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学士号取得――大学評価・学位授与機構

 

私は、大学中退です。したがって、学士を持っていない。いろいろな資格試験の受験資格で学士以上なんて書いてあるのが多くて、私の場合、受験することすらできない試験がけっこうある。これは、辛い。悲しい。20年前の退学をいつまでもひきずってはいられない。とりあえず、学士を取っておこう。と思いました。

 

大学評価・学位授与機構というところをご存知でしょうか。大学評価・学位授与機構は、国立学校設置法に基づき設置された国の機関です。前の方の「大学評価」については知りませんが、後の「学位授与」の方については、現在お世話になっております。なんらかの都合で4年生大学は卒業していないが、学士の資格を取りたい人は、一定の資格を得た後、この機構にレポートを提出し、試験に合格をしたら、この機構から学士の資格をもらえるのです。本来は、**大学校の卒業生に学士の資格を授与するためのもののようです。

     インターネット(RINのハッピーライフのページ)http://www.geocities.co.jp/Berkeley/1888/http://homepage2.nifty.com/sawane/)を通じて、このことを知ったのは2000年の4月頃でした。学位申請は4月と10月で、4月の〆切はすでにすぎていました。さっそく、つぎの書類を送ってもらいました。

「新しい学士への途」(平成12年度版)本機構が行う学士の学位授与制度・申請方法などを詳しく説明したもの(送料270円)

「科目等履修生制度を開設している大学の開設学部・出願期間・授業料などの案内」(送料580円)「学位授与申請書類」 (郵送のみ) 学位授与申請に必要な書類等のうち、本機構が指定する書類様式・封筒などを綴ったもの(送料200円)

学士取得までの流れを簡単にかいてみます。

1.申請のための基礎資格があること

2.申請する専攻に必要な単位を取得していること

3.専攻にふさわしいレポート(400字詰めを30枚〜50枚)を提出すること

以上の〆切は10月7日(当日消印有効です)

4.3のレポートについての試験を受けること、12月

 

で、ぼくの場合ですが

1.申請するための基礎資格が7種類あるのですが、ぼくの場合は「B大学に2年以上在学し62単位以上を修得したもの」というのが該当しました。

2.大学でとった単位だけで申請したかったので、単位修得の専攻基準というやつを精読しました。ここには、ある専攻で学士をとるために必要な単位数が書いてあります。いくら読んでもぼくの場合は、「哲学」で取るしかありませんでした。ほかの専攻では単位が足りないのです。哲学的な生活とは程遠い生活を長年おくって来てます。とても、レポートなんか書ける気がしない。しかし、追加単位を通信とかで取る気はぜんぜんなかったので、哲学で取ろう、哲学で取るしかないと決めました。

3.レポートを書くためにはまず、哲学的な頭を作らなければいけません。やさしい哲学の本を読み始めました。それは、レポートのテーマを決めるためでもあります。これが4月の終わりくらいだったと思います。10冊以上の哲学関係の本と、5冊くらいのレポート、論文の書き方の本を読みました。プラトンで行こうと決めたのが7月くらいですかね

 

で、9月末に米国税理士EA受験を決めていたので、レポートの作成はそれまでは一切しない。試験を受けてから書き始めることにしました。もちろんそれまで、レポートのための読書はすすめていましたし、構想もアタマの中で練っていました。受験はシンガポールでしたので、ワープロを持っていき、試験が終わった翌日から書き始めました。提出〆切は10月7日(消印有効です)です。書き出したらたいへんでしたが、なんとか枚数はクリアして出しました。あとは、祈るばかりです。

 

4.試験。いや、祈るばかりではだめです。試験を受けなくてはいけない。自分のレポートの内容についての試験です。「新しい学士への途」をよく読めば、受験生ひとりひとりについて個別の問題が出るのだということがわかるのですが、そのことを理解したのは、やはり「RINのハッピーライフのページ」を通じてでした。12月17日に、大阪大学で受けました。受験番号がなんと一番だったので、もしかして、自分1人なのかと思っていましたが、午前の部335人、午後の部336人の受験でした。東京受験もあるのでずいぶん大勢の人が受けてることになります。

試験開始の少し前に、封筒に入った問題と解答用紙が一緒に配られました。封筒は上部5センチくらいがなくて、そこから、問題用紙の上の部分が出てました。そこにぼくの名前と受験番号が印字されています。おおおー、ひとりひとり、問題が違うのです。わかっていても感動しました。こんな試験て受けたことがありません。ぼくひとりのために、いったいどのくらいの手間がかかっているんだろう。これで、22000円の審査料では赤字だろう。などと考えて封筒を見ていたら、なんと、封筒の真ん中当たりにぼんやりと字が見えるではありませんか。おそらく、第2問の問題が透けて見えているのです。ああああ、読めちゃった。読んじゃった。それは、わたしのレポートの範囲内とは言えない問題でした。でも、まあ、このくらいは知ってないといけないのかなというような気はしました。ちょっと絶望。でも、あきらめません。「簡潔に記せ」と書いてあります。配点は低いのだと勝手に決めます。じゃないと、解答する元気が出ないでしょう。大阪までやってきたんだから、できることはできる以上にやらなくては!!  

 

解答用紙としてA4の用紙が1枚入ってました。第一問は、幸いしっかり書ける問題でした。で、せいいっぱい書きました。内容の薄さは量で勘弁してもらおうということで、解答用紙をもう一枚もらって、第1問で、3ページ、第2問で1ページ使いました。

 

試験が終わってぞろぞろと変える時、後ろを歩いている人たちの会話を聞いてしまいました。

女性「しばらく。白髪増えたね。わたし、3日前に肺炎になったの。でも、きのうなおった。試験だもんね」

男性「そうだね。次の試験は半年後だし、お金もかかるし」

うーん。すごい、肺炎を気合でなおす女性、それに気軽にあいずちを打つ男性。なんという世界だ。受験生同士知り合いのような人たちがずいぶん多かったような気がします。どんな人たちがこの試験をうけるんでしょうか。自分のことを棚に上げて考えてしまいました。

 

発表は、3月です。不合格だったら、黙ってます。ここには書きません。

 

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