月刊サワネ 2001年9月号
a.「だめだこりゃ」 著者いかりや長介 1400円+税 220頁
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a.本−「だめだこりゃ」 著者いかりや長介 1400円+税 220頁 何にもとりえの無い、小さな小さな零細企業が業界のトップに立った。ドリフターズのいかりや長介の話です。 昭和39年、当時6人いたドリフターズから4人が抜けました。残ったのはいかりや長介と加藤茶だけです。許された15日間であわただしく集めたのが、私達が良く知っているメンバーでした。 「うちの連中ときたら、楽器の演奏は下手、一人ではコント、漫談もできない。ピアニストとして入った荒井注はピアノが弾けなかった。というかロカビリーしか弾けなかった。『猫踏んじゃった』も弾けないんだから。」 こんなメンバーでテレビに出始めるのですが、競争相手は夜の世界で鍛えていたすごい芸人ばかりでした。そんなドリフターズがなぜ、大成功したのか。その謎を書き出して見ます。 1.新ネタ:当時は、「テレビにおける笑いの芸」についてまだ誰も気づいてなかったというのです。寄席や、夜の芸は何度やっても受けて、何度もやることでますます受けたりするのですが、テレビはそうはいかない。すぐ、飽きられます。それならば、新ネタを武器にしようと決めたのです。 2.キャラクター設定:コントにおける個人の役割を決めました。いかりや長介という権力者、反抗的な荒井、いかりやに怒られまいとする加藤、ぼーっとしている高木、何を考えてるんだかわからない仲本という位置関係です。位置関係を決めることでネタ作りが楽になったのです。 3.稽古:ネタを稽古でつくりあげて、タイミングよく放つのです。 4.チャンスをのがさない:分不相応にも思われた、毎週公開録画の「8時だよ!全員集合」の誘いを、思い切って受けた。 以上、成功の要因と思えることを書き並べましたが、もう一度まとめてみます。テレビの普及という流れにうまくのり、売り物を新ネタと決め、新ネタをどんどん作り、それを練習で磨き上げた。そして、その前に長い下積みの期間があった。 地道にコツコツやっててもだめなんだ、ということを最近ときどき聞くようになりましたが、コツコツはやはり必要でしょう。コツコツにプラスアルファ、たとえば売り物をはっきり決めて、力を集中させるとかの工夫で生き残りましょう。 b.SMART 目標をたてるとき、大切なポイントを抑えなければいけません。それがSMARTです。 S: specific 具体的である M: Measurable 測定できる A: Ambitious 挑戦的である R: Realistic 実現可能である T: Time bound 期限がある 例えば、「がんばって作れ」というのではなく、 S:製品A型を M:不良率1%以内で1000個 T:今月末までに完成させろ この場合、1000個という数は、がんばらなければできない(A)が、がんばったらできる(R)という数でなければいけません。 また、営業の場合は「がんばって売れ」というのではなく S:A町何丁目のお客様のお宅に M:100軒以上訪問する T:1ヶ月以内にする 製造の場合と同じように、がんばらなければできない(A)が、がんばったらできる(R)という数でなければいけません。 具体的に、ということで感心したのが、爆破された貿易センタービルのニュースでした。現場から退避しようとしている人々に対する警官の指図です。「後ろを見ないで下さい。」「爆弾です。」どちらも、退避していた人が後ろを振り返ることで、避難の流れが滞っていたことに対する指示です。「立ち止まらないでください」、とか、「早く歩いてください」よりずっと効果があると思います。 SMARTは目標を立てるためにも重要ですが、社員に作業を命ずる時に大切なことだと思います。 SMARTだと、英語だから、やっぱりちょっと覚えにくい。なんとか日本語にと思っているのですが、なかなか難しいです。 具体的に 計測できる 挑戦的 実現できる 期限がある これをならべると「ぐけちじき」意味になりません。ぜんぜんだめですね。みなさん、何か考えてください。そうするときっと、しっかり身につきます。 c.ひらめきも努力から ニュートンが、万有引力の法則を発見したのは、ただ、単にリンゴが落ちるのをたまたま見たからではない。それは、いつも、その法則の発見のもとになることを考え続けていたからだ。ということを聞いたことがあります。認知心理学という学問では、「人間の頭の中では、たくさんのアイディアが、互いに無関連なまま存在している」と考えているのだそうです。だから、たとえば、いつもお金をもうけることだけを考え続けると、はじめは無関連であったいくつかのアイディアが、むすびついて、次第にネットワーク化されてくるのです。いつも仕事のことを考える。いつも、xxのことを考える。不況を乗り切るために重要なことだと思います。 d.インターネット登記情報提供サービス 不動産登記情報(全部事項又は所有者事項)、商業・法人登記情報(全部事項)の内容をインターネットに接続されたパソコン等の画面上で確認することができます。表示される情報は、コンピュータ化されている登記所で交付される全部事項証明書と同様の内容となっています(認証文はありません。)。 このサービスを利用することにより、簡単な信用調査をすることができます。取引先の会社の本店所在地は誰が持っているのか、担保にはいっているのか。社長の居宅の土地建物についてはどうか、などです。 まず、もらった名刺に書いてある会社が本当にあるのかどうかもわかります。なにしろ、「会社」と名刺に書いてあっても、それだけで信用するわけにはいきませんからね。 ホームページは下記のとおりです。 http://www1.touki.or.jp/gateway.html e.「倒産確率予測値」 株式会社帝国データバンクは、同社が保有する企業データを用いて、1年以内に企業が倒産する確率の予測値を算出する統計モデルを構築しました。決算書などの財務データがなくても、同社のデータベースに収録されている企業であれば予測値を算出できます。 従来の「評点」(100点満点)を構成する要素に加え、評点には反映されていない要素や、同社の情報収集網で取り込まれた信用に関する情報もモデルに取り入れています。このため、評点の同じ企業であっても倒産予測値は異なります。1年以内に企業が倒産する確率の予測値を0〜100%の範囲で1社ごとに算出できます。当面は試験的に、東京の大手企業に提供していきます。1年間の提供価格は、標準タイプで2,000万円〜3,000万円となる見込みです。提供形態は、約50万件の一括提供のみです。予測値は毎月更新されます。 金額的に、とても私達の利用できるサービスではありませんが、なんとも恐ろしい世の中になったものです。 |
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