かったですよね～。
あぁいうワクワク感を今回のG5に感じることはできません・・・。

また64ビット化に関しては、アプリケーションが最適化されていないと全く意味がないので、ただそれだけでは喜んでいられませんね～。
今のところPhotoshopは対応表明が出ていますが、そもそもG4のVelocity Engineにしてもアプリケーションが最適化されていないと無意味だったわけだし、じゃぁどのくらいのアプリが対応していたの？というと数えるくらいしか対応していなかったわけで・・・。
64ビットCPU、はたしてどのくらいのユーザーが恩恵を受けることができるのかな？
まぁ、OSがサクサク動けばそれだけでも効果あり！とする見方もあると思いますが・・・。
PCI-Xにしても、どれだけの拡張ボードが、どのタイミングで対応するかが不明瞭な今、切り札にはなりにくいような気がします・・・。

G5は買いか？
今使っているマックに不満がある方、新しいモノ好きの方、あえて反対しません。どうぞ買ってください（爆）
その場合、実質お薦めできるモデルは一番上の2Gデュアル（36万4800円）と真ん中の1.8Gシングル（29万4800円）モデルです。
通常ならば、よっぽどのヘビーユーザーを除いて一番下の1.6Gシングルモデルで十分だと思うのですが、今回に限っては光学ドライブ等の装備が全モデル共通なのに、一番下の1.6Gシングル（24万4800円）モデルだけが、最大メモリー容量やインターフェイスで劣る（古い仕様を引きずっている）ので、5万円程度の違いなら1.8Gシングルを買っておいた方が後々後悔せずに済むような気がします。
ただし、本当にG5の新しいインターフェイスの恩恵を受けようと思ったら外部周辺機器もゴッソリ買い換えなくてはならないので、そうとうの出費も覚悟せねばなりません・・・。

管理人はと言うと、今のところ全く購買意欲がわきません・・・。
筐体デザインを見て気分が萎えてしまったのが大きな原因ですが、借金してまで欲しいマシンか？と自問自答すると「そうまでして欲しいマシンじゃないわなぁ～」ともう一人の自分が言うもので・・・。
むしろ、値段の下がった1.25GデュアルのOS9デュアルブートモデル（19万5800円）が気になります。
OS X はいろんな面で問題があって（主にフォントの問題）いましばらく仕事で使う気になれないので、OS9でブートできた方が便利なんですよね・・・。
（←こーゆー奴がいるから、OS Xがなかなか普及しないのは分かってるんですけどね～。だからといってOS X普及に向けて、Apple・モリサワ・Adobe・大日本スクリーンといった大手4社が結託して業界にプレッシャーをかけるのもどうかと・・・）

今後のアップルに期待すること
パワーマックに関して言えば、一番下のモデルは10万円台で出して欲しい。
今回のように20万円台に2モデル入っているとマシン選びに迷う人が多く出ると思うし、片方が死モデルになる可能性大です。
スペックにもハッキリ分かる差をつけて欲しいところ。
CPUクロックが少しずつ違うだけ、なんていうのはね・・・。

あと、これは声を大にして言いたいのだけれど、キーボードとマウスは昔のように別売にして欲しい！
でないと、使わないキーボードやマウスが貯まってしまいます！！（←管理人だけか？（笑））
使い心地の良いキーボード、マウスの開発もぜひお願いしたいところ。
現行のデバイスは、おせじにも使いよいとは言えないので・・・。

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