ドミニク・J・ミシーノ著 フォレスト出版 1365円 205頁
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a.本「NYPD No.1 ネゴシエーター最強の交渉術」 ドミニク・J・ミシーノ著 フォレスト出版 1365円 205頁 NYPDはニューヨーク市警のこと、著者はその交渉人だった人です。人質をとって立てこもっている人に、「銃を捨てて出て来い」という人です。 彼が言うには、交渉人の最初の仕事は、犯人との間に信頼関係を築くことだそうです。 警察が犯人との間に信頼関係を築く、これはたいそうな問題だと思います。売る人と買う人の間の信頼関係でさえなかなか難しいのに、お互いに銃を向け合って、もしかしたら引き金を引かなければいけないという状況にあるのです。 犯人との間に信頼関係がもてるのなら、顧客との間に信頼関係を築くことなどわけのないことに思えるでしょう。そう思いました。 著者もそう考えて、ニューヨーク市警をやめて交渉術についてのセミナーをするようになりました。 いくつか、交渉の際のポイントを紹介します。 基本的な三つの役割 交渉チームには3つの基本的な役割がある。「交渉役」「記録係」「指揮官」の三人で行うのが理想的だ。しかし、一人で交渉する場合でも、常に各役割を忘れない。 交渉とはちょっと違いますが、これは、小さな会社でもそのまま使えます。 たとえば、こんな感じです。社長には三つの基本的な役割がある。営業と製造と経営だ。それぞれに幹部がいる場合には幹部としっかり連絡をとる。いない場合には、社長が意識して、一人でその三つの役割を忘れないようにしなければならない。 まずは相手にしゃべらせろ 「話をすすめるベストは、相手にとって何が重要かを尋ねることだ。」そして、ステレオ店のセールスマンの例をあげます。 ちょっと長いけど引用します あなたがステレオ店のセールスマンだとしよう。そこへステレオを買いたい客が現れる。彼女には特に心に決めた機種もなく、あなたはどれについて話を進めていいのかさっぱりわからない。 だがここで、XYZ社の最新モデルをはりきって売り込むのではなく、彼女に必要なものを尋ねることが信頼を築く第一歩になる。音楽はどのくらい聴くのか、同じ部屋でDVDも見たいのか、といった質問を行うのだ。 相手の話を聞くということは、本のあちらこちらで出てきます。 ミラーリング 聞くという動作の中で大切なのがミラーリングです。相手の言葉を繰り返すのです。そのことによって、相手のことばをきちんと聞いていることを相手に伝えることで、相手との信頼関係を築くことに役立つ b.防犯について 空き巣の話をよく聞きます。身近な対策について思いついたことを書いてみます。みなさんも、ちょっと考えてみてください。 *入られないようにするために ・鍵は必ずする。いいものをつける ・防犯機器を検討する 防犯カメラ、侵入者があった場合に警報がなる装置など ・防犯ガラスにする。 *入られても被害を小さくするために ・現金 会社においておく現金は、なるべく必要最小限にしましょう。おいてある以上の現金はとられません。 ・データ パソコンを盗まれたという話もよく聞きます。パソコンそのものも大事ですが、データを取られてもたいへんです。バックアップは、パソコンの外でも取るようにしましょう。 ・カード キャッシュカードの暗証番号がすぐわかるものになっていませんか。 ・通帳とはんこ 古典的な注意事項ですけど、同じ場所に置かない。 警視庁の「空き巣ねらい防犯対策」 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/ppiking/ppiking.htm#14nen c.頭を鍛える イチロウが、言っていました。テレビのニュースで見たのです。 「今年も無駄なことをいっぱい考えようと思う」 これには、びっくりしました。無駄なことを考えないようにしよう。とか、しようもないこと、考えるな。こっちが普通です。 どうしてこんなことを言うのかというと、脳の働きを高めるということだと思うのです。 運動機能も、もとは脳です。脳の働きが体を動かす。こっちは、瞬間的なことも多いだろう、「考え」などと呼ぶことはできないほどのすばやさかもしれません。あと、全然わかりませんが、いろいろと相手の動きを読むということも必要なのでしょう。 でも、脳の働きが野球選手の成績に大きく響くことはまちがいない。そこで、頭を鍛えよう。鍛えるための手段のひとつが、無駄なことをいっぱい考えよう。そういうことなのではないかと、勝手に考えました。 無理やり自分の考えにつなげてしまったのかもしれません。 いつもと同じことをしていたら、頭はなかなか鍛えられないでしょう。いつもと違うことをしようとすれば、頭はどうしても働かなければいけません。 同じところに行くにしても違う道を通る。同じ店で昼食を食べても違うものを注文する。そういったことが無駄なことを考えるということかもしれません。 頭を鍛えるということは、需要が大きいのでしょう。頭を鍛えるための本がたくさん売れています。 多いのが単純な計算問題。数分の計算問題をするだけで、頭が活性化するというものです。一桁の加減乗除です。何種類も出ています。下にひとつだけあげておきますが、書店にはいっぱい並んでいます。 他に音読、声に出して読むという本もあります。単純な計算問題も、音読も実際に脳が活性化することが研究によって明らかになっています。 毎日の仕事始めの時間にされてみてもおもしろいのではないでしょうか。 『脳を鍛える大人の計算ドリル―単純計算60日????脳を鍛える大人のドリル
』 川島 隆太 くもん出版 |
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