a.「グレートゲーム・オブ・ビジネス」 ジャック・スタック著 1800円+税 339頁+税
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a.グレートゲーム・オブ・ビジネス ジャック・スタック著 1800円+税 339頁 著者のスタックさんは、ハーベスター社という大会社のスプリングフィールド工場で工場長を務めていました。しかし、業績が悪く同工場は閉鎖されることになったのです。それでは、スタックさんも119人いた従業員も困るので、買い取ろうとしました。価格は900万ドル。なんとか10万ドルかき集め、51番目にたずねた銀行でやっと890万ドル融資してもらいました。しかし、大きな問題がありました。従業員達が、問題の深刻さを理解していなかったのです。また、個々の労働者の行動が会社にどのように影響を与えるのか、理解していなかったのです。そこで、スタックさんたち経営陣は、労働者に会計情報を公開することにしたのです。その結果、同社は1983年から1986年にかけて毎年30パーセント以上の売上高の伸びをみせ、1994年には2500万ドルの価値を有する企業となりました。 会計の数字を従業員に公開するということは、「従業員と共に会社を経営する」という意思の表現です。従業員の知恵をかりて経営しよう。この考えが基本です。この工場は、中古のエンジンの再生工場です。けっして、高学歴の従業員が集まっているわけではありません。そこでも従業員の知恵を集めようという考えを基本にしてやるとうまく行ったということです。 著者は次のように言っています。 「管理職に共通しているのは、何か問題が起こった場合、自分ひとりで解決策を見出さなくてはならないと考えている点だ。そういった考え方が、さらなるトラブルを招く。ひとつは、すべての問題をひとりで解決できるはずなどないから、必ず行き詰ってしまうこと。もうひとつは、すべての問題を解決できる人間などいるはずがないことは誰でも知っているから、ひとりで解決しようとする者は、信頼を失ってしまうことだ。」そして、「従業員から想像力を引き出すのはけっしてむずかしくない。」とも言っています。 やっていることを簡単にまとめると次のようになります。 会社の決算書、月次の試算表などの財務資料をなるべく広く従業員に見せる。 ↓ 従業員の仕事が会社の利益にどう関係しているかを従業員に理解させる。 ↓ 従業員に経営者感覚を持たせる ↓ 会社の業績がアップする b.変化に慣れる 新しいことにチャレンジする 世の中、どうなっていくと思いますか?また良くなるでしょうか。ガンガンイケイケの世の中になるでしょうか。 90年代後半からの変わり方は激しかったですね。「絶対に銀行はつぶれない」なんていっていたのが、どんどんつぶれて、保険会社もつぶれて、名門企業もなくなって。そうかといえば、インタ−ネットが始まり、あっという間にみんなが携帯電話をもっている。ちょっと前までは、「何時にどこそこで」、っていうのが待ち合わせのお約束だったけど、今は違う。何時くらいに、どの辺で、に変わっている。現場付近に行ってから電話する。 何か買い物をすると、おねえさんが「お釣りの方は95円です」なんて言うから、え、どっちの「方」なんだろうと思って、ついきょろきょろしてしまう。「方」なんて言い方、前は聞きませんでした。 歩いて3分で岡山最大級の書店だけど、ついついインタ−ネットで本を買ってしまう。 変化のスピードって早くなってないですか。インターネットでは商売にならない、なんて言ってましたが、どうも儲けているところが結構あるらしい。 変化ってこわいでしょ。新しい事を始めるのってこわいじゃないですか。でも、世の中はどんどん変わっている。これは、もしかしたら、自分も新しいことをしなけりゃいけないんじゃないか、変化しなけりゃいけないんじゃないか、って思いません? ぼくは、思います。だから、この文章の感じもいつもとちょっと違うでしょ。 変化、新しいこと、って怖いですから、ちょっとずつ慣れる。ちょっとだけ新しいことをやってみる。すこしだけ、変わったことをする。そうして変化に慣れる。慣れていくうちに、もう少しだけ、大きな変化に挑戦してみる。ちょっとだけ、少しだけっていう変化、新しいことにチャレンジして、失敗してみる。小さい失敗をどんどんして、立ち直り、新しい事をやる元気を出す。 「今日から新しいことを始めるぞ!」って大きな声を出すのもいいかもしれないけど、こっそり新しいこと、新しいけど細かいことから始めてみる。失敗したら黙ってる。成功したら、新しい事にトライして成功したんだって言う。そんなことをしてもいいのではないか、と思う。 イノベーションっていうと何かむつかしいことのように聞こえるけど、「新しい事を実行することだ」と、「はじめの一歩を踏み出そう」(マイケル・E・バーガー、世界文化社)ということです。まだ、なんか難しそうだけど、つぎに例をあげています。「『いらっしゃいませ。何かお探しでしょうか?』と声をかける代わりに、『いらっしゃいませ。以前にご来店いただいたことはありますか?』と聞いてみよう」というのです。そうすることで、会話が続く。答えが「はい」なら「それはよかった。私どもは以前ご来店いただいた方に特別のプログラムをご用意しております。」といい、「いいえ」でも「それはよかった・・・」と同じ話をする。 これが、イノベーション。簡単そうじゃありませんか。 さらにイノベーションの例として、「服装を変える」「ジェスチャーを変える」をあげています。 新しいこと何か始めてみませんか? 日経新聞7月7日29面で、大原健士郎さんが、「あいさつができない世間知らずの新任の医師」をまともな社会人にした話がでていました。イノベーションは「新人にお茶くみをさせる」ことでした。お茶くみをすることで、自然にあいさつと話ができるようになったのです。 簡単でやさしい、小さなイノベーションを考えて実行しましょう。 c.小冊子を使った営業 「脱下請け!7つのノウハウ」という小冊子をインターネット上で見つけ、さっそく注文しました。副題に「塗装店のための営業マンなしで月間7万円でできる!」さて読んでみると狙いは ・ 営業をしなくても見積もりの依頼がある。 ・ お客さんの家に行くのは、現場調査するときと契約するとき ・ 安い広告費で確実に見込み客ができ、確実に契約になる ・ 継続して仕事が発生する でした。 まず、1.ミニコミ誌に「小冊子プレゼント」広告を出した 2.小冊子の請求者に電話でフォローする 3.即見積もりにならなかった約9割が今後の見込み客であるのでフォローする→ニュースレターを出す。 4.現場調査後、現場調査報告書を出す 5.見積書は、レベル別に5段階の金額設定をする 6.工事の経過を写真やビデオで毎日報告する だいたいこんな内容なんですが、「2.小冊子の請求者に電話でフォローする」の内容がすごい。「○○さんのご近所に見積もりに伺う予定があるのですが、○○さんは今回見積もりをご希望されますか」と言い、もし「今回は必要ない」と言われたらあっさり電話を切るのだ。「売り込んではお客が逃げる」からだそうだ。 この小冊子はここで注文できます。 http://www.694-12.com/moel.syouhin.htm |
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