週刊サワネ
1998年6月第1号 通算第17号 ホームに戻る![]()
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「お笑い大蔵省極秘情報」テリー伊藤
この本の”お笑い”というのが恐ろしい。作者が意図的に笑わせようとしているわけでもないし、登場する人々もまじめです。しかしそれでも笑わないではいられない。その笑いというのは、自嘲の笑いです。こんなのが日本のトップと言われているのかという、諦めの笑いです。
3人大蔵省のキャリア官僚が出てきます。作者のテリー伊藤が質問して話しが進んでいきます。質問の評価をするのです。その質問は中級以下だね、とか、それは珍しくいい質問だねとか評価するわけです。普通しますか?面と向って質問してる人に、その質問が良いとか悪いとか。しませんよね、失礼ですもの。それを、3人が3人全部やる。
また、自分達は日本の行く末を決めている一番えらい人間だと言います。それをテリー伊藤が突っ込んで、じゃあ、住専はとか聞くと、あれは、政治家が悪いんだとか、国民が馬鹿なんだとか、政治家や国民のせいにする。いいことは自分達がしているが、悪いことは、自分達の責任ではないという。
また、おもしろいのは、菅さんが、厚生省で新しい書類を見つけたのは、官僚を上手に使ったからだと言います。つまり、ユニット化というか、小グループに分けて、担当区域も細分化して、競争させる。官僚というのは目的を与えられて競争させられると、それに向って突っ走ってしまう。だから、新しい文書が見つかったんだ。菅さんのほんとうにこわいところはそこだ。
テリー伊藤は、この本の次に、お笑い外務省という本も出しています。これも異常におもしろい本です。
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いろいろ新しいアイデアを商品化している会社があります。まだ、そういった開発の仕事は始めたばかりなのですが、堅実に、ゆっくりと自社製品が増えていってるそうです。どうしたら、そんなにたくさんのアイデアが出るのか、不思議に思って聞いてみました。
会社の中で社員が困ったこと、解決できないことは、すべて社長まで上がって来ることになっているのだそうです。新製品は、その困ったことを解決する過程で生まれてくる。困ったことをその場しのぎで解決するのではなく、新しい物を生み出して行くエネルギーに変えているわけです。
製造業なのですが、例えば、ある治具の使い勝手が悪い。すると、新しい工夫を加えて、売れるものにしていくのです。
困ったことは宝の山なのです。
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5月末にスリランカの方が我が家に1泊されました。財団法人日本プレスセンターのお客さんで、東京、島根、岡山、京都を回られています。メンバーはすべて新聞記者です。アルメニア、パキスタン、ネパール、バングラデッシュ、そしてスリランカから各1人とインドから2人の計7人です。
自分の撮影した写真を持ってこられていて、見せてもらいました。高校生が並んでいる写真。おまわりさんが学校の校門で持ち物検査をしているのです。かばんの中も全部見ます。ナイフ、銃、爆弾などを持ってきてないか見るのだそうです。スリランカでは、多数派のシンハリ族と少数派のタミール族が対立していて、テロが多発しています。テロ組織のひとつ、タミールタイガーの基地を取材した時の写真もあったのですが、ミサイル、装甲車など装備はまるきり軍隊です。なんの、へんてつもない道路の写真も見せてもらってなんだろうと思ってよく見ていると、道路の真ん中に人が寝っころがってる。その人の頭の方から目に入って、ずっと見ていくと、胴から下が無い。テロで吹っ飛ばされてるわけです。町中でも検問があちこちにあるそうです。
こんな話を聞いて、スリランカに生まれなくて良かったと、思いました。不景気でもなんでも、日本はいいなあ、と正直思いました。
6月の頭にシンガポールの学生が我が家に泊まりました。地元の岡山理科大学というところとの提携で来られたのです。山の中のキャンプ場に連れて行ったら、大喜びしてくれました。あちらでは、山というものはあまりないようです。また、あるショッピングセンターの駐車場に車を止めた時のことです。ここは、駐車料金は要らないのかと聞かれて驚きました。シンガポールでは、無料の駐車場というものはないそうです。
その他、いろいろ以外なびっくりする話を聞けました。
日本に居ながら、シンガポールやスリランカの人と話しができてその土地の話を聞くことができる。海外旅行はいながらにできるなとおもったのでした。
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