月刊サワネ 2001年12月号
a.2001年から2002年へ
b.本「ビジョナリーカンパニー」時代を超える生存の原則 著者 ジェームズ・C・コリンズ1942円+税 462頁
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2001年も、もうすぐ終わりです。社会的には、あまり良いことのない年でした。来年はどうかというと、残念ながら、やはり、社会的にとても良い事が起こるとか、景気が良くなるとかは期待できそうにありません。 そこで、私たちは、景気や、社会のふんいきとは関係なく、明るく働いていかなければならないと思うのです。むつかしいことではありますが、明るく働くか、暗く働くかは、自分で決めることができます。景気が悪いからといって、「景気」がひとりひとりに向かって、「暗い顔をして働け」と命令することはできません。明るいか、暗いかは個人の勝手です。 「笑う門には福来る」 2002年はこれで行きましょう。暗い話にはもちろんチェックをいれなければいけませんが、明るい話を積極的に探して、明るい材料を取り入れて行きましょう。 b.本「ビジョナリーカンパニー」時代を超える生存の原則*著者 ジェームズ・C・コリンズ*1942円+税 462頁****** すばらしい会社はなぜすばらしいのか、儲かっている会社は、なぜ儲かっているのかを、18社の特に優れた企業の特徴を調べて解き明かそうとした本です。儲かっている会社にはいろいろな神話があります。それらが、間違っていることを明らかにしていきます。 @ すばらしいアイディアが必要である。−すばらしいアイディアでスタートし、長期間にわたり大成功した会社はわずかしかない。会社のスタートにすばらしいアイディアは無い方が良い すばらしいアイディアを待つのは悪いこと A カリスマ指導者が必要であるー不要 B 綿密で複雑な戦略を立てて、最善の動きをとる。−「大量のものを試し、うまくいったものを残す」方針の結果成功した会社の方が多い などです。また、新興宗教のようなふんいきをもった会社が成功企業に多いことを指摘しています。ノードストロームという大手小売店の従業員は、店長になりたくて、いつも「店長になるんだ、店長になるんだ、店長になるんだ」とつぶやいているそうです。 そういえば、「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」というのがありましたね。すばらしいサービスを提供した従業員を表彰し、英雄としてたたえるとかもするそうです。 別に新興宗教を作らなくてもいいのですが、ちょっと良いことをした従業員を大騒ぎして、褒め称える、というのも、会社の気分を高める効果もあって、良いかもしれないとおもいます。そういうのを、システム化して、毎週あるいは毎月表彰、拍手、歓声でたたえる。いかがでしょうか。 c.実験→実験→実験 小さな実験で会社を救おう 3Mという会社は、「ビジョナリーカンパニー」にも出てくる超優良会社です。大型商品をたくさん成功させています。この会社の標語に次のものがあります。「少量生産し少量売る」「小さな一歩を大切にしよう」小さな一歩から大型商品が出てくることが多いのですが、大型商品にならないままのものもたくさんある。小さな一歩のうち、どれが大型商品になるかは、やってみなければわからない。だから、どんどん小さな実験をしてみよう、というのです。思いつきの実験をなるべくはやく、遊びの心でやるというのが会社の方針です。 3Mは巨大企業ですが、中小企業でも、社長一人だけの会社でさえ、ここから学ぶことができます。 会社の経営がおもわしくない。何か大きなことをやってみよう、と思っていても、「大きなこと」がいきなりやってくることはまずありません。すばらしいアイディアも、なかなか沸いてきません。待っている間に、会社の経営がよくなればいいのですが、自然によくなるなどということは、なかなか期待できません。待っていてはいけないのです。景気が良くなるのを待っていてもいけないし、大きなすばらしいアイディアが出てくるのを待ってもいけないし、大きな仕事がまいこんでくるのを待ってもいけないのです。 なんでもいいから、新しいことをやってみよう。今までと同じことをしていたら、今までと同じことだ。違うことをやってみたらうまくいくかもしれない。どんな、小さなことでも、新しいことをやってみよう。 ただ、新しいこと、やったことのないことをするときには、うまくいかなかった時にはどうなるのか、いくら損するのかを知っておかなければいけませんし、いつ見切りをつけるのかも決めておかなければなりません。そうしておいて初めて、新しいことをすればよいのです。 危険の大きさをを知っておいて、あるいは、避けておいて新しいことを始める。失敗したら、すばやくやめる。そうして、次の小さな実験を始める。これを繰り返す。 小さな実験が、小さな成功につながることが必ず出てきます。小さな実験に慣れていれば、大きな実験も無難にこなせるようになります。そして、大きな成功につながっていきます。小さな実験をたくさんする、2002年をそういう年にしませんか。 d.アイディア 会社をよくするアイディアはどこにあるでしょうか。 会社を良くするヒントは、どこにでも転がっているかもしれません。しかし、ヒントは、そのヒントだけでは、会社を良くすることができません。ヒントが転がっている事に気がつかないといけないし、そのヒントが会社を良くすることに結びつくのだということにも気がつかなければいけません。 ヒントを会社に結びつけるためには、会社のことを良く知っていた方が、いろいろな結びつけ方ができるので有利でしょう。ヒントに会社を結びつけて、会社を良くするアイディアになるのです。 会社のことを一番よく知っているのはだれでしょうか。会社のことを一番よく知っている人が、その目で、自分の周りを見回して、会社を良くするヒントを見つける。アイディアにする。アイディアは、小さいものでいいのです。 会社のことを一番知っているのは、社長です。それから、社員です。皆さんの頭を、今まで以上に働かせて、2002年を良い年にしましょう。 e.ワークシェアリング ワークシェアリングとは、「一人当たりの労働時間を減らして仕事を分かち合って雇用を増やす方法」「雇用を増やすために労働時間を制限する方法」です。要するに従業員をリストラしないで、ひとりひとりの労働時間と給料を下げてしのいでいこう、というものです。 愛知県経営者協会と連合愛知は、ワークシェアリングを導入することで合意に達しました。 人件費をどうしても下げないといけないというとき、リストラするか、賃下げかという選択をこれまでしてきたのですが、これからは、ワークシェアリングも考えていったほうがよいでしょう。労働時間を減らして給料も下げる。休日を増やして、給料は下げる。人の数は変わらないので、忙しくなれば、そのままの人数で、労働時間を増やすだけでよいのです。 賃下げが本格化していく様相です。 f.インターネット・ウイルス ウイルス対策をされてない方は、今日にでもワクチンソフトをインストールしましょう。 最近、ウイルスがはびこっています。インターネットを通じて入ってきたウイルスはいろいろな悪さをします。中でも害の少ないように思えるのは、あちこちに電子メールを飛ばすウイルスです。ただそれだけですが、送られてきた方は結構迷惑です。また、悪質なウイルスは、パソコン内のデータを破壊してしまいます。 ウイルスを防ぐためには、ウイルスバスターなどの対策ソフトを導入する必要があります。しかも、常にバージョンアップしていかなければいけません。ウイルスは、新種がどんどん出ているからです。また、対策ソフトを導入していなければ、他人に迷惑メールを送っていることにさえ気がつくことができません。 自分の知らない間に、顧客に迷惑を掛けているかもしれないのです。 対策ソフトがまだ入ってないようでしたら、すぐ導入しましょう。 |
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