*週刊サワネ1998年1月第3号週 通算第7号

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  「免疫学個人授業」先生=多田富雄 生徒=南伸坊 新潮社

 ヤングの法則

 慣れ

 お金って何なのか

 事務所内研修の内容(今回お休み)

 世の中ちょっとちょっと(今回お休み)

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「免疫学個人授業」先生=多田富雄 生徒=南伸坊 新潮社

生徒=南伸坊が、先生=多田富雄の授業を受けて、ノートにまとめた形式の本です。以前に生物学の個人授業を読んだことがありました。とてもおもしろかった。今回は免疫という題材で,もとより興味もあったので読んでみました。わかりやすい文体で、面白い内容も多く、読んでいるうちは良く分かったような気になってたのですが。さて、どのくらいわかったものか。ちょっとわかったことを書いてみましょう。

免疫というのは、自己と他を区別し、区別した他を駆逐するシステムです。ここまでは私も知っていました。でも、免疫の弱いところがある、というのは、知らなかった。口です。口から食物という異物を入れるわけですが、これには反応しない。反応したら生命を維持できませんものね。昔、漆職人は子どもに漆をたべさせてアレルギー(アレルギーも免疫のひとつ、というか、免疫を含むより広い概念らしい)の発生を抑えるようにしていたといいます。

種痘などは、よわい菌を人間に植えて、人間に勝ちぐせをつけさせる方法です。強い菌だと負けてしまいますが、弱い菌だとやっつけてしまって、強い菌でもやっつけられるようになる。免疫というのは成長するんですね。

病は気からというのは本当か?というの講義もあります。これは、本当だということです。免疫細胞の中には、神経伝達物質を受け入れるシステムを持っているものがある。つまり、免疫と神経(気分)はつながっているということなのです。

おすすめの1冊でした。

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ヤングの法則

ヤングの法則って、確か、バネの法則でしたよね。与えられる力に比例してバネは伸びたり縮んだりする。そして、この伸び縮みする比率をヤング率と言います。中学校でしたっけ、習いましたよね。この法則の本当に大切なことは、ま、本当かどうかは置いておくとしても、案外、見逃してしまいがちな、大切なことは、ある一定の範囲の力にたいしてのみ、その力に比例して伸びちじみするということです。バネに加わる力が大きすぎたら、バネは馬鹿になってしまうということです。

異なものに対すること、新しい物を受け入れることが大切だとは言っても、自分の力を超えてしまっては、自分がつぶれてしまいます。バネは伸び切ってしまって、もとにもどりません。

自分は、その異、新しさを受け入れることができるのかどうか。できるかできないか、見極めが難しい、大切だと思うのです。子どものころ、川とか、溝とか、えいっと飛び越えるという遊びをしませんでしたか?飛び越えられるかどうか、自分で判断する。飛び越えられると思ったら、飛ぶ。失敗したらびしょぬれになってお母さんに怒られる。これって、考えてみると、何が問題なのでしょう。ひとつは、@とびこえられるかどうかという判断の適切さです。もう一つはA失敗した時にどうなるか,自分はそれにどの程度耐えられるかと言う予測。

異を受け入れたとき、新しいことをするとき、失敗してもその結果に耐えられるかどうかが問題なんです。いや、まあ、人間たいていのことは耐えられる。本当の問題はどの程度耐えられるか、どのように耐えられるかということでしょう。それを予測して異なものを受け入れ新しいことを始めなければいけない。異なものを受け入れ、新しいことを始めなければ世の中おもしろくない。

 

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慣れ

国と地方の借金がGDPを超えたという記事が新聞に載ってました。もう1週間以上前のことだと思います。驚いたのは、この記事の小ささでした。本当に小さい記事で、地方の交通事故くらいの大きさです。国の借金>GDPって、大事件でしょう。実際先進国で、借金がGDPを越えてる国って、イタリアくらいだと思いますし。(すみません、事実確認してません)それが、本当に小さい取り扱いで、関連記事もありませんでした。慣れてしまってるんでしょう。政府の発表では、いままで、借金がGDPを下回っているということになっていたのですが、国民はもう「国の借金>GDP」ということを知っていた。あるいは、そんなもんかなと思っていた。新聞もそうだった。だから、今さら、「国の借金>GDP」の公式発表があっても驚かない。異常な事態が、驚きをもって迎えられない。ちょっと怖いことだと思います。

大蔵省の公務員が、逮捕されました。本人達は、接待を受けてる時も自分が逮捕されるとは思ってなかったと思うのです。みんな、同じように接待を受けてるし、自分だけが逮捕されるわけはない。でも、多分、この「同じように」というところで、意識がずれてしまったんでしょう。本人は同じと思っていても、実は同じではなくレベルが違った。接待に慣れてしまって、自分の受けてる接待が異常な物だという認識を持てなかったのです。慣れが、感覚を鈍らせてしまった。

慣れって怖いですよね。いつもしてるからというそれだけの理由で、良いことだと思ってしまう。あるいは、悪いことではないと思ってしまう。そして、その「いつもしてること」の本質を考えなくなってしまう。例えば、自動車のスピード超過。普段は、平気でスピード超過してて、なんでもないくらいに思っている。捕まりさえしなければ良い。でも、いったん、事故を起こしてしまうと、スピード違反が原因なんてことになる。今まで、良いと思ってたことが、悪いことになってしまう。

「慣れ」というのは認識すべきリスクを認識しないことです。リスクを認識してれば、するかしないかの判断もできるし、失敗した時のショックも小さい。いかがでしょうか?

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お金って何なのか

赤字国債を発行するって言います。誰が買うのかとお客様に聞かれました。銀行や証券会社が買うのだとお答えしました。でも、銀行や証券会社はどうするのかは、わかりませんでした。答えは「人材ビッグバン」(藤原直哉著PHP発行)に出てました。金融機関から国債を買うのは日銀である、と。日銀はお札を刷るのです。お札を刷るって、どうなってるんだろうと思います。経済の上昇に伴わないまま、お札が増えるということは、お札の価値が減るという事です。お札の価値が減るということは、インフレになるということでしょう。ずいぶん、お札を刷ってきてると思うのですが、そして、お札の増え方は、経済の上昇よりずっと大きいと思うのですが、今、デフレ基調です。

これから、インフレに向かうのでしょうか。

でも、お金っていうのは、今まで、しっかりした裏付けがあったためしはなかったのではないでしょうか。その昔、宝貝を通貨として使ってた頃、宝貝は、有限ではなかったはずです。稀少だったかはしれませんが、無限にあったはずです。日本の中世から江戸時代にかけても、無数の種類の通貨があって、りっぱに流通してました。通貨の流通量なんて誰にもわからない。でも、それだけでは、インフレにはなりません。なにか、別の要因が働くのでしょう。

米ドルだって、世界にいくら有るのか、なんてわかってるんでしょうか?

お金の世界ってよくわからない、とつくづく思うのです。

事務所内研修の内容(今回お休み)

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世の中ちょっとちょっと(今回お休み)

 

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