月刊サワネ 1999年7月号
a.本−「人はなぜ、足を引っ張り合うのか」 b.女子高生依存ビジネスの誤算 c時間を生み出す8つのポイント d.2000年問題大丈夫ですか? e.経営ヒント f景気澤根哲郎税理士事務所のホームページに戻ります
本−「人はなぜ、足を引っ張り合うのか」
著者 斎藤勇1600円+税 253p
月刊プレジデントに連載されたものを基にした本で、ああ、なるほど、経営者向きだなと思いました。実にさまざまな心理実験を紹介しつつ、人間はこういう場合にはこういう具合に動きやすいものだということを説明してくれます。とても興味深い内容で、今2回目を読んでいる途中です。お勧めの一冊です。1項目だけ内容を紹介します。
――応用編 人事考課はなぜ「先入観」に左右されるのか、から
二つの集団にある人の性格として次のことばを聞かせます。
『知的な、勤勉な、衝動的な、批判的な、頑固な、嫉妬深い』A集団にはこの順番で聞かせ、B集団には『嫉妬深い、頑固な、批判的な、衝動的な、勤勉な、知的な』の順番で聞かせます。つまり、A、B二つの集団にある人の性格(まったく同じ)を順番だけを変えて聞かせるのです。その結果、A集団の人はこの人を『良い人』と判断し、B集団の人を『悪い人』だと判断したのです。―――
おもしろいでしょう。こういった話がたくさん載ってます。仕事に直結させることができるように思うのですが、いかがでしょうか?
トップに戻る 女子高生依存ビジネスの誤算
日経ビジネス7月号から
いったいなんの記事でしょう。プリクラ販売会社とポケベル会社2社の倒産の記事でした。
女子高生といっても、女子高生である期間は、ブームが始まってから最長3年、しかも新しい流行がはじまればあっさり乗り換える。その流行の期間を読み間違えたゆえの破綻でした。
教訓の大きい記事です。ひとつは、スピードが大切だ。時の流れに敏感でなければいけない。その敏感である感覚に従って判断しなければいけない。また、顧客の内容性質をよく知っていなければならない。そういったことを考えたのでした。
トップに戻る 時間を生み出す8つのポイント
日経ビジネス7月5日 安田賀計
以上が著者の8つのポイントですがGについてはさらにこう書いています。
「日本の経済力の低下は、本能の時間を日本人が優先しているためだと私は考えている。『不倫は文化』『浮気は活力』と立派な大人がくだらないことを言っていては経済の活力もなくなる。読み書きやパソコンに時間をさき、『知的タイム』でがんばるのがビジネスマンではないだろうか。」
うん、そうだ、がんばろう、と思います。8つのポイント、簡単ですが、役に立ちそうです。もともとの記事はもう少し、詳しいです。ご希望の方には記事をファックスします。連絡ください。
トップに戻る 2000年問題大丈夫ですか?
コンピューターが西暦を読み間違えることから起こる「2000年問題」は、タイムリミットまで半年を切りました。
米国での様子を2件紹介します。
@ニューヨーク州交通局は、2000年になる瞬間を避けるため、「12月31日深夜にすべての電車を止め、1月1日午前零時1分から動かす」ことを検討しています。
A心配の種はパニック。市民の買いだめで必要物資が調達できなくなったり、交通や通信手段のマヒで人と物の移動がストップしたりする可能性がある。
なかなか、大変な事態を想定しているようですが、身の回りでは、あまり大変だという雰囲気を感じません。先月に引き続き、相談窓口をご紹介いたします。
コンピュータ西暦2000年問題相談窓口
OPTIC(岡山県中小企業研修情報センター)では相談に対応し、公的立場でのアドバイスや各種の情報提供などを実施してもらえます。無料です。
電話 0120−200−451
086−292−3040
取組方法などについて個別のアドバイスを得たいときはアドバイザーの派遣をしてくれます。
トップに戻る 経営ヒント
向島の料亭
東京・向島の料亭といえば、普通の人は行かない所だな、よくは知らないけど、きっと政治家とか大企業の接待の専門家とか、官僚とかが行く所だろう。とにかく自分のサイフで行くところではないと思っていました。ところが、最近は流れが変わっているらしい。
向島では、夜の接待はバブル期の32分の1、当時30軒以上あった料亭のうち、現在稼働しているのは約20軒だそうです。お昼の会席膳ということで,5000円から1万円くらいまでのコースを作っている所がいくつかできてきました。お客様は50代の女性が多いらしい。夜で7000円から1万5千円のコースを設けているところもあります。1万8千円で芸者付き、飲み放題などというのもあって驚かされます。もちろん「なじみのお客様に失礼だ」ということで、こうしたサービスを試みない料亭もあります。
料亭がこういった努力をしているのを知ってびっくりします。これで利益がどのくらいでるのか、どうかは別にして、変わろうとしている、努力しているのはよく理解できます。
すっかり減ってしまった古い顧客があまり来ない昼の時間だけのサービスに限定する料亭、どうせ、古い顧客はあまり来ないのだからと夜にもそのサービスを広げる料亭、2種類あるようです。どちらを選択するにしても、なかなか厳しい選択だったと思います。ひとつひとつ厳しい選択を、私たちもしていかなければならない。そういう厳しい時代を迎えています。
その他
海外旅行の時に使う小切手、トラベラーズチェックの宅配が始まったそうです。以前は外為銀行で買っていたのが宅配で手に入るようになったそうです。いったい何が始まるのか、よくわかりません。そういえば、先日パソコンソフトの注文をしました。郵便局の振込だと思って出かけましたが、歩きながら振り込み用紙を見てみると、なんと、「郵便局では使えません」と書いてあります。コンビニで振り込むのです。コンビニでの料金振込サービスがあるとは聞いていましたが、びっくりしました。
それにしても、コンビニが郵便局の競争相手になる時代なんですね。コンビニは、弁当屋のライバル、外食産業のライバル、本屋のライバル、うーん、雑貨屋なんだから当たり前か?
トップに戻るf.景気
速水優日銀総裁は三十日の衆院大蔵委員会で景気ははっきり下げ止まったが、良くはならないだろうと言いました。その理由として、今後企業のリストラが本格化するほか、設備投資の減少や雇用・所得環境の悪化を指摘。さらに、物価の潜在的低下圧力があることを挙げた。
ということですが、「下げ止まった」ということを除いてはこのとおりだと思います。
厳しい時には、基本に戻りましょう。何が基本なのか、自分の会社は何をするのか、何をすれば利益が伸びるのか。結論は急がずに、考えることがまず大切だと思います。
トップに戻る