月刊サワネ 2003年9月号

aナンバーワン企業の法則  著者 マイケル・トレーシー&フレッド・ウィアセーマ 695円+税

b新しいこと 

c事故に注意:通勤時の事故

d消費税が変わります

 

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a本「ナンバーワン企業の法則」

著者 マイケル・トレーシー&フレッド・ウィアセーマ 695+税 336

 

IBMというコンピュータ会社は、1970年代に最盛期にあり、怖いものなしだったようです。IBMの競合企業のセールスマンたちは、IBMに敗れるたびに「だれもIBMから買ってクビになる人はいないからなあ」と言っていたようです。アメリカ株式会社は、IBMの技術がだんぜん飛びぬけていると信じていたようです。

IBMの技術はたいしたことなかった。

しかし、著者によると、IBMが強かったのは、技術が優れていたためではないというのです。また、価格が安かったためでもない。IBMが強かった理由は、「情報技術の激動に振り回されている顧客に提供するサービス、指導、専門知識、アフターサービスなどの水準がケタはずれに高かった」からだというのです。

 

IBMは、新しいシステムの企画、開発スタッフの養成、データの管理などの方策を提供した。

IBMは、これらの責任者に、予算を増やしていく必要があることを、上司の経営者にどう説明するかを教えてくれた。

システムが動かなくなるとすぐ飛んできて、問題の所在を分析、発見し元通りに直してくれた。

実はIBMは体で稼いでいた。というわけです。著書は、こういった方法を、カスタマー・インチマシー、そうやって業績を伸ばそうとする企業を、カスタマー・インチマシー企業と呼んでいます。要するにお客様密着作戦です。その特色は

 

「教育からおせっかいに近い手助けに至るまで、独特の範囲で卓越したサービスを提供することで、顧客が自社製品をフルに利用できるようにすることである。」

 

たとえば、ある店では、

 

「店員は商品とその使い方について、壊れたスイッチの取替えとか衣装箱の組み立てなどにも、適切なアドバイスをしてくれる。」

 

 お客様密着作戦は、業績を伸ばすたいせつな方針のひとつですが、著者はほかに次の二つをあげています。

 

業務が優れている(オペレーショナル・エクセレンス)

製品が優れている(製品のリーダーシップ)

 

「業務が優れている」というのは、かんたんに言えば仕事をするスピードが速く、仕事の質が高いということです。だから、競争力が強い。「製品が優れている」というのは、ことばどおりです。

顧客との親密度とあわせて、大切な要素が三つあるということですが、著者たちは、三つのうちどれか一つに力をいれ、あとの二つは並をめざせ、と言っています。

しかし、「製品が優れている」だけで、生き残るのはなかなかたいへんでしょう。よいものを作っていてもなかなか売れないというのはよく聞く話です。だから、この「製品が優れている」で勝負しようとすると、その製品が「ものすごく優れている」こと、「そのことをお客様が理解していること」の二つが必要になると思います。二つとも、けっこうむつかしい。これに比べると、他の二つ、「お客様に密着する」「業務が優れている」の方がやさしい、気がします。いかがでしょうか。

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b新しいこと

 

 今、もしうまく行ってないのなら、今までと同じやり方ではだめなのかもしれない。新しいことをしなければならないのかもしれない。もちろん、もうひとつ、今までのやり方を続けて結果を待つという方法もあります。でも、ここではやり方を変える、新しい方法を探るということを考えてみます。

 (現状維持というのは、現在の流れのままということで、現在の状況がそのまま、ということではありません。売上げ減少傾向であれば、その傾向が続くということです)

「新しいこと」というのは、なかなかうまくいきません。なかなかできないのです。どうしてできないのか。「新しいこと」以外の仕事に追われているからです。

 今、インターネット上の商売で躍進を遂げている小さな会社がいっぱいあります。これらはほとんどが新しい会社です。こういった会社は、小冊子を使って、本来の商売を拡大しているのです。当事務所でも小冊子を発行したいと思っているのですが、できない。作るための時間がないのです。

 新しい、小さな会社は、仕事がなくて時間があるから、必死になって商売の仕組みを考えて、インターネットにのせる。

老舗の倒産が多いと言われています。老舗であることは、強みにならないとも言われます。なぜなのか。「新しいこと」という点から考えてみます。老舗は、新しいことに力を注ぐのが難しいのです。まず、新しいことをしなくても、とりあえず、食える。だから力が入らない。たとえ、新しいことをしたくても、「今」の仕事をしているから、「将来」のことに時間を取れない。「新しいことに力が入らない」ことが、老舗倒産の原因のひとつになっているのではないかと思います。

 「新しいこと」をしなければならないのなら、「新しいこと」のための時間を、普通の時間の中に組み込まなければいけません。「普通の時間」というのは、夜とか日曜ではなく、平日の就業時間の中です。そうしないと、足元の仕事にどんどん追われて、当面お金にならない新しいことはできない。「新しいこと」を普通の時間内にやって、目先の仕事をする時間が足りなくなると、これはどうしてもしなければいけないから、夜でも日曜でもする。そうするようになると思います。

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c事故に注意:通勤時の事故

 

従業員が、自家用車で通勤していた場合、通勤時に事故を起こすと、会社が損害賠償責任を負わなければいけないことがあります。そんなことになったら大変です。自家用車で通勤している社員の方がいる場合、任意保険へ入っているかどうか、必ず確認しましょう。また、飲酒、酒気帯びの事故が相次いでいるにもかかわらず、そういったことを繰り返す社員がいるということを聞きます。厳重に指導されるようお願いいたします。

 

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d消費税が変わります

 

6月にお知らせしたことを再掲します。@平成16年4月1日以後開始事業年度から、年商1000万超の業者が課税業者になり、また、A5000万超の業者は簡易課税を使えなくなります。さらに、B価格の表示については、消費税の課税事業者は平成16年4月から価格を総額表示しなければならなくなります。総額表示とは消費税を含めた価格ということです。

総額表示しなければならないのは次の4つの全てに該当する場合です。

1. 課税業者である。

2. 表示する価格は不特定・多数の最終消費者に対して明示するものである。

3. 課税資産の譲渡、役務の提供等の取引を行なう前にあらかじめ表示するものである。

4. 事業者に対するものではない。

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