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Power Mac G4/400[AGP Graghics]にSCSIカードをつける
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ご存じの通りG4シリーズにはレガシー・デバイスと呼ばれる、SCSIをはじめとしてシリアルポート、ADBポートなどがありません。
ないものはしょうがないと、もう1台のPower Mac G4/466[Digital Audio]では、実験的な意味合いも込めて周辺機器はすべてUSBで統一していますが、[AGP Graghics]の方はその前に使っていたPower Macintosh 8500/132の使い勝手を継承させるためにそうも言っていられなりました。
MD-5000最高!
なぜ困るのかというと、ALPSのMD-5000というSCSI接続のプリンターを接続する必要があるから。
管理人はいたくこのプリンターがお気に入りなのだ。
他にもインクジェットプリンターを2台持っているけど(常時つないでいないけど、モノクロレーザーもあったりする)、MD-5000の便利さは絶対手放したくない!
しばらくは、8500/132も併用して稼働させていたので問題なかったのですが、机の上が狭いので思い切って[AGP Graghics]1台にスイッチすることにしたので、どうしてもSCSIカードをインストールする必要がでてきたのだ。

で、とりあえずいつもの店にいつものように様子だけ見に行くつもりで出かけてみる・・・。ありました。1つだけ・・・。
Logitec社のMac/Windows対応の汎用Ultra SCSIボード[LHA600S]という製品で、店頭価格は¥4,480。
お手頃な値段ではあるけれども、問題はMD-5000が動くかです・・・。
この手のSCSIボードでは、すべてのSCSI機器が100%動作することはめったにないので、もし動かなかったら5,000円の投資はムダなものになってしまいます。(←けっこう痛い)

そこで、店頭でインターネットにつながっている新型iMacを使って、ロジテックとアルプスのHPにアクセスし、対応しているか調べてみることにしました。
・・・15分後、わかりません・・・。
そろそろ店員さんの冷たい視線が気になり始めたので、その場を離れ、一応買って帰ることに決めます。
(←見に行くだけといいつつ、結局買って帰る)
支払いをするときに「動きますよね〜」と聞くと、「う〜ん、大抵のものは動くことになってるんですけど・・・」と確証はない様子。
Fast SCSI対応なんだから、きっと動くよね!と気持ちを切り替えて帰宅。さっそく取り付けてみます。
SCSIカードを挿したところ。
手前がSCSIカードで、奥は純正のビデオカード。
もう少し上から眺めてみる。
SCSIカードの方が短いことがわかる。
本当に動くのか?!
 取り付け完了!とりあえず、今持っているMD-5000のプリンタドライバが古いので最新版をダウンロードしにアルプスのHPにアクセス!
MacOS x対応のβ版も公開されていましたが、OS9環境下で使うのでVer.6.45をダウンロードしてインストールします。
ここで衝撃の事実が発覚!インストーラーの中のRead meに気になる文章が・・・。以下原文。

PCI-SCSI増設カードで使用する場合の注意
Power Macintosh G3 (Blue & White)および、PowerMac G4(Graphite)には、標準でSCSIポートが装備されていません。このためMicro DryTMプリンタを接続するには、USBポートを使用することをお勧めします。ただし、USB接続をサポートしていないMD-2000Sシリーズなどをお使いのかたは、次の注意点を参照のうえPCI-SCSI増設カードで動作させることができます。
以下のPCI-SCSI増設カードは、弊社にて正しく動作することが確認されています。
Adaptec社 SCSI Connect 2906 PowerDomain 2930U
Ratoc Systems社  REXPCI30PX (firmware Ver2.8以降)
Century社 CSAP-820UV (firmware Ver2.10以降)

つまり、今回買ってきた[LHA600S]は動作確認されていないわけです。
一抹の不安がよぎりつつ、ドライバをインストール。プリンターを接続して再起動をかけます。
問題ない・・・?
[セレクタ]ではプリンターをちゃんと認識しているので一安心!
とりあえず、Adobe Photoshop5.5を立ち上げて、適当な画像をプリントしてみることにしました。「ガ〜コ、ガ〜コ」。
ちゃんとプリントされてでてきました。動作確認されていないだけで、問題ないようです。
大丈夫なことがわかったので、それ以上のテストは行わずに終了!
ところが、後日問題が発覚するのです・・・。

それは何かというと、Adobe Illustratorで作ったデータをプリントする必要がでてきて、いつものようにIllustrator5.5を立ち上げて(←管理人はいまだに5.5をメインで使っております。理由はいろいろ・・・)プリントのコマンドをだすと、1色目のスプール(MDシリーズではCMYKの各色ごとにスプールを行います。つまり最低4回はスプールするのでプリントに時間がかかるし、マックにも負担がかかると・・・)が始まったところでマックがフリーズするのです。
何回やっても結果は同じ。
「やっぱり、問題ありか〜」と思いつつ、いろいろと実験してみると、SimpleTextからの出力でもフリーズすることが判明!
(←もっとも基本的かつシンプルなアプリで起きるとはどういうこと?)
しかし、Adobe Illustratorに関してはある条件では全くエラーが出ないことがわかりました。
解決方法・・・
トライ&エラーの結果、エラーがでる書類は、決まって5.5で作った書類で、最初から9.0で作った書類は問題なく出力できることがわかりました。
そこで、5.5で作った書類を9.0で開いて9.0形式で保存し直してみると・・・問題なく出力できます。
つまり、Adobe Illustrator 9.0で出力することで問題なくプリントアウトされてくることが判明・・・。
う〜ん、5.5と9.0の何が違うんでしょう?
9.0ではピットマップの扱いが強化されているので、ラスター系の5.5がダメで、純粋なビットマップ系アプリのAdobe Photoshop5.5がOKとなると、そのあたりが原因なのかもしれません・・・。
頭が技術系ではないので、詳しいことはよくわかりませんが・・・・とりあえずプリントできるから、いいか!?
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