月刊サワネ 2000年1月号
a.「私はこうして倒産寸前のオンボロ会社を資金繰り無縁の完全無借金会社に育て上げた」著者 市川善彦 1500円+税 b.!2000年! ?ビスケット? c.景気 d.一物一価×一物多価*澤根哲郎税理士事務所のホームページに戻ります
「私はこうして倒産寸前のオンボロ会社を資金繰り無縁の完全無借金会社に育て上げた」
著者 市川善彦
1500円+税「中小企業はまず『絶対に潰れない経営』を目指すべきなのだ。そうすれば必ず『儲かる体質』が後からついてくる」と著者は「まえがき」で語ります。内容はともかく質素倹約です。今の時代にあっているのかもしれません。いくらか抜書きしますが、見習うべき所も多いと思います。
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5日のテレビで社宅や保養所廃止の動きが強まっているという番組がありました。6日の朝日新聞ニュース速報では、大手ゼネコンの大成建設は全国計6カ所の保養所を今春をめどに全廃、社宅も原則廃止の方向、さらに本社が入居する東京・新宿の高層ビルの持ち分も近く証券化して、資金をねん出する方向だといっています。まさに、「金のないときには金のないように」です。
笑えとにかく笑えというのも、なかなか良いと思うのですがいかがでしょうか?
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心配されていたY2K問題もほとんど無く、2000年の幕が開けました。何が起こるかわからない(何も起こらないかもしれない)と言われていたY2Kですが、まさにほとんど何も起こらないという思いがけない結果に終わりました。とはいうものの、いろいろ問題は発生しました。Y2K対策に36億ドル(約3600億円)を費やしたという米国防総省関連では、軍事偵察衛星システムの地上基地の受信機能が31日に作動しなくなり、衛星網から送られてきた写真情報の一部を2−3時間にわたり受信できなかったり、韓国の大型高層団地の902世帯への温水供給がコンピューターの誤作動によるとみられる集中給湯装置の故障により中断したりとさまざまです。
Y2Kのおかげで経済もいくらか動いたことでしょう。とりあえず、めでたく2000年となったわけです。
コンピューターが普及して以来最大の危機を乗り越え、これからますます、コンピューター、インターネット、電子商取引の動きが加速されていくのではないでしょうか?
3日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、2000年問題が大きな支障なく終わったことから、世界で年間売上高2兆ドル(約203兆円)とされるコンピューター業界は、過去数年間2000年問題を理由に後回しにされてきた顧客企業や政府機関などの新規事業やプロジェクトに注目し始めている。同問題に経費を投入する必要がなくなって多くの企業が真っ先に考えているのは、インターネット関連や電子商取引事業の推進であると報じました。
日経ベンチャー1月号の表紙には「今年こそ社長もインタ
-ネット」と書いてあります。記事の冒頭には80歳の社長が自分でホ−ムペ−ジを作った話を載せています。パソコン教室でも最近経営者の受講が増えて来ているといいます。いずれにしても、パソコン、インタ−ネットの普及が速度を増し、社会経済に与える影響もますます大きくなると思います。公認会計士の天野隆という人は、電子商取引(business on internet)、スピード経営、ナレッジマネジメント(knowledge知識)、個人の能力向上(education)、技術力アップ(technology)の5つBISKETが重要だと言っています。トップに戻る 景気
米大手証券の著名エコノミストが三日、相次いで年頭の景気見通しを発表しました。
*「リストラが逆効果となり、高失業率、消費低迷、投資の弱さなどから景気後退に逆戻りする。外国人投資家は日本株を売り、平均株価は15000円以下に下落。パニックに陥った日本人は海外投資資金を引き揚げ、円相場は日本の巨額の貿易黒字もあって1ドル=80円にまで上昇する」米モルガン・スタンレー・ディーン・ウィッターの株式ストラテジスト、バイロン・ウィーン氏
*「1999年7―9月期の日本経済のマイナス成長にもかかわらず、リストラ効果により景気回復は続き、2000年の日本の国内総生産(GDP)成長率は1.8%を予測する。これは、一般予想の三倍の数値だ」米証券大手メリルリンチのブルース・スタインバーグ主任エコノミスト。
景気が良くなるにしても悪くなるにしても、さまざまな問題が起こってくることは間違いないでしょう。日経ベンチャー1月号の記事「2000年生き残れる会社」では、中小企業の環境はきびしく、これまで以上に勝ち負けがはっきりしてくるだろうとしています。中小企業を襲う問題として、以下の5つをあげています。会計ビッグバン、人件費負担の増大、消費行動の変化、危ない取引の巧妙化、環境問題をあげています。
人件費の記事では「賃下げするなら『社員に頭を下げる』」というコラムがあって、ここでは、賃下げを社員に受け入れてもらうためには、第一に経営者自身の姿勢を見直すことだと言っています。給料は生活がなんとか維持できるギリギリまで引き下げる。会社に一番早く出勤するなど、やるべきことはいくらでもあると書いてあります。この記事を読むとやはり中小企業の経営環境は一般的にかなりひどくなっているんだなと実感します。
景気の良い業種はとよく聞かれますが、景気が良い悪いは業種で決まるのではなくて、個々の会社で決まるように思えてきます。日経ベンチャー1月号で2000年株式公開予定企業の一覧が載っているのですが、この業種はまさに千差万別です。ガソリンスタンド、建設機械製造、靴卸、靴小売り、建築工事、金型製造などもあります。
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サッポロブロイという発泡酒があります。ときどき、近所の自動販売機で買います。うかつなことに、最近気がついたのですが、近所にある3つの店で値段が全部違う。一番安い店で140円、高い店で170円。ブロイというのはどこで買っても同じブロイです。おまけに自動販売機で買うわけですから、サービスによる差があるわけでもありません。そのブロイで、こんなに狭い地域(歩いて買いに行きます)で、3つも値段があるのです。ちなみにエビスビールも値段が違います。3つの店の違いは、場所が違うということだけです。どれくらい売れているのかは、分りませんが、それぞれの店がやっていっているわけです。頭だけで考えると、高い店で買う人がいるとは思えないのですが、どうも、価格だけで決まるわけでもなさそうです。買う人が値段を考えないで買うこともあるだろうし、遠くに行くのがめんどうだから高くても近くで買うということもあるでしょう。
自動販売機でさえ、高くても売れるのですから、人手を通して売るものであれば、売れるか売れないかを決める値段の役割はもっと低いものになるのではないでしょうか?
サービスなり、店の雰囲気なり、挨拶なり、説明の仕方などの役割が多くなるはずです。言ってみれば、これらのことは当たり前のことですが、サッポロブロイを通してあらためて考え直しました。
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