月刊サワネ 2002年8月号
a.「非常識な成功法則」 著者 神田昌典 1300円+税 251頁
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a.本「非常識な成功法則」 著者 神田昌典 1300円+税 251頁 神田さんの本は以前にも紹介いたしましたが、今回も非常におもしろいです。以下、特におもしろいところを要約してみます。 お金をコントロールするための3つの原則 @ お金に対する罪悪感をもたないこと A 自分の年収は、自分で決めること B お金が入ってくる流れをつくること。出て行く流れを作ってはならない。 目標は紙に書く。それをクリアファイルに入れてもって歩く。朝晩それを眺めて、ニタニタする。目標を毎晩10個書く。 目標は書くことによって、実現する。目標達成のために、何をしなければならないか、どんな小さなことでもいいから、とにかくできることを書く。多くの人は、はじめの一歩を踏むのに時間がかかる。最初の一歩を踏んだら、それに応じて新たな展開があるから、二歩目は楽勝だ。 目標というのは、なかなか決まりにくい。そのためには、まず「やりたくないこと」を書いてみよう。それから「やりたいこと」を書こう。つぎに、「やりたくないこと」と「やりたいこと」の間で決着をつける。つまり、次の3点 ・ 本当にやりたくないのか、やりたくないことの中で、さらに一番やりたくないことは何か。 ・ 私は、次のステップに進むために、現在の経験から、既に十分な学びを得たか。 ・ もしまだ十分な学びを得ていないとすれば、十分な学びを得るためには何をする必要があるか。いつまでにやるか。 セルフイメージが自分のできることを決める。うちのクライアントの間では、服装を変えたり、眼鏡を変えたり、または髪の毛を染めることが流行っている。つまり、今までの自分と決別する上で、新たな肩書きを作り、そして外見を変えて、新たな自分を演出するのである。 本当にこんな簡単なことで変われるのか、と思うだろう。そのように多くの人が疑うので、誰もやらない。その結果やった人だけが、どんどん成功していくのである。 経営のセンスは、受け取る情報量に比例する。でも、本を読む時間がない。では、どうするか。 カセット・テープが奇跡を起こす。成功した経営者や優れたコンサルタントの話のカセット・テープ、いわゆるビジネステープを聴く。短期間で成功する企業家は必ず移動時間中にこのようなテープを聴いている。テープを聴く習慣をつけると、1年が14ヶ月くらいに増える。 b.100円ショップ たまに100円ショップに行きます。いろんなものがあって楽しいし、あ、こんなものまで100円なのかと驚くことも楽しいからです。で、先日もちょっとのぞいてみたのですが、なんと腕時計まであってびっくりしました。もしかして、これだけ別の価格がついているのではと思ってキョロキョロと見てみたのですが、値札はありません。やっぱり100円なのでしょう。そのかわり、こんな表示を見つけました。趣旨は、「この製品は***のため約1%の不良品がでます。そのときは、交換させていただきます・・・」***と・・・は何が書いてあったのか忘れましたが、感動させてもらいました。1%の不良率をそのままで売る。1%の不良率をたとえば0.1%の不良率に改善すると、コストがあがるのでしょう。コストがあがると100円で売れなくなる。利益がでなくなる。だから、1%の不良率の改善を放棄したというわけです。かわりに、交換を積極的に保証、アピールしているわけです。理屈としては、交換の手間とか、うっとうしさは別にして、これで不良率はゼロです。 自動車とか、飛行機だとかはこういうわけにいかないでしょうけど、悪いものは悪いものなりに、悪いときちんと説明して、お客様に了承していただいて売る。そうすることで、低価格維持、利益確保の両方ができるというわけです。 整理してみましょう。 安く売りたい ↓ 安くすると1%不良が出る ↓ お客様から苦情が出る ↓ 普通なら苦情が出てから謝罪するのだが、前もってやっておけばよい ↓ 説明してから売る これは、「これこれ悪条件がありますよ」という説明をしてから商品を売るという見方です。もうひとつ別の見方をしてみましょう。 過剰品質という点です。お客様が求めていない面を磨いてもしようがない。お客様が、どうでもよいと思っているところを良くしても、お客様に理解していただけなければしょうがないということです。この場合、お客様の求めているものが「100円の腕時計」という価格だと明らかにして、その上で、1%は、不良の交換ということでやりくりしてるわけです。言い方を変えると、100円ショップの経営者は、「1%の不良を0.1%の不良率にすることで、150円の腕時計にしては、お客様が喜ばない」と考えているわけです。 過剰品質というのは、お客様が価値を認めないところの品質を高めることです。昔、満州国とモンゴルとの国境でノモンハン事件という大規模な戦争がありました。日本の戦車はソ連戦車の敵ではなく、戦場にころころ仰向けになっていたそうですが、その裏面の細部にまで丁寧な塗装がほどこされていたそうです。過剰品質のことで、私はいつもこのことを思い出します。 c.80円→90円 マクドナルド すでにご存知だとはおもいますが、マクドナルドは5日、平日価格を80円から過去最安値の59円に値下げしました。マクドナルドの平日価格の動きを見てみましょう。 @
2000年2月 130円→65円 ↓ 2000年12月期過去最高益 A2002年2月 65円→80円 ↓ 5月前年比 19.9%減 6月前年比 13.4%減 B2002年8月 80円→59円 Aの値上げは、「安さだけでは(客は)動かない。デフレの終息は近い」(藤田田(でん)社長=当時、現在は会長)と判断したためです。しかし、売り上げ減という現実に、再び価格を下げざるを得なかったわけです。 また、「ロッテリア」は8月10日から、毎月10日を「ロッテリアの日」として、ポテトを無料配布し、セット商品の価格も引き下げ、税込みで300円と、過去最安値の価格設定をしました。 業界団体の日本フードサービス協会によると、今年上半期(1―6月)は「客単価の下げ幅がきつく、デフレ基調は収まる様子がない」ということです。 デフレはまだまだ続きそうです。町をあるいていても、安値の看板が目に付きます。お客様は、安いものを求めているのか、いいものを求めているのか、考えなければいけません。 澤根哲郎
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