月刊サワネ 2005年5月号

aすぐに利益を急昇させる21の方法 ブライアン・トレーシー著 東洋経済新報社 1680円236

bアフィリ 

c

d 本業捨てて分野へ

 

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a『すぐに利益を急上昇させる

21の方法』ブライアン・トレーシー著 

東洋経済新報社 1680236

本書では、強い企業で採用されてきたさまざまな手法を紹介しています。その中からいくつかご紹介します。

 本書の第1章は「今いるところから始める」です。ここでは現状認識がたいせつだといっています。現状を誠実にありのままに把握するために7つの問いが用意されています。

 

1.会社で今、絶好調なのは何か?あなたを最も幸福にしているのは?

2.会社で今、うまくいっていないのは何か?イライラと欲求不満を引き起こす原因となっているのは?

3.いちばん大切な製品、市場はどれか?利益の最大の柱となっているのは?

4.いちばん大切な人材はだれか?利益の大部分を稼ぎ出しているのは?

5.あなたならではの才能、スキルは何か?あなたの成功に最も貢献してくれているのは?

6.市場で今生じている主要な変化とは何か?それに対応するため、どんな手を打つべきか?

7.人材、顧客、市場、製品、サービス、そして自分自身に関して、あなたの前提のかなめになっているのは?もしそれがまちがっていたら?そのときどうする?

 

以上の問いに答えることで現状を把握して対策をとるわけです。たとえば、1のうまくいっているところは伸ばす、2のそうではないところは廃止する、などです。

 

第4章では「何が望みかはっきりさせる」ということでGOSPAを紹介しています。

GOSPA

・G(goalゴール):最終的に成し遂げたい結果はなにか?最終目標。

・O(objective目標):ゴールを達成するまでの道しるべとなるいくつかの中間目標

・S(strategy戦略):中間目標を達成するための戦略

・P(plan計画):戦略達成のための細かい具体的な計画

・A(action行動):プランを実行すること。

 

ゴスパ、ようするに大きな目標をたて、それを日常レベルの行動に落とし込めということです。

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b アフィリエイト

 商売人がものすごく増えています。といってもそのほとんどは、お小遣い稼ぎ程度です。舞台はインターネット。業種はアフィリエイトです。アフィリエイトって何?ごく簡単にいうと、

 

1.自分のホームページに業者の広告を載せる

2.誰かがその広告を通じて商品を買ったら手数料がもらえる

 

というものです。これはすごく簡単にはじめられます。なにしろ、在庫も、保証金も、仕入れ代金もいらない。ただただホームページに業者の広告をはるだけなのです。金銭的なリスクはゼロです。ただし、手数料としてもらえる金額は少ない。商品代金の数パーセントというものが多いようです。

 ですから誰でも気軽に始められる。売る売れないはホームページの質で変わってくるのでしょうが、始めるのはごくごく簡単です。

 このアフィリエイト、その気でネットを見るといっぱいあります。そこらじゅうアフィリエイトだらけです。とくにブログというネット上の公開日記が広がってからは手軽にホームページができるということもあって勢いをましていると思います。

なぜ、アフィリエイトのことを紹介したか、ということですが、これを始めることはネットを深く知ることだと考えているのです。ネットは今すでに生活に欠かせないものとなっています。そして、インターネットが生活の場からなくなっていくことはおそらく当分ない。まだなじみのない方のインターネット入門のひとつとしてお勧めしたいからです。

そして、アフィリエイトで、ネットをより深く知り、ネットとお金の結びつきを感じ取ると、本業のネット化にもつながるかもしれません。そう考えています。

 

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c 謝る

時代の変化で謝ることの重要性が高まっているといいます。そして、謝罪には許される謝罪と許されない謝罪があるというのです。

許される謝罪とはどんなものでしょうか。

『日経ベンチャー5月号』「社長の謝罪が会社を救う!男を上げる頭の下げ方」からご紹介します。

鉄則3か条

*「知らなかった」は絶対に言わない

「知らなかった」と言えば、本人にそのつもりがなくても無責任に聞こえる。また、釈明も厳禁だ。

*第一印象がすべて

最初の謝罪で悪印象を与えたら後から覆すのはむつかしい。心理学では初頭効果といって第一印象が大事なのだ。

*スピード・スピード・スピード

情報不足で状況が分からないときも、謝罪の場を早く設けなければ待っているうちに怒りが増幅する。

謝罪の手本として、エムケイ、石原プロモーション、ジャパネットたかたの例を挙げています。

料金自由化や無料タクシーで知られるエムケイでは、東京エムケイの社長で創業者の次男が傷害容疑で逮捕されるという事件が起こりました。創業者は謝罪会見を開き、次男取締役辞任一運転手とさせること、創業者自らも運転手としてお詫びタクシーを運行しました。

石原プロモーションでは、ロケ中に自動車事故を起こし見学者5名が重軽傷を負いました。謝罪とともにドラマの制作中止を発表。数億円に上る被害が出た模様ですが、企業イメージは守られました。

テレビ通販で知られるジャパネットたかたでは顧客情報流出事件で謝罪とともに50日間の営業自粛をしました。元社員が情報を持ち出したという点で、ジャパネットたかたは被害者としての立場もありますが、あくまで消費者に対する謝罪では加害者としての立場を貫きました。その点で非常に評価が高いです。被害者としての謝罪だと、世論は納得しないのです。

謝罪についてのいろいろ重要事項が書いてあるのですが、ひとことで言うと、謝罪するときは、余計なことを言わず、加害者として謝罪に徹しろということでしょうか。

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d 本業捨てて異分野へ

 

(日経新聞5215面から)

創業事業を廃業し、まったく新しい業態で成功する例が増えてきたという記事です。取り上げられているものの一部を紹介します。

・シャツメーカー→介護事業:館林衣料

・建設会社→惣菜チェーン:ナカタニ建設

・コンパクトカメラメーカー→トマト栽培:GOKOカメラ

・リン鉱石採掘→各種機械等製造:ラサ工業

いずれも本業の継続が困難と判断しての転業です。

GOKOカメラの社長は決断の根拠として次の3点をあげています。

1.海外企業に影響されない

2.大企業が参入しにくい

3.独自の特長がある

転業は決して楽なものではありません。失敗の危険ももちろん高い。記事は本業を選ぶのか、企業の存続を選ぶのかとの問いかけで結びにしています。

 職業には栄枯盛衰があります。あるときはその業種で食えてもやがて食えなくなるときが来る。そのときのための準備が必要です。

 

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