月刊サワネ 2003年4月号

a小さな会社★儲けのルール 著者 竹田陽一 栢野克己 1400円+税 p.263

b社会保険 

c18年前のはがき

d指導の基本

澤根哲郎税理士事務所のホームページに戻ります

 

a本「小さな会社★儲けのルール」

 

著者 竹田陽一 栢野克己 1400円+税 p.263

 著者の竹田さんは、以前にテープセミナーで聞いて非常に面白いと思った人です。栢野さんは、ぼくにメールで岡山でのセミナーの案内をくれた人です。竹田さんは中小企業コンサルタント、栢野さんは零細企業コンサルタントです。4月12日に栢野さんのセミナーがあります。さん付けにしてますが、お会いしたことはありません。さて、では、例によって心に響いたところを少し書き抜いてみます。

経営原則

 著者は、経営コンサルタントとして約1000社の相談を受けてきましたが、その結果「わかったことは、成功も失敗もその理由の約90%は共通していることです。『うちの業界は特殊で』とか『うちの会社は運が悪かった』とかいろいろ言い訳しますが客観的にみると大差はない・・・根本の経営原則あるいは経営戦略は変わりません」

その経営原則のひとつが、どこに誰にどうやって売るのかということを具体的に考えるための「経営の中心要因」です。

次の表が、経営の分野と力を注ぐ割合を示しています。

 

1.商品対策

27

 

お客関連

 

 

80%

2.エリア対策

 

営業

 

 

53

3.客層対策

4.営業対策

5.顧客対策

6.組織対策

13

内部関連

 

20

7.資金対策

7

8.時間対策

2.エリア対策:どこのお客さんに売るのか。

4.営業対策:見込み客をどうやって見つけて販売するか。

5.顧客対策:1度買っていただいたお客様にどうやって継続して取引をしていただくか。

8.時間対策:1〜7の仕事をどういう時間配分で行うか。

「これから伸びる商品」に手を出してはいけない:競争力、あるいは力のない小さな会社が、これから伸びる市場に手を出してはいけない。これから伸びるとみんなが思っていて、実際伸びていく市場には、あとから必ず強い競争相手が出てきます。学歴も人柄も人格もよくて、お金も持っているような人が出てくるんです。こういう人には勝てません。

 

だから大企業がバカにする業種・商品を狙え

手がかかりすぎる「手作りローテク商品」みんなから嫌われて放置されている「シンデレラ商品」を狙え

 

商品戦略成功例というのが、多数のっていてこれがまた面白い。とりあえず、以下のふたつをご紹介します。

福岡「八っちゃん堂」たこ焼き、年商30億

福岡「ふく鮨本舗の三太郎」宅配寿司、20億

 

最後に「あとがき」です

「この本には、『必殺隠し技』『画期的な方法』はありません。『商品は絞れ』『エリアも絞れ』『客層も絞れ』『営業は数をこなせ』『お礼のハガキを出せ』『長時間労働せよ』といった地味なものばかりです。・・・・『頭ではわかっているが、面倒でやらないこと』をやり続ければ、成功の可能性は高くなる。弱者はすべての分野で一点集中し、コツコツやり続けるしかないのです。」

 

 セミナー

この本の著者のひとりが岡山でセミナーをします。受講料は3000円、安いと思います。

開催日時   4月12日(土)17:0019:00

●会   場    国際交流センター  

栢野克己さん談「つまらんかったら私栢野がその場で返金します」かつ「メール+電話でその後も(通常1回3万円)何度でも無料経営相談にのります。私の先祖の出身地である岡山県在住者限定」

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b社会保険

すでにご存知とは思いますが、4月から重要な変更があります。 社会保険事務所からの通知をご覧下さい。または、澤根までお問いあわせください。

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c18年前のはがき

 

昨日××銀行○○支店の福神さん(仮名)という方から電話がかかって来ました。「私は、あなたと高校の同期生です。こんど友人が事業を始めるので相談にのって欲しい。あなたが税理士をしているのを知っているのは、開業の時に案内のはがきをもらったからだ」という内容のものでした。高校は1学年450人いましたから、ぜんぜん知らない人もいます。福神さんはそんな、ぜんぜん知らない、名前はかろうじて覚えているという人の一人でした。仮にご成約ということにならなくともご紹介いただくということは大変にありがたく、嬉しいことですので、福神さんに直ちにお礼状を出しました。そして、今日、彼の友人から電話がかかってきて、明日伺うことになりました。

私の開業は18年前です。つまり18年前のはがきが縁でご紹介いただいたわけです。なんとありがたいことでしょうか。はがきというものがこんなにありがたいものならば、今年は、開業18年のご挨拶のはがきを出そうかとも思っています。18年というのは、ちょっとというかかなり半端な年数ですが、20周年まで待っていては、2年もの長い時間を損することになります。18年目の挨拶のはがき、真剣に考えたいと思います。みなさんも、なんでもいいから、何か理由をつけてはがきを出しませんか。

今月のご紹介の「小さな会社★儲けのルール」からハガキについてちょっと引用させてもらいます。

 

「ハガキを出すのは『感謝を態度で示すため』です。『感謝を態度で示す』人は、昔もいまもこれからも、おそらく3%程度しかいません。逆に言うと、実行すればすぐに顧客対応では同業者100社中3番以内に入ることができますから、これを継続すれば必ずお客の評判と支持は上がり、業績は伸びます」

「感謝のハガキを出している人は、平均でわずか3%。1年、3年と継続する人はさらに少なく、おそらく1%もいないでしょう。」 トップに戻る

d指導の基本

ある病院にその病院の婦長さんが入院しています。そこで看護婦さんが患者である婦長の血圧を測った時のことです。婦長が看護婦に言います。

「お待ちなさい。あなたの今の行動には6つの落ち度があったわ。」

「な・・・なんでしょうか。」

「それは自分で考えなさい。」

わからないことをすぐには教えず本人に考えさせるやり方は学生指導の基本です。

 

以上は「おたんこナース」という漫画の一節です。看護婦(すでに学生ではない)の行動に過ちがあることを指摘した場面です。ここで感動したのは、(私はすぐに感動するのですが)「わからないことをすぐには教えず本人に考えさせるやり方は学生指導の基本です。」という文章です。なぜか、という解説はないので、自分で考えてみました。

それは、教えるとすぐ忘れる、身に付かない。自分で考えると忘れない。おまけに、すぐ教えるとすぐ忘れるので何度も教えないといけない。何度も教えると教えるのがイヤになるか、腹が立ってくる。そうなると人間関係がおかしくなる。

ということではないかと思います。

「おたんこナース」第4巻 佐々木倫子

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