月刊サワネ 2003年2月号

a朝10時までに仕事は片づける 著者 高井信夫 1400円+税 219頁

b頭は多いほうがよい

cご褒美

d給料

e.変身

fやる気

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a本「朝10時までに仕事は片づける」

高井信夫 1400円+税 219頁

 

使えると思えるところだけ、抜書きして「」でくくりました。

 

「会議:普通なら会議にするところを個別ミーティングにした。打ち合わせには、A4で1〜2枚にまとめた経過書をつくってもらいそれを見ながら話をする。聞くことは2点

『今一番気がかりなことはなに?』

『それで君の次の一手は何?』」

 

この方法のすごいところは、大切なところを部下にまとめさせているところです。問題のポイントをつかませ、その説明は経過書に書いてもらう。問題をうまく把握できれば、解決へ大きく前進します。

 

「仕事を早くするコツ

  締め切りをつくる

  スケジュールを作る

  込み入った話でも3分以内にまとめるようにする」

 

「込み入った話でも3分以内」というのは、とても大切なことだと思います。心がけましょう。

 

「勉強:高度経済成長時代には一部の人が勉強していればよかったけれど、自主独立、自力更生、自己責任の時代になってくると、全員が勉強しなければならなくなった。早朝は勉強にあてよう。」

 

「早朝」できなかったら、その日はあきらめるのではなくて、いつでもいいから勉強しましょう。

 

「小さな目標を作り3連勝せよ。勝ち癖をつければ自信ができる。」

勝ち癖って大事なんですね。目標は、大きな目標と小さな目標の組み合わせがいいのかもしれない。達成しやすい目標と、ちょっと難しい目標と。

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b頭は多いほうがよい

 当事務所のあるお客様のところでは、2月から大幅に製造効率が高まる予定です。そのきっかけは入社して2年になるかならないかの若い従業員さんの提案でした。

 「現在わが社では、2交代制で、朝6時にいったん仕事が終わり、2時間の間を置いて、8時から仕事を再開している。しかし、仕事が順調に動き出すまでには30分くらいかかる。いっそのこと、この空白の2時間を仕事で埋めてしまってはどうか。そのためには、現在2時間の残業を3時間にすればよいのだ。社長24時間操業にしましょう!」

大企業では、従業員の経営参加とかさまざまな形で従業員の知恵を使おうと思っています。そのための仕組みをいろいろ考えているわけです。たとえば、オープンブックマネジメントとシステムを説いた本には「元気な会社には、いくつかの共通点がある。そのひとつは、従業員が自発的かつ主体的に、自らのパワーを全開させていることだ。」と書かれています。

ところで小さい会社ではどうでしょうか。従業員の方々の知恵を積極的に出してもらってる会社もあるでしょう。でも、従業員の方の意見はいらないや、っていう会社も多いのではないでしょうか。いろいろな意見が聞けるほうが可能性が開けると思います。また、意見が出てくる雰囲気が大切だと思います。

 

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cご褒美

社員22人の中里スプリングでは、「ご褒美制度」があり、表彰を毎年3〜4回実施し、もっとも努力した社員を一人選ぶ。受賞者は二つのご褒美の中から一つを選ぶそうです。

  会社の設備と資材(100万円以内)を使って好きなものを作る

  担当する顧客の中から1社だけ選び取引を打ち切る

この2番目のやつがすごいですが、実際に過去16年間で25回顧客をお断りしたそうです。「顧客を切る」ことをご褒美にしたのは「一社と仕事がうまくいかず精神的におちこんでしまうと、他の顧客への対応までわるくなる。そうなれば、一社分の売り上げが減るよりダメージが大きくなってしまう」という理由からだそうです。(日経ベンチャー2003年2月号)

 

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d給料

個人の所得税の確定申告が始まって、いろいろな方がうちの事務所に来られます。先日来られた方は、こんなことを言っておられました

「私は、手は遅いかもしれないけど一生懸命働いている。確定申告するために源泉徴収票をもらったんだけど、社長が源泉徴収票を渡しながらこう言うんだ。『あんたにこんなにたくさん払ってるんだな』って、惜しそうに言うんです。会社忙しくて、まじめにあんなに働いたのに。社長が私に感謝してくれてるのは、分かるんだけど、あんなことを言われると辛い」

社長は従業員さんに感謝しているのですが、それが「あんたにこんなに払っているのか」ということばで台無しになってしまったのです。「あんたにこんなに払っているのか」っていうことは、「この給料ではあんたの仕事には高すぎる。もっと安くてもいいくらいだ」という意味に受け取れてしまいます。従業員さんとしては、「もっと給料たくさんもらいたい」と思っているわけですから、がっくりくるでしょう。

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e.変身

他の店、他の会社と自分の会社はどこが違うのか、その違いをお客様に売り込むのが大事です。福岡市の「チョコレートショップ」は、「挨拶」で他の店と違うことをしました。(日経ベンチャー2003年2月号)厨房を改装してガラス張りにし、菓子作りの職人が通行人に声を出して挨拶するようにしたのです。1ヶ月もすると挨拶が返ってくるようになり、顔を覚えてくれた近所の人が店に来るようになったそうです。この挨拶によっていろいろな変化が生まれ、店の成績が向上しました。社長の佐野隆さんによると「お客様のことを第一に考える」という意識を植え付けるために始めたのだそうです。

http://www.kyushu-cake.com/fukuoka/chocolate/http://homepage2.nifty.com/sawane/

 ケーキ屋さんのお話ですが、自分のお仕事に使えないでしょうか。「プロフィット」という本では、いろいろな成功事例がでてくるのですが、各章ごとの課題が、その成功事例を使える業種をたくさん考えろ、というものでした。異業種から学べるものを探しましょう。

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fやる気

ご褒美とか、給料とかはやる気に関係した話です。従業員さんのやる気をだすということがすごく大切です。また、やる気がでれば頭も使ってくれるわけです。どうすればやる気が出るか。こんなことを言う人がいます。

 

尻を蹴飛ばす、とか、ボーナスを出すとかいうのは、その場限りであまり意味がない。本当に大切なのは次のことだ。

  チェックしつつ管理を減らす

→責任をもち達成感を味わう

  個人の仕事の責任を増やす

→責任を持たせそれを社長が認める

  管理目的ではない自分向けの報告書を定期的に作成させる

→達成感、自己満足

  新しい仕事、難しい仕事を任せる

→学習と成長

  その人だけの仕事を作る

→責任、進歩、達成

 

最後に次のことばを紹介します。

 

 「元気な会社には、いくつかの共通点がある。そのひとつは、従業員が自発的かつ主体的に、自らのパワーを全開させていることだ。」

 

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