月刊サワネ 2002年1月号

a本「ビジョナリーカンパニーA」飛躍の法則 

著者 ジェームズ・C・コリンズ 2200円+税 418頁

bふりをする

cことばとからだ-講演会

d米景気に明るさ

 

澤根哲郎税理士事務所のホームページに戻ります

 

 

a本「ビジョナリーカンパニーA」飛躍の法則 著者 ジェームズ・C・コリンズ 2200円+税 418頁

先月ご紹介した本の続編です。企業がすばらしい企業になるにはどうすればいいのかを書いた本です。前作と同様にたくさんの会社を取材しています。

運:飛躍を指導した経営者になぜ成功したのかを聞くと、成功は幸運のためだという言葉がしばしば出てくる。しかし、他社と比べてみても、その会社が特に幸運だったとは思えない。しかし、飛躍していない会社にその原因を聞くと「運の悪さ」をあげることが多い。そして、おどろくべきことに、飛躍していた会社も、飛躍できなかった会社も、おなじ事柄について、幸運だった、運が悪かったと言っているのだ。

 たとえば、ベスレヘム・スチールという会社と、ニューコアという会社は、どちらも鉄鋼会社で、差別化のむずかしい製品を製造している。どちらも安価な輸入品との競争にさらされている。このことをベスレヘムは運が悪いと考え、ニューコアは幸運だと考えたのだ。

 

以上が、運についてのお話です。要するに、同じ事が起こっても、ある会社は運が良いと考え、ある会社は運が悪いと考える。運が良いと考えた会社は成長し、運が悪いと考えた会社は成長しない。単純すぎる、簡単すぎると思われる方も多いでしょうが、ご容赦ください。単純なもの、簡単なものの方が、頭に残ります。また、真実は単純なものだともいいます。でも、まあ、もう少し考えてみます。運が良いと思った場合も、悪いと思った場合も、事態になんとか対処しないといけないわけですが、どちらが、元気よく対処できるでしょうか。元気の良い場合と悪い場合と、どちらがうまくいくでしょうか。

 現在のように、むちゃくちゃな景気の時に、いろんなことを「運が良い」と考えることはむつかしいかもしれません。でも、なにか、運が良いと考える理由を、無理やりにでも考えていきたいと思います。そのうち、きっと、本当に運が良いと思えるようになるでしょうから。

 

トップに戻る

bふりをする

お正月のある深夜、テレビのチャンネルをくるくる変えて見ていると、女優のインタビュー番組がありました。きれいな人だったので、続けてみていると、話していることが洗練されていて、おもしろく、これはきっととても有名な女優に違いない。名前を確かめるために最後まで見ることにしました。(私は、俳優の名前をあまり知りませんし、知っていても顔と名前が一致するのはとても少ないのです。)

インタビューが終わって、質問の時間に入ったのですが、女優志望の聴衆から、こんな質問が出ました。「自信をつけるにはどうすればいいのですか」答は「自信があるふりをすること」

 見ていて良かった。そうか、「ふり」をすればいいんだと納得してしまいました。

なぜ「自信を持ちたい」のかを考えた場合、つぎのふたつの理由があるように思えます。@何かをする場合自信があった方が楽だろうから。A自信があったほうが人から信頼されやすいから。あるいは人に安心してもらえるだろうから。自信には、@自分のための自信と、A他人向けの自信とがあるようです。

「あの人は自信たっぷりな話し方をする」というような場合、その人に自信が本当にあるのかどうかは、外からはわかりません。本人だけがわかっているのです。つまり「ふり」をしているだけでも、ほんとうに自信があっても外からはわからない。まあ、「ふり」が下手な場合はおいておきましょう。とすると、A他人向けの自信はこれでOKになります。つまり、自信をもちたいという希望の半分はたちまちこれで達成してしまったということにはならないでしょうか。

じゃあ、自分用の自信はどうするのか。これは、難しいですね。自分で成長するしかないのでしょうね。

「自信」をつけるにはどうするか、という話でしたが、「ふりをする」というのはいろいろ使えそうです。元気を出すためには元気のある「ふり」をする。会社を明るくするためには、まず社長が明るい「ふり」をする。会社の景気をよくするには、景気のいい「ふり」をする。

いろんな良いことの「ふり」を今年はしてみませんか。もちろん真実を「ふり」に近づけるために、真実を忘れてはいけませんが。

というわけで、私は、ジュリア・ロバーツのファンになりました。

 

トップに戻る

cことばとからだ-講演会

  竹内敏晴さんという方の講演会を聞きました。彼は、1925年生まれの演出家です。ことばとからだについての、レッスンをされている方ですが、とても不思議なレッスンをされます。この講演会で聞いたことで、大切だと思ったことがいくつかあります。

@講演会で話がうまくできるようになったのは、この2-3年のことだ:このことを聞いてほんとうにびっくりしました。彼のお話は、とてもうまくて、あたまにどんどん入ってくるし、おもしろいし。ずっと昔からこうなのかと思っていたら、ごく最近のことだというのです。1925年生まれですよ。76歳。じゃあ、うまく話せ出したのは、73歳くらいということになります。もう自分は年だから変われないと思っている方、おられませんか。私は、このお話を聞いて、変わるか変わらないかは、とりあえず、歳には関係ないんだと思いました。歳に関係なく、変わることができる、成長することができる。実際、私と同年代の司会者は、「それじゃあ、わたしの前途は洋洋ですね」ということを言われました。

Aおーい雲よ:参加者のうち5人が雲の役をします。会場をかたづけて、片方の端で、雲になってふらふら漂うのです。ひとりが、こどもの役をして、会場の反対側の端から、雲に「おーい雲よ」と呼びかけるのです。ただ呼びかけるのではなく、雲がこっちに来たくなるような呼びかけをするのです。これが、なかなかむつかしい。子供役の呼びかけが「用事があるから呼ぶ」「命令で呼ぶ」ような感じの声についなってしまって、呼ばれる雲としては、とても、行く気になれないのです。「雲に来てもらって一緒にあそぶような気持ち」で呼ばないと、雲は来る気になれない。そのためには、まず自分がうきうきしないといけないのです。

 これを、仕事に結び付けて考えますと、こうなります。社員、従業員にどんどん、生産性のある仕事をしてもらうためには、「こども役のいっしょに遊ぼうよ、なにかいいことしようよ」という気持ちで呼びかけるといいのではないか。もちろん、仕事ですから、雲とは違って、強制でも命令でも、社員は動きますが、結果としての仕事が違ってくるのではないかと思います。また、この困難な時代、会社の全員でがんばっていかないといけないと思うのですが、みんなの力をあわせるためにも、「いっしょになにかいいことしようよ」というつもりでの、「呼びかけ」がたいせつだと思ったのでした。

 トップに戻る

d米景気に明るさ

ちょっと明るい記事がありました。

共同通信経済ニュース速報

 クリアービュー社のケン・メイランド社長

 景況指数は9月11日のテロ事件で一時的に停滞したが、トレンドとしては2001年の非常に早い時期に底を打ち、その後は健全な水準に向けて戻りつつある。

三和銀行NYの鈴木敏之氏

 景況指数、価格指数がともに上ぶれた。12月の消費者信頼感指数も上向いており、家計部門、企業部門ともにマインドが改善しているとの評価ができる。しかし、一方的に早期回復をみるのはやや行き過ぎだろう。 2002-01-03

参考までに株価は、前年終値比

     ダウ  ナスダック

2000年 6.2%安 39.3%安

2001年 7.1%安 21.1%安

 トップに戻る