週刊サワネ
1998年5月第1号 通算第14号 ホームに戻る![]()
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「ロードス島攻防記」 同上
「レパントの海戦」 同上
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コンスタンティノーブルの陥落 塩野七生 新潮文庫
ロードス島攻防記 同上
レパントの海戦 同上
最初に「ロードス島攻防記」を読んで、続けて2冊読んでしまいました。塩野さんの本は、最初に読んだのは「ローマ人の歴史」です。1巻を読んで病みつきになって、既刊はすべて読んでいます。が、最近のは、読むのに少し疲れてきてかあまり、興奮しなくなってきてます。ただ、なんとなく義務のように読んでいるのです。「ロードス島攻防記」は偶然本屋で見つけて読みました。どこかに持っていくのに文庫本を探していたのです。これが、おもしろくて、一気に読んでしまいました。
おもしろいって、なにがおもしろかったか。歴史の流れだと思うのです。大きな歴史の流れがあって、それはその時代に生きている人にはわからない、あるいはわかりにくい物です。その大きな流れの中で、小さな流れがいくつかある。小さな流れは、大きな流れに打ち勝つように見えることはあっても、結局大きな流れに飲まれてしまう。大きな流れでさえも、ふと気がつけば、すぐ隣にもっと大きな流れがあって、それに比べれば小さな流れにすぎない。そういった歴史の流れを感じるのです。
コンスタンチノーブルの陥落、つまり東ローマ帝国の滅亡が1453年
トルコの南、キプロスの西にある小島ロードス島からの撤退が1522年
レパントの海戦が1571年です
前2者がヨーロッパの勢力がトルコに負けた戦いです。そしてレパントの戦いではヨーロッパの連合軍がトルコを倒しました。
15世紀から16世紀にかけての東地中海の物語です。領土を広げつつあるトルコと、それを防ごうとするヨーロッパ世界の戦いです。
トルコが大砲という新兵器で強固な城を攻めるのに対し、城を守る騎士達は、昔ながらの鋼鉄の鎧を着て、守ります。新しいトルコと古いヨーロッパという対比が見えてきます。ヨーロッパは、十字軍のときのように連合してトルコに対峙しますが、なかなかうまくいきません。歴史が、小国連合の時代から大国の時代に変わりつつあるのです。また、この時代、スペインではリコンキスタが進んでいるはずです。その完成はたしか1492年だったと記憶しています。ということは、東のトルコが勢力を強めつつあった時代、すでに西の方ではスペインがイスラムを駆逐しつつあったのです。東の歴史の流れと、西の歴史の流れが違う。そして、世界の歴史の流れは、東地中海から大西洋へと移っていくのです。
しかし、十字軍に端を発する騎士団は歴史の流れに飲み込まれそうになりながら、現代まで生き残っています。
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FPステーションというところから時々ファックス通信が来ます。それに極意カードというのありました。
1−うまくいった時「さすが」
2−うまくいかなかった時「君ともあろうものガ」
3−混乱している時「まずここまでやってくれ」
けっこうおもしろそうなので、さっそく事務所で使ってみました。事務所は爆笑の渦で仕事に差し支えるほどでした。きちんと場所を選んでこのことばを使うと、十分に効果があると思います。それは、まちがいない。特に、3はよいと思います。「まずここまでやってくれ」というのは、することができそうな具体的な目標を与えることだと思います。日常の仕事の中でも気をつけなければいけないことでしょうが、パニックに陥っているときには特に効果があると思います。「まずここまでやってくれ」の「ここ」を適当な具体的な目標に変えてやればよいと思います。
でも、このことば、いつでも簡単に使えてしまいます。そして、受ける。本当は、笑い話に使ったり、茶化して使ったりしてはいけないのかもしれません。でも、そうやって、茶化したり、冗談で使ったりすることで、この言葉の持つ意味を身体の中に染み込ませてやることができるのではないかと思います。プラス発想、とか、誉めてやれとかよく言われますけど、なかなかできませんものね。だから、まず、ことばから入るっていうのは、よいことだと思のです。慣れですね。もうちょっとこの言葉で楽しんでみるつもりです。みなさまもいかがでしょうか。
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